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保険診療か自費診療か?
入れ歯治療の正しい選び方とは

せと歯科医院

(大阪市西成区/岸里駅)

最終更新日:2023/10/25

せと歯科医院 保険診療か自費診療か? 入れ歯治療の正しい選び方とは せと歯科医院 保険診療か自費診療か? 入れ歯治療の正しい選び方とは
  • 保険診療
  • 自由診療

歯のない部分を補うことをめざす治療の中でも、長い歴史を持つ入れ歯治療。昔から親しまれている治療法の一つだが、インプラント治療が一般に広まりつつある今、うまく噛めない、なんとなく恥ずかしいといったイメージを持っている人もいるに違いない。「入れ歯のことを、あまりよくご存知ない方がほとんど。一口に入れ歯といっても、本当にピンからキリまであるんですよ」と話すのは、入れ歯治療のエキスパートとして豊富な知識と経験を持つ「せと歯科医院」の瀬戸知代院長。ヨーロッパの精密義歯システムを習得しながらも独自の診療コンセプトを展開。患者一人ひとりに合わせた最適な入れ歯の実現のために情熱を傾ける。そんな瀬戸院長に、入れ歯治療の選択肢やそれぞれの特徴、選び方などをじっくり解説してもらった。

(取材日2023年10月11日)

自分の生活スタイルに合った入れ歯を手に入れて快適な人生を

Qまずは入れ歯治療の特徴を教えてください。
A
せと歯科医院 入れ歯治療で多くの経験を積んできた瀬戸院長

▲入れ歯治療で多くの経験を積んできた瀬戸院長

虫歯(う蝕)や歯周病などで失った歯を補うためには、インプラントやブリッジなどいくつかの方法がありますが、中でも最も身近な存在として知られているのが入れ歯治療です。入れ歯はお年寄りが使うものと、50代くらいまでは抵抗感のある方も多いようですが、入れ歯治療にはインプラントのような手術は必要なく、ブリッジのように他の歯を削る必要もほとんどありません。ご自身で取り外してメンテナンスできるというメリットがあります。その分、扱いが少し面倒で、慣れないうちは違和感があるなどのデメリットも存在します。入れ歯治療には保険診療と自費診療があり、現在はさまざまな選択肢が用意されています。

Q保険診療の入れ歯治療について教えてください。
A
せと歯科医院 保険診療の入れ歯でも十分機能を果たすことは望める

▲保険診療の入れ歯でも十分機能を果たすことは望める

保険診療では使える材料が決まっているため、バリエーションはあまり多くはありません。また、印象(型採り)の方法や回数などにも制限があります。当院でも保険診療の入れ歯を希望する患者さんが圧倒的に多いのですが、しっかりと作ればちゃんと噛むことが期待できますし、それで十分に機能が果たせることが望めるケースがほとんどです。部分入れ歯に関しては固定部分に金属のバネを使うのが一般的ですが、近年では磁石を用いて固定するマグネットデンチャーも保険が適用されるようになりました。一方の総入れ歯は土台となる床と呼ばれる部分が樹脂製となり、その厚みのせいで熱や食感がやや感じにくい特徴があります。

Q自費診療の入れ歯には、どのような種類がありますか?
A
せと歯科医院 自費診療であれば、より患者の希望に合わせて治療を提供できる

▲自費診療であれば、より患者の希望に合わせて治療を提供できる

自費診療になると材料や固定方法など、治療の選択肢はぐんと広がります。金属の留め具のないタイプのものや、小さな突起で固定するアタッチメントデンチャー、残っている歯を利用して高精度な固定をめざすコーヌスクローネデンチャーなど、現在では数多くの種類が用意されています。総入れ歯も薄い金属床にすることで、より快適に使えるようになることが望めます。ただし、いずれもお口の中の状態によって適切な治療法を採択するのが鉄則です。また、複雑になればなるほど製作工程にも高い技術が求められますので、専門的な知識のある歯科医師とよく相談しながら治療を進めていくことが重要です。

Qこちらではフルオーダーメイドの入れ歯治療もあるそうですね。
A
せと歯科医院 見た目も吸着性も優れたフルオーダーメイドの義歯

▲見た目も吸着性も優れたフルオーダーメイドの義歯

自費診療で使い心地を追求した入れ歯を手に入れたいという方には、先端技術を駆使したフルオーダーの精密な入れ歯治療が可能です。印象のためのトレーという器具からオーダーメイドし、噛み合わせの高さや装着のスムーズさ、入れ歯とは気づかれにくい見た目など、入念な調整を行いながら機能性と審美性をとことん追求していきます。洋服の仕立てに例えるなら、イージーオーダーやオーダーメイドから、さらにその上のオートクチュールをめざすような感覚ですね。相応の費用がかかりますし、対応できる技工所も非常に限られていますが、将来を見越した上でご希望される方は一度ご相談ください。

Q入れ歯を初めて検討する人にアドバイスをお願いします。
A
せと歯科医院 費用面だけでなく、自身が快適に過ごすことを考えた上で選択を

▲費用面だけでなく、自身が快適に過ごすことを考えた上で選択を

まずは年齢。あまり高齢になってから入れ歯にすると、取り扱いに慣れるのが大変です。適切な時期になじんでおいたほうが有利といえるでしょう。また、入れ歯はご自身の体の一部ともいえる大切なものですから、お手入れをサボるのはもちろん、落としたり無造作な扱いはNGです。氷や梅干しの種など、普段噛まない硬い物をバリバリ噛むのもなるべく避けてほしいですね。保険診療の入れ歯で生活されていても、5年、10年と長く大切に使っておられる方も少なくありません。それだけ長く使うことを考えれば、月々の負担は決して多くはないと思います。自費診療の入れ歯でより快適に過ごすことをめざすのも、一つ念頭に置いて検討してみてください。

ドクターからのメッセージ

瀬戸 知代院長

例えば現代の軽自動車は公道を走行する基本機能はすべて備えていて、安全性も十分に担保されているでしょう。それが保険診療の入れ歯です。高級車になるとさらに機能が充実し、より快適で安全なドライブが楽しめることが見込める分、価格も高くなります。これが自費診療の入れ歯です。要はご自身がどういう日常を送りたいのか、どうすれば自分らしく生きられるのか、その方の生活スタイルによって選択肢は異なるわけですね。幸い、今はさまざまな選択肢が用意されています。先生にお任せしますと言われてもうれしいのですが、やはりご自身の体のこと。じっくりとご説明しますので、よく納得した上で自分自身に一番合った入れ歯をお選びください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

金属床入れ歯・コーヌスクローネデンチャー/部分入れ歯:15万円~、総入れ歯:30万円~ フルオーダーメイド義歯/30万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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