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妊娠中から子育て期まで
女性に知ってほしい母と子のデンタルケア

ナルセ歯科クリニック

(土岐市/土岐市駅)

最終更新日:2022/09/26

ナルセ歯科クリニック 妊娠中から子育て期まで 女性に知ってほしい母と子のデンタルケア ナルセ歯科クリニック 妊娠中から子育て期まで 女性に知ってほしい母と子のデンタルケア
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妊娠中、体質や習慣が変わることで、口内環境を悪化させてしまう女性は少なくない。また、生まれた子どもの歯のケアは、大人とは勝手が違ってわからないことも多いし、歯は体のほかの部分と違って、ケアを怠ってしまうことも多いのも事実だ。だからこそ妊娠から子育て期において悩み多い母親には、歯のアドバイザーが必要だろう。そこで、自身も7歳の男の子のママである「ナルセ歯科クリニック」の成瀬真子院長に、妊娠中の女性や子どもの歯のケア、治療について話を聞いた。

(取材日2019年2月6日)

“美容院に行くように”、気軽に定期的に、歯科医院に通う習慣を

Q妊娠中にも虫歯などの歯科治療は可能ですか?
A
ナルセ歯科クリニック 明るく、清潔に保たれた待合室

▲明るく、清潔に保たれた待合室

そもそも妊娠によって女性ホルモンのバランスが変わり、歯周病にかかりやすくなるのですが、歯のケアを怠ってしまい口内環境を悪化させてしまう人が多いんです。自分の体やおなかの赤ちゃんのためにさまざまなケアが必要で、歯にまで十分に気を配れないですよね。だからこそ、最低限の歯のケアを進めるために、ほとんどの一般的な歯科治療が行える妊娠中期(5~7ヵ月)の来院をお勧めしています。強い痛みなどがなければ、体調や個々の妊娠経過状態により体に負担のない範囲の治療を進めていきます。正産期に入る前に歯のトラブルを解決しておけるとベストですよね。

Q出産後、子どもの歯のケアはいつから始めればいいですか?
A
ナルセ歯科クリニック 子どもは生後まもなくからケアが大切と話す成瀬先生

▲子どもは生後まもなくからケアが大切と話す成瀬先生

お口のケアはすでに妊娠初期から始まっています。妊娠中はお母さまの栄養状態も歯の形成や成長に影響しますので当院では栄養のアドバイスも行っています。生後半年を過ぎると最初の歯が生えてきますが、この時点で一度歯科検診を受け、ケア方法の指導、または自治体の乳児健診を受けてほしいです。そして、歯が生えたらまずはガーゼや専用のウェットティッシュで拭くことから始めましょう。フッ素などの塗布も定期的に受けるといいでしょう。幼児になれば、キシリトールのタブレットも歯を強くするのにお勧めです。ただしこうしたケアが虫歯を完全に防ぐわけではなく、やはり日々のブラッシングが基本であり、最も重要なケアなんですよね。

Q子どもへの診療の内容を教えてください。
A
ナルセ歯科クリニック 歯科材料を使った子どもの足型プレゼントも母親ならではの発想

▲歯科材料を使った子どもの足型プレゼントも母親ならではの発想

虫歯の治療はもちろん、子ども特有の診療もいくつかあります。その一つが歯並び。経過観察が必要なのか、今すぐ治療に取りかかるほうが良いのかはさまざまで、状態によって専門の歯科医師へ紹介します。歯並びを悪化させる要因はいろいろですが、例えば指しゃぶりは口腔の発達に必要な行為であり、一般的に4歳頃までになくなれば歯並びに影響はないとされていますので、早期から禁止する必要はありません。意外と多いのが、転んで歯が折れたり抜けたりするケース。場合によっては歯を戻す処置も可能なので、抜けた歯は軽く水洗いをして、お口の中に入れたままでいらっしゃるか飲み込まれるのが心配な場合は牛乳の中に入れて持参してくださいね。

Q家庭でのケアで気をつけてほしいことがあれば教えてください。
A
ナルセ歯科クリニック 母親経験も踏まえた現実的な家庭での口内ケアを教えてくれる

▲母親経験も踏まえた現実的な家庭での口内ケアを教えてくれる

まずは歯磨きを習慣づけることです。子どもの歯は隙間も多いので、デンタルフロスの活用も大事です。フロスが使いにくいという声もいくつかいただきますが、ほんの少し気をつけるポイントをお伝えするだけで、日常的に使っていただけるようになった方をたくさん見てきました。大人でもきちんと歯を磨けている人は少ないので、子どもはなおさら磨き残しが多いんです。だからこそ、少し手間にはなりますが、永久歯が生えそろうまでは仕上げ磨きもしっかりしてあげてくださいね。

Q自分のケアがおろそかになりがちな母親にアドバイスをください。
A
ナルセ歯科クリニック 親子一緒に定期的な通院を

▲親子一緒に定期的な通院を

ぜひ親子で歯科医院に通ってほしいです。子どもが治療を受けていたら、そのついでにお母さんも検診を受けるといいのではないでしょうか。当院でも親子で順番に治療を受けている方も多いです。当院の場合、ホワイトニングを希望される方も増えてきました。まずはお口の汚れを取り除いてからのケアになりますが、最近ではホームホワイトニングも充実しているので、そこからスタートするのをお勧めしています。定期的なケアの習慣づけに、気軽に歯科医院へ来院してほしいですね。

ドクターからのメッセージ

成瀬 真子先生

私自身、子育て中の母でもあるので、子どもや自分の歯のケアにまで気を配れないのはよくわかります。だからこそ、歯が痛くなってからではなく、定期的な通院で、歯を傷める前に予防をしてほしいです。「美容院に行っておしゃれをするような気分・感覚で、歯科医院にも通う」これがベターです。長く付き合っていく自分の歯を大切にできるよう、私も精いっぱいお手伝いしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/1万8000円~ 

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