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田中 譲治 院長の独自取材記事

田中歯科医院

(柏市/柏駅)

最終更新日:2023/06/19

田中譲治院長 田中歯科医院 main

柏駅から徒歩15分の場所にある「田中歯科医院」は、インプラント治療に強みを持つクリニックだ。田中譲治院長は、インプラント治療において豊富な知識と経験を持つ歯科医師。骨の量が足りない場合の骨造成や、インプラントを利用して入れ歯を装着するインプラントオーバーデンチャーにも対応している。これらの治療を可能にしているのは、院長の技術力はもちろん、歯科用CTや口腔内スキャナーなど先進の医療機器が重要な役割を果たしている。矯正では舌側矯正とマウスピース型装置を用いた矯正に対応しているが、近年では特にマウスピース型装置を用いた矯正のニーズが増えているという。「インプラント治療や矯正を、もっと身近に感じてほしい」と話す田中院長に話を聞いた。

(取材日2023年6月9日)

「健康長寿」をめざし高度なインプラント治療を追究

こちらはインプラント治療を得意とするクリニックだと伺いました。

田中譲治院長 田中歯科医院1

私がインプラント治療に興味を持ったのは、学生だった頃、アメリカの歯科医療について書かれた本を読んだのがきっかけです。今から40年ほど前のことですが、すでにアメリカではインプラント治療や矯正が当たり前のように行われていたのです。これまでにない方法で失った歯を補うことをめざすインプラント治療の素晴らしさにのめり込み、インプラント治療の専門性を高めてきました。当院では、骨の量が足りない場合の骨造成や、インプラントを利用して入れ歯を装着するインプラントオーバーデンチャーにも対応しています。他院で断られてしまった方や、「自分も受けられるだろうか」とお悩みの方にも、お気軽にご相談いただきたいですね。糖尿病や高血圧などの持病のある方でも、安全性に留意して進めますので、服用中の薬があればお持ちください。

先生はなぜインプラント治療に力を入れているのでしょうか?

元気で充実した生活をするためには、「よく噛む」ということがとても重要だからです。全身の健康は口から始まります。食べ物をよく噛むことで栄養素を効率良く吸収し、噛むことで脳が刺激され、認知症や脳血管障害の予防にもつながります。さらに、脳が生き生きするとメンタルにもきっと良い影響を与えるでしょう。インプラント治療と入れ歯・ブリッジの大きな違いは、ほかの歯に負担をかけにくいということと、歯根まで再現することが望めるということです。顎の骨と結合している人工歯根が支えとなり、歯にかかる力を吸収するので、天然歯のような噛み心地が期待できるのです。日本は超高齢社会に突入し、高齢により歯を失う方も増えていますから、インプラント治療で患者さんの「健康長寿」をサポートしていきたいと思います。

より良い人生を送るために「歯」の健康は欠かせないものなのですね。

田中譲治院長 田中歯科医院2

そのとおりです。インプラント治療は体の健康だけでなく、審美面でも効果が期待できるんですよ。インプラント治療は骨に植える治療法ですから、噛む時の刺激が顎の骨だけでなく、お口周りの表情筋にも伝わります。表情筋が常に刺激を受けている状態は、若々しい表情の維持にもつながると思います。インプラント治療は自然な見た目で、入れ歯のように外れたりする心配もありません。笑顔に自信を持つことができれば、人生がより楽しくなるでしょう。

設備を整備し、矯正のニーズにも幅広く応える

設備についてお聞きします。

田中譲治院長 田中歯科医院3

歯科用CTや口腔内スキャナーなど、先進の機器を導入しています。通常のエックス線検査から得られる情報が平面なのに対し、歯科用CTで撮った画像は立体的で、目的の部位を水平・垂直・斜めと3次元で見られるのが特徴です。骨の状態や詳細な神経の位置まで確認でき、精度や安全性を重視したインプラント治療を行う上でも非常に大きな役目を果たします。口腔内の型採りの際は口腔内スキャナーが役立ちます。例えば歯がぐらぐらして印象材を使った型採りが難しいケースでも、口腔内スキャナーならば歯に触れることなく撮影することができます。この技術はインプラント治療以外の治療でも使われ、特にマウスピース型装置を用いた矯正では、口腔内スキャナーでの撮影結果をもとに、めざす歯並びの経過をシミュレーションします。

マウスピース型装置を用いた矯正についても教えてください。

数十枚の透明なマウスピース型装置を用いながら、歯並びを整えていくことを図る矯正法です。当院では「舌側矯正」と「マウスピース型装置を用いた矯正」に対応しています。どちらも装置が目立ちにくいという強みがありますが、ここ最近は軽度な歯列不正に適しているマウスピース型装置を用いた矯正を選ぶ患者さんがとても多いです。矯正は自費診療になりますが、舌側矯正の費用より負担少なく行える点もマウスピース型装置を用いた矯正が選ばれている理由の一つでしょう。費用面以外にも、装置を自在に取り外せる点がワイヤー矯正との大きな違いです。必要な際は外せますし、歯磨きも普段どおりに行えますので、清掃がしやすいです。事前のシミュレーションで矯正中の動きがイメージしやすいのも特徴です。

診療時に心がけていることをお聞かせください。

田中譲治院長 田中歯科医院4

自分が患者さんだったらどのような治療を受けたいか、常に考えながら診療を行っています。当院には歯科医師やスタッフの心がけを「クリニックの方針5ヵ条」としてまとめているのですが、その1つ目に挙げているのが「自分が患者さんだったらを常に考える」です。これは治療内容のレベルだけの話ではなく、言葉遣いや接遇、行動、清掃などの環境づくりにまで至ります。「ここに来て良かった」と気持ち良くお帰りいただけるよう、安全性に細心の注意を払いながら、隅々にまで気を配っています。もちろん、当院を選んでくださった患者さんの歯の健康を守るため、治療技術の向上にも常に努めています。

歯科医療全般に貢献できるような活動をしていきたい

スタッフの皆さんの明るく丁寧な対応も印象的です。

田中譲治院長 田中歯科医院5

スタッフも皆、私と同じ気持ちで「医療は最も高度なサービス業でもある」と考えながら日々業務に取り組んでいます。その思いが対応に表れているのかもしれませんね。当院には長く勤めているスタッフが多く、30年以上活躍してくれているベテランスタッフもいます。歯科衛生士として親子そろって当院で勤務していたスタッフもいます。いつも変わらぬ笑顔での対応が患者さんにとっての安心感にもつながり、院内はアットホームな雰囲気です。一流の接遇を学ぶために、テーマパークなどにみんなで行くこともありますね。「お客さま」として一流のおもてなしを体験し、そこでの経験を当院での接遇に生かしています。

今後、力を入れていきたい分野はありますか?

私自身や当院のレベル向上だけではなく、歯科医療全般に貢献できるような活動をしていきたいと考えています。開業して約35年がたち、後進の育成をする立場となりました。これまで培ってきた知識と経験を若い歯科医師たちに惜しみなく伝え、「歯科医師」という職業をさらに魅力あるものにしていきたいですね。日本中の歯科医師のレベルが上がり、皆さんの歯科への意識が高まれば、世界的にも類を見ない超高齢社会で重要となる「健康長寿」にも寄与できるのでは、と思っております。皆さんにもっと歯科を身近に感じてもらうために、ラジオ出演や解説動画の公開など情報発信も行っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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1989年の開業以来、当院ではインプラント治療を中心に治療を行ってきました。数々の難症例にも向き合い、さまざまな事例に対応できるだけの技術と設備を整えていると自負しています。また、コンピューターを使った歯科治療である「デジタルデンティストリー」の考えにも早くから着目し、先進の機器を積極的に導入しております。マウスピース型装置を用いた矯正もその一つです。機能や審美を追求し、これからも患者さんや時代のニーズに合わせ、より良い歯科治療を提供していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、骨造成/3万円~、インプラントオーバーデンチャー/60万円~、舌側矯正/110万円、マウスピース型装置を用いた矯正/38万円~60万円

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