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青柳 潔 院長、青柳 陽子 副院長の独自取材記事

登戸こども&おとな歯科

(川崎市多摩区/登戸駅)

最終更新日:2021/10/12

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科 main

JR南武線と小田急線が乗り入れる登戸駅から徒歩1分。小田急線路沿いのビル2階にある「登戸こども&おとな歯科」は、名前のとおり、大人と子どもの歯科診療を行うクリニックだ。青柳潔院長がインプラント治療や審美歯科などを含む大人の診療を担当、小児専用のユニットでは日本小児歯科学会小児歯科専門医の青柳陽子副院長が、乳歯の生え始めた小さな子どもから永久歯に生え変わるまでの子どもの診療を行っている。「子どもと大人の両方に通い続けてもらえるクリニックをめざして、ファミリー層の多いこのエリアでの開業を決めました」と語る2人は、公私ともにパートナー。二人三脚での診療にかける思いや今後の展望について、話を聞いた。

(取材日2019年11月8日)

家族みんなで通える歯科医院をめざして

15年にわたりこの場所で診療を続けていらっしゃいますね。

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科1

【潔院長】歯学部に学んでいた当時からいずれは開業をと考えていました。大学病院の小児歯科で現在の妻である陽子副院長と出会ったことで、子どもと大人の診療を一つのクリニックで並行して行う現在のスタイルを考えるようになりました。
【陽子副院長】夫の潔院長が大人の患者さんを担当し、小児歯科を専門にしている私が子どもの患者さんを担当するスタイルの診療をめざし、ファミリー層が多い場所での開業を考えていたところ、この場所に巡り合いました。

どのような患者さんが多いですか?

【陽子副院長】ご近所の方が多く、大人と子どもの数はほぼ半々。当初の狙いどおり、ご家族で通ってくださる方も多くいらっしゃいます。子どもの虫歯が少なくなっているといわれていますが、当院では虫歯治療のために来る子が多く、中には、ほかの歯科医院では治療ができなかった子や、ひどい虫歯の子も。その反面、お子さんのお口の中に対して熱心なお母さんも多く、お子さんが小さい頃からフッ素塗布や定期検診のために通ってくださる方もいます。
【潔院長】成人診療でもやはり虫歯の治療が主体となっています。しかし、専門性の高い先端治療や予防・メンテナンスを求めていらっしゃる患者さんも増加してきており、ゆっくりではありますが患者さんの意識変革が進みつつあるのも感じています。

診療上の特徴を教えていただけますか?

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科2

【潔院長】一般歯科からインプラント治療、ワイヤー矯正やマウスピース型装置を用いた矯正まで幅広く対応していることが一番の特徴です。インプラント治療に活用するための歯科用CTに加え、数年前から歯科用マイクロスコープも導入し、根管治療のクオリティー向上にも努めています。また、週に一度は口腔外科の専門家による診療も展開しており、埋伏がひどくないものであれば抜歯も可能です。
【陽子副院長】ラバーダムというゴムのシートで患部周辺を覆い、お水や薬剤がお口の中に入るのを防ぐと同時に、万一お子さんが急に動いてしまっても舌やお口の中を傷つけにくい体勢での治療を行っています。また、麻酔時にも、シール状の表面麻酔を塗ってから電動注射器によってゆっくり麻酔薬を入れるなどして、できる限り痛みを少なくするような工夫をしています。

良い歯を長く保つために、予防歯科に注力

予防歯科にも力を入れていらっしゃるとか?

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科3

【潔院長】虫歯の治療だけではなく、患者さんのお口の中の健康を管理して長くご自身の歯で食べられるようにして差し上げることが歯科医師の仕事だと考えています。実現は難しいものですが、チェックとメンテナンスだけを行い、虫歯の治療は一切行わないクリニックが理想なのです。当院では定期検診時に成人の患者さんにもフッ素塗布を行っています。半年に一度程度の検診とフッ素塗布をお勧めしています。
【陽子副院長】お子さんでも小さいうち、できれば虫歯になってしまう前から定期検診の習慣をつけていただくのが理想です。お子さんによって好みがさまざまですから、「りんご味」「ぶどう味」など、フッ素は6種類からお選びいただけるようにご用意しています。

虫歯にならない口腔環境づくりを大切にしていらっしゃるのですね?

【潔院長】虫歯予防のお手伝いができればそれが最良ですから。他にも、当院ではご自身のリスクを知ることができるように唾液を分析する機器も導入しています。また、歯並びの悪さも虫歯や歯周病のリスクにつながりますから、審美的な意味だけでなく、良い歯を保つ目的でも歯列矯正をご提案することも。ワイヤー矯正に加えて、マウスピース型装置を用いた矯正なども可能です。
【陽子副院長】小児歯科でも咬合誘導で悪い癖の改善を促すなど、歯並びと噛み合わせを整えることは大切にしています。口の周りの筋肉バランスを整えていくことで本来の歯並びを取り戻すことをめざす、口腔筋機能療法(MFT)も取り入れています。

診療にあたり心がけていらっしゃることはありますか?

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科4

【潔院長】とにかく、虫歯の取り残しをしないこと。当たり前のことですが、これを最重要に考えて日々診療にあたっています。治療を丁寧に行うことはもちろん、う蝕検知液を使ったり、根管治療では必ず一度はマイクロスコープで確認したりするなど、診療上の手順にも取り残しを防ぐための工夫をしています。
【陽子副院長】私自身が小さい頃歯医者さんに恐怖心を持っていた経験から、なるべく子どもに恐怖心を与えないことを心がけています。これから何をするのかをきちんと説明し、どんな道具を使うかを見せるなどして、十分に打ち解けてから実際に治療を始めるようにしています。最初の印象はとても大切ですから、少しでも気持ちが和らぐような話題を探して声がけしたり、できるだけわかりやすく、恐怖心をあおらないような言葉を選んで説明したりしています。

定期検診の習慣化により、歯を自分で守る手伝いを

ご夫婦で診療にあたられることのメリットはありますか?

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科5

【潔院長】私はもともと小児診療が得意ではなかったのですが、総合的な診療をトータルに経験できるという観点から小児歯科に入局しました。対して、妻は子どもの診療が得意な上に、自身の育児経験も診療に役立てているようです。小児歯科専門医でもある妻に小児診療を任せられるのは大きなメリットです。
【陽子副院長】家でも特に診療について話すことはありませんし、お互いの診療を信頼し合い、任せることができているのは良いことだと感じています。私自身は子育てをしながら勤務を続けていますので、やはり多少の融通がきくというのは働きやすさの上でたいへん助かっています。

歯科医師を志されたきっかけは?

【潔院長】父が医師で、私が進路を考えるタイミングでは兄も医学部と歯学部に通っていましたので、何らかのかたちで医療に携わる道を考えるようになりました。薬学部という選択肢もあったのですが、歯学に面白さを感じて歯科医師の道を選びました。
【陽子副院長】子どもが好きで、将来は子どもに関わる仕事がしたいと思う中で小児歯科の存在を知りました。私は本当に歯医者さんが苦手だったので、同じように感じている子の気持ちがわかる歯科医師になりたいと思うようになりました。学生時代から小児歯科を専門とするつもりでいましたから、歯科に関すること以外にも幼稚園の先生が学ぶような子どもについての一般的な勉強もしてきました。

今後の展望について教えていただけますか?

青柳潔院長、青柳陽子副院長 登戸こども&おとな歯科6

【陽子副院長】歯が生え始める赤ちゃんの頃から積極的に関わりたいです。離乳食の与え方や抱っこの仕方などでも歯並びや姿勢に影響があるともいわれます。虫歯を防ぐ予防的管理と並行して、そうしたプラスアルファの情報もご提供できるような場になれればと考えています。
【潔院長】マウスピース型装置を用いた矯正など、新しい技術を活用した診療をもっと広く提供していきたいです。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

【潔院長】神経を抜くなどの処置は歯の寿命を短くしてしまいがち。できる限り早い段階での処置が、歯を長く保つ上では重要です。そのために欠かせないのが定期検診。ご自身の歯を守るためにも、ぜひ定期検診の習慣をつけていただければと思います。
【陽子副院長】お子さんの歯を大切に思うのならば、やはり小児歯科の専門家に早い段階からご相談いただくのが最善の道ではないでしょうか。歯科医院に慣れる意味でも、虫歯になる前から定期受診の習慣をつけておくとよいと思います。小児歯科専門医としてはもちろん、子育てを経験した母親としても、さまざまな角度からのアドバイスできればと考えております。お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、セラミッククラウン/7万7000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/82万5000円、ブラケット矯正/60万5000円~
※症例によって異なりますので、詳細はクリニックにお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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