全国のドクター9,190人の想いを取材
クリニック・病院 158,623件の情報を掲載(2024年5月01日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 蓮田市
  4. 蓮田駅
  5. 内村歯科医院
  6. 赤ちゃんからスタートする予防歯科口の中から全身の健康づくり

赤ちゃんからスタートする予防歯科
口の中から全身の健康づくり

内村歯科医院

(蓮田市/蓮田駅)

最終更新日:2021/10/12

内村歯科医院 赤ちゃんからスタートする予防歯科 口の中から全身の健康づくり 内村歯科医院 赤ちゃんからスタートする予防歯科 口の中から全身の健康づくり
  • 保険診療
  • 自由診療

子どもの口腔機能の発育は、成長後の全身の健康だけでなく、その先の健康寿命の延伸にもつながっていくと語る「内村歯科医院」の内村裕香院長。蓮田市や自院が開催するセミナーのほか、保育園・幼稚園・小学校などでも園医や講師を務め、「まずはお口の中からの健康づくりを」と熱心に啓発活動を行っている。同時に院内では、患者一人ひとりに継続しやすい予防の仕方と定期的なメンテナンスの重要性を伝えている。「楽しくなければやろうとしない」との考えから、“なりきり歯医者さん”など、子どもが歯科医療に親しむためのイベント開催にも尽力。楽しくて実践しやすい予防の仕方を地域に広めている内村院長に、同院の予防歯科に対する姿勢やその取り組みを聞いた。

(取材日2020年4月1日)

高齢になっても自分の歯で食事ができる「長寿健康ライフ」の原点は小児歯科にあり

Qそもそも予防歯科に取り組むメリットとは何でしょうか?
A
内村歯科医院 研修会を開き、スタッフのレベルアップも図っている

▲研修会を開き、スタッフのレベルアップも図っている

口腔内の健康が全身にも影響するというのが現在の歯科医学の考え方で、それを踏まえてお口の中からの健康づくりをしようというのが予防歯科の考え方です。例えば歯の疾患予防というと、皆さんは虫歯予防がまず頭に浮かぶかと思いますが、実は生まれる前からお母さんが赤ちゃんの発育・発達のためにできることはいくつもあるのです。また出産後も顎の骨などの発達具合を適切に管理していくことで、噛み合わせがずれないようにしていき、それが全身の健康にも大きく関わっていきます。まずはお母さんに“マイナス1歳”の、おなかの中にお子さんがいるうちから予防の意識を持ってもらえればと考えています。

Q乳幼児期には、どんなことを注意すればいいのでしょうか?
A
内村歯科医院 納得する治療や予防計画を立てて進んでいく

▲納得する治療や予防計画を立てて進んでいく

全身の健全な発達が正しい咬合や歯列にも関係してきますし、その逆もしかり。そのため乳幼児期ですと発達のために食習慣だけでなく、手足をうまく使って寝返りが打てる、転んで乳歯が折れないように足腰を育てる、そんなことも大切なんですよ。そうした発育トレーニングを行うことで、成長とともに顎や咬合も整えていくことも期待できます。そして乳歯が生えれば歯磨きも大切ですが、お菓子など甘いものを極力摂取しないことがもっと大切。自宅に甘いものがなければ食べない習慣が身につくと思うんです。だから「お菓子があげられなくて、かわいそう」ではなく「わが子の将来のため」と考えていただければいいですね。

Q発育・発達にもさまざまなサポートをされているのですね。
A
内村歯科医院 治療や予防だけでなく、待合にも通いやすい工夫を行っている

▲治療や予防だけでなく、待合にも通いやすい工夫を行っている

1~12歳までのお子さんが楽しみながら口腔ケアに取り組む会員制クラブ「歯っぴーくらぶ」を設け、年に4回、食育指導や「あいうべ体操」、栄養の話など年齢に合った内容を学んでもらっています。3日分の食事内容を書いてもらって「ここの栄養が足りないね」など小さな時から知っておいてほしいことも教えています。また頬づえなどの癖については自宅で写真を撮ってきてもらって、MFTという口腔筋機能療法も用いながら、どうやって改善していくかをお伝えしています。当院での取り組みだけでなく、ご自宅でもしっかり取り組んでいただき、習慣を変えていかなければ継続も難しくなると思いますので、ご両親の協力が大切になります。

Q治療の際には、予防を考えた診療計画を立てられているとか。
A
内村歯科医院 チェアでも一人ひとりに合った指導方法を行い、改善に取り組む

▲チェアでも一人ひとりに合った指導方法を行い、改善に取り組む

初診にカウンセリングし、検査後、診療計画を立て治療に入ります。その際、診療内容が予防に紐づくようにと考えて臨んでいます。初診では食習慣やこれまで受けた治療で嫌だったこと、何を重要視しているのかなど、細かくヒアリングします。その後にレントゲンなどの検査データと合わせて分析し、歯科衛生士とも相談して計画を立てていきます。その際には、複数の選択肢を考えています。それを次の来院の際に提案し、相談した結果、診療内容に納得できたら治療を始めます。治療後にも定期的にメンテナンスに通ってもらい、自宅でのケアもしっかりと行ってもらうことが再発も含めた予防になります。

Q大人の診療の際にも予防は考えているそうですね。
A
内村歯科医院 予防の本当の大切さに気づいてほしいと熱く語る内村院長

▲予防の本当の大切さに気づいてほしいと熱く語る内村院長

私は大学病院の口腔外科で専門性の高い治療を担当してきましたので、当院でインプラント手術も行っていますし、親知らずを使った保険適用の移植治療も行っています。また、矯正専門の歯科医師による小児と大人の歯列矯正も行っていますし、お口周りのエイジングを考えたケアなど、地域に根差した歯科医院としてさまざまなニーズにお応えしています。それらの診療を受けたことを良いきっかけにして、「きれいな状態を長く保っていきたい」との意識を持ってもらい、口腔内に意識を向けていただくようになることが、予防にもつながっていくのではないでしょうか。

ドクターからのメッセージ

内村 裕香院長

当院では小さな頃からの口腔ケアに力を入れています。私は地元の保育園の園医ですし、お母さんの治療中は保育士資格を持つスタッフがお子さんをお預かりすることも可能です。お子さん向けの、歯科に親しんでもらえるような体験イベント「なりきり歯医者さん」がとても人気です(笑)。また当院のコンセプトは「心も体も元気になる医院」ですので、診療とは別に地元のマラソン大会に患者さんと一緒に参加し、ご依頼があればご希望の場所でセミナーもお受けしています。楽しみながら健やかに疾患を予防しつつ地域の皆さんに笑顔で過ごしてほしい。そんな思いで日々診療をしていますので、気になることがあれば何でもご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/30万円~、インプラント治療/1本35万円~

Access