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田中 伸子 院長の独自取材記事

田中歯科

(津市/津新町駅)

最終更新日:2024/03/05

田中伸子院長 田中歯科 main

津駅から車で南へ7分ほど、昔ながらの商店街の一角にあるオレンジ色の美しい建物が「田中歯科」だ。1995年、院長の田中伸子(しんこ)先生は、母が1958年に開業した同院を継承した。審美歯科診療に注力している田中院長は、患者目線のこまやかなフォローを大切にしている。さまざまな要因からインプラント治療で対応できない患者の歯の欠損に対しては、巧みに義歯を使って機能面・審美面の改善をめざす。笑顔で明るく受け答えする田中院長に、クリニックの強み、審美歯科への思いなど詳しく聞いた。

(取材日2021年11月19日)

義歯を使い、歯の欠損の機能面・審美面の改善をめざす

歯科医師をめざされたきっかけは、どんなことだったのでしょうか?

田中伸子院長 田中歯科1

実は、もともと私は美を表現する芸術系に興味があって、歯科医師になりたいとは考えていませんでした(笑)。歯科医師だった母の希望もあって、めざしたのがきっかけです。自分自身を通して美を表現するほうではなく、歯科医師という仕事を通して人の本来の健康美を再現するナビゲーターとなる。という方向に思考を転換するようになり、歯科医師として使命感を持ってやれることをやろうと思いました。

美しい建物ですが、こだわりポイントを教えてください。

建物のこだわったところは色で、建てる際にさまざまな色を見て決めました。外観は、外から見て幸福感を感じる色、院内に入っにたら安心感を感じる色を意識しました。内観に使っている色は、日本を象徴するサクラ、ソメイヨシノの桜が咲いているときの色をイメージしています。ほっとしてリラックスできる、緊張感を和らげるといった感じがありますから色彩の持つ効果も動員して、視覚、聴覚、などの五感からも癒やしを与えたいと思いました。歯科クリニックというのはどうしても痛いことや怖いことをされるイメージがありますよね。だから、なるべく患者さんが安心できる色にしようと思ったんです。

患者層についてお聞かせください。

田中伸子院長 田中歯科2

市内の方が一番多いですが、ホームページを見て県内の遠くから来てくれる方もいます。特に力を入れている分野は欠損補綴、歯周病治療と審美歯科なので、主訴はこれらに関することが多いです。年齢層は20台後半以降の方々が多いですね、ご家族ぐるみでいらしてくださることにつながることが多いです。例えばインプラント治療は欠損補綴に大きなメリットをもたらす治療ではありますが、手術を伴うことで不安があったり、口腔・全身状態からインプラントが不適応だったりする場合であっても、義歯という選択肢で審美的にも機能的にも改善をめざすことはできます。最近の義歯のデザインや装置、素材は選択肢が広がっていますので細かい希望や将来の口腔の健康維持への展望もかなえることができるように進化しています。審美歯科診療も女性目線で行っていますので、私の治療方針が、そういった面でも女性の患者さんに共感してもらえているのではないでしょうか。

女性目線のきめ細かいフォローが魅力のクリニック

治療方針に掲げていらっしゃる「シンシアスタイル」について教えてください。

田中伸子院長 田中歯科3

シンシアスタイルは、ギフト、ストーリー、トレジャーから成る治療方針です。宗教的には「ギフト」というのは贈り物や課題を指し、苦難が来てもそれは神のギフトであって、そこから何を学ぶのか知りなさいという意味なんです。歯科治療におけるギフトは痛みや歯の欠損、審美的な悩みで、今までのケア方法や人生を振り返るきっかけになると考えています。ストーリーは、再生をめざして行う治療のことですね。そして、トレジャーは、再生から始まる新しい人生です。歯科治療もこういう考え方をすると、希望を持って楽しく取り組めると思います。痛くてつらい治療も、そういう表現をしていくほうが意義のあるものになると思います。

クリニックの強みは、どんなところだと思われますか?

審美歯科に特化しているところと、女性目線の細かいフォローではないかと思っています。人は前からの顔だけでなく、横からの顔も見られています。自分が鏡で見ている顔が人から見たご自身の印象というわけではありません。なので、私は人から見た印象という目線で審美歯科診療を行っていくので、そこも患者さんには喜んでいただけているのではないかと思っています、下を向いたときの歯の出方とか、ごく細かいことにも気を配ります。そういった細かいところも、患者さんの立場に立って一緒に考えるようにしています。

患者と接する際に大切にしていることを教えてください。

田中伸子院長 田中歯科4

患者さんに恐怖心を与えないようにすることです。どうしても痛みがなどが発生するときは、痛みの出方などを丁寧にご説明して、患者さんの気持ちを和らげるようにしています。スタッフも患者さんの気持ちを良いほうへ持っていくのが上手な人が多いので、助かっています。また、ネガティブな気持ちを抱えていると、言葉にしなくても患者さんに伝わるものですから、ネガティブな心情は、自分軸の視点から離れて客観的に見るなどして、早めに解決して引きずらないようにし、いつも心のコンディションを健やかに保つように日々心がけています。「一日一生」を座右の銘にしています。また患者さんと接するときは、患者さんのこれまでのヒストリーを読み取って、将来この方がどうなりたくて、どんな人生を歩んでいくのかという背景まで考えて話をするので、いつもすごく緊張しますね。自分が言ったことに責任を持たなくてはいけないという感覚でいます。

審美歯科で患者の人生を豊かにするサポートを

審美歯科への思いをお聞かせください。

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例えば、歯を治したり、きれいにしたりすると、自然と笑顔が増えて、不思議と何かを実現するために頑張るなど、人生が豊かになっていくのを見るのを喜びとしておりますので、審美歯科はやりがいがありますね。また、歯を治していくことで、場合によっては適切に噛むことだけでなく、ベロを動かす筋肉や表情筋などに総合的にアプローチしていくこともできると考えられます。そういった口腔機能に関わるすべてのことを改善していくのが、歯科医師の領域だと思います。審美歯科を受診した方には、顔のインナーマッスルを鍛えるトレーニングもお伝えしています。

印象に残っている患者とのエピソードはありますか?

「今までなかなか自分の気持ちや希望が主治医に伝わらなかったけど、やっとわかってもらえた」と言われることが多く印象に残っています。そんな時は患者さんの立場に立って考えることができたかなと、うれしく思います。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

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予防やメンテナンスにもっと注力していきたい気持ちがあります。チェアが今3台しかなくて少ないので、もう少し広げたいと思っていきます。あと、これからはエイジングケアを展開していきたいですね。どんなに抵抗しても人は年を取りますので、美しく老いることを大切にしていきたいと思います。美しく豊かな人生を完成させるためのお手伝いとしての診療を提供していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ジルコニアクラウン(1本)/14万3000円~
ノンクラスプデンチャー(1歯)/11万円~
※口腔内の状態などによる
ホワイトニング/1万円
※すべて税込表示

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