全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月18日現在)

  1. TOP
  2. 三重県
  3. 員弁郡東員町
  4. 北勢中央公園口駅
  5. 大長歯科矯正歯科
  6. 葛島 康平 院長、葛島 政利 副院長

葛島 康平 院長、葛島 政利 副院長の独自取材記事

大長歯科矯正歯科

(員弁郡東員町/北勢中央公園口駅)

最終更新日:2023/12/28

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科 main

三岐鉄道の北勢中央公園口駅から徒歩5分の場所にある「大長歯科矯正歯科」。2020年1月に父から院長を継承し、2代目院長となった葛島康平先生が、父である葛島政利副院長とともに診療にあたっている。矯正歯科を得意とし、一般歯科や予防歯科など幅広い歯科診療にも対応。高額になりがちな矯正治療を質を落とさずに低料金で提供することをモットーとしており、その料金体系を明瞭化している点が同院の特徴だ。開業して36年。この地に長年根を下ろし、患者に寄り添ってきた政利副院長と、そのスピリットも継承して診療を行っている葛島院長に結婚式の前に希望の多い歯列矯正などについて話を聞いた。

(取材日2020年4月6日)

矯正歯科から一般歯科までトータルに診療

開業した経緯と、院長継承までの経緯をご紹介ください。

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科1

【政利副院長】私が開業したのは、36年前の1984年です。私は名古屋の出身ですが、当時はこの辺りに歯科医院がなく、住民の皆さんが困っていることを知り、少しでも皆さんの役に立ちたい、社会に貢献したいという思いで、この地に開業しようと決意しました。
【葛島院長】私は2020年1月に当院を正式に継承し、2代目院長となりました。同時に院名を「大長歯科」から「大長歯科矯正歯科」に変えています。専門は矯正歯科ですが、一般歯科を含めた歯科全般の診療をしっかりできるようになりたいと、これまで研鑽を積んできました。当院には大学病院にいた頃からアルバイトで診療に来ており、2019年4月からは副院長として常勤で診療にあたっています。院長を継承しても、基本的に診療内容や診療方針は父の代と変わっていません。できるだけ「痛くない」「目立たない」歯の治療をめざしています。

どのような特徴がある歯科医院ですか?

【葛島院長】一般歯科と矯正歯科の両方に対応していることは、一つの特徴だと考えています。矯正治療だけに特化するのではなく、一般の歯科診療も幅広く提供しており、矯正後のケアはもちろん、一般の方への歯のクリーニングをはじめとする予防歯科、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作製も行っています。同じ歯科医院で矯正と一般歯科の治療ができることは、口腔内を総合的に診て治療ができる点で、患者さんにメリットがあると思っています。
【政利副院長】当院の矯正治療は、治療費の価格設定に配慮し、料金体系を明瞭化して提示しています。その点は、他院にはない特徴かもしれません。矯正治療は自費診療となるため、高額になるケースが多いのですが、私が矯正治療を始めた頃から、当院ではできるだけ負担の少ない治療費でできるように努力してきました。

矯正治療費を低く設定している理由とは?

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科2

【葛島院長】多くの方に矯正治療を受けていただけるよう、料金設定を抑える努力をしているからです。歯の見た目にコンプレックスがあるのに、矯正治療が高額なため、治療を諦めている方は多いです。気になっていた歯並びや噛み合わせを克服することができれば、自信がつき、患者さんの人生も変わっていかれるのではないかと思います。矯正治療費をできるだけ低くすることで、そうした患者さんが増えるとしたら、歯科医師としてはうれしい限りです。

患者の希望から生まれた結婚式に向けた歯列矯正

こちらでは、ブライダル矯正を希望される方が多いのだとか。

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科3

【葛島院長】私が大学で診療していた時、矯正治療中の患者さんから「結婚式でこの矯正装置を外したい」と相談されたことがありました。そして、見える部分の矯正装置だけをいったん外し、結婚式の間は歯を固定するマウスピース型の装置をつけてもらい、結婚式が終わった時に再び矯正装置をつけて治療を行いました。当院で診療するようになってからも、同じ相談を何度か受けたことから、同じ方法で矯正を提案するようになりました。当院のホームページでは、矯正治療の種類や料金を明瞭化して紹介していますので、それを見て相談に来られる方が多いです。

診療で心がけていることを教えてください。

【葛島院長】その時やれることをきちんとやること。患者さんをお待たせしないように、できるだけ診療時間内で治療を終えること。イレギュラーの患者さんにもきちんと対応すること。こうしたことを常に心がけています。そして患者さんに対しては、いい意味でフランクにお話するように心がけています。どうしても病院には堅いイメージがありますので、患者さんに当院のアットホームな雰囲気が伝わればいいなと思っています。
【政利副院長】私は、初診時に患者さんが何を望んでいるかをしっかりと聞くようにしています。そして後々再治療がないように、5つのポイントを大切にして治療にあたっています。神経の治療をしっかり行う。悪い部分はきちんと取る。土台はしっかり掘る。適切な形成を行う。冠の合着はきっちりと行う。この5つのポイントを大切にして、これからも丁寧に治療を行っていきたいですね。

こだわりの設備はありますか?

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科4

【葛島院長】最近、口腔内スキャナーを導入しました。このスキャナーを使用することで、患者さんの口腔内を撮影することができ、型採りをすることなく口腔内のデータを3D画像で得られるようになり、より精密なマウスピース型の装置を作ることが可能になりました。この3D画像は患者さんにその場で見ていただくこともできますし、矯正後の仕上がりをシミュレーションで見ていただくこともできます。矯正後の状態を提示できることは、1つの利点だと思っています。また、2024年の5月ごろには院内を増築し、キッズスペースやバリアフリーの為のスロープなどの新設、ユニットの交換設置をしようと思っています。自分の子育て経験から、お子さんと一緒に来院しやすい環境を整えたいと考えていました。ご家族やご高齢の方も来院しやすいクリニックでありたいですね。

歯科診療で地域の人たちの役に立っていきたい

患者層と主訴を教えてください。

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科5

【葛島院長】患者層は大人と子どもが4対1の割合で、20~30代の若い女性も多いです。時間帯によって患者層が異なり、午前中はご高齢の方、昼は主婦の方、夕方には小・中学生が多いですね。一般歯科と矯正歯科の患者数は4対1の割合で、主訴としては入れ歯の相談や虫歯治療、歯のクリーニングなど幅広いです。
【政利副院長】開業した頃からこの辺りには工場があり、田畑も多かったので、働き盛りの若い患者さんが多かったです。その患者さんたちが、30年以上たった今でも来院してくださり、うれしく思っています。院長が常勤になってからは、子どもの患者さんも増えました。

今後の展望はありますか?

【葛島院長】「これはできない」という診療を減らし、オールマイティーな歯科診療を行って、多くの患者さんの要望に応えられる歯科医師になっていきたいですね。当院は父が1人で35年以上、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。ずっと当院をかかりつけ医にしてくださる患者さんが多いのは、父が積み重ねてきた歯科医療に対する、患者さんからの信頼の証だと思っています。私も患者さんに信頼される診療を心がけていきたいと思っています。
【政利副院長】歯科医師として一番うれしいことは、患者さんから「ありがとう」と言われる時や、治療から10年以上たって「先生に治療してもらって良かった」と言われる時です。今後も勉強を重ねながら、すべての歯科治療で地域の皆さんに役立っていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

葛島康平院長、葛島政利副院長 大長歯科矯正歯科6

【葛島院長】お口の中の悩みや歯のことで見た目にコンプレックスがあれば、ぜひご相談ください。近年は予防歯科が重要視されていますが、大事なのは口腔内の状態を悪化させないことです。定期的にメンテナンスができますと、悪い所を早期発見でき、痛くない治療で済むことが期待できます。気軽にいらしてください。
【政利副院長】当院は矯正歯科を中心に、矯正治療後のケアや一般歯科までのトータルな歯科診療を行っています。お口が健康な人、自分の歯で噛んでいる人は、ご高齢になっても元気で認知症になりにくいような気がします。健康な歯で健康に過ごせるように、歯の健康への意識を高めていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【矯正歯科】初診・相談料1500円、資料採得・診断/3万3000円、矯正基本料金/52万1000~67万5000円、調整料/1500〜2800円

Access