全国のドクター9,189人の想いを取材
クリニック・病院 158,628件の情報を掲載(2024年4月29日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市西京区
  4. 桂川駅
  5. さかの歯科
  6. 自分の歯を守って残すために歯科医院でのメンテナンスの重要性

自分の歯を守って残すために
歯科医院でのメンテナンスの重要性

さかの歯科

(京都市西京区/桂川駅)

最終更新日:2023/12/27

さかの歯科 自分の歯を守って残すために 歯科医院でのメンテナンスの重要性 さかの歯科 自分の歯を守って残すために 歯科医院でのメンテナンスの重要性
  • 保険診療

ひと昔前まで、歯科医院は「歯が痛くなったら行くところ」と捉えられていた。しかし現在は、多くの人たちが予防の重要性について関心を持ち、自覚症状がなくても定期的に歯科医院でメンテナンスをすることが大切だという認識が広がりつつある。京都市西京区にある「さかの歯科」の坂野泰造院長は、25年前の開業当初より、メンテナンスの重要性について患者に対して地道な啓発活動を続けてきた。「自分の歯を守り、10年後20年後も自分の歯で噛めるように、メンテナンスに力を入れています」と語る坂野院長に、メンテナンスの重要性や、予防への取り組みなどについて話を聞いた。

(取材日2023年11月29日)

日々の小さな努力と歯科医院でのメンテナンスを継続することで、長く自分自身の歯を残すことをめざす

Q予防の基本はやはりメンテナンスですか?
A
さかの歯科 歯の健康維持のためメンテナンスに力を入れている「さかの歯科」

▲歯の健康維持のためメンテナンスに力を入れている「さかの歯科」

歯に限らず健康というものは、「意識」するところから始まります。例えば、毎日体重計に乗るとか、血圧を測るといった行為そのもので健康を保つわけじゃないんですよね。「体重減ったかな?」「血圧はどうだったかな?」と意識をすることから始まっていくのだと考えます。ですから歯のメンテナンスに関しても、「自分の歯を長持ちさせよう」「歯周病にならないようにしよう」「きれいにしよう」という意識を持つことが、歯の健康維持や予防への第一歩だと思います。歯科医師としては、そのきっかけづくりや意識づけをできるようにしていきたいという気持ちで、患者さんに地道にお伝えするべく取り組んでいます。

Q先生は早くから予防の重要性を患者さんに説いていたそうですね。
A
さかの歯科 メンテナンスの大切さを理解して長年通う患者も多いそうだ

▲メンテナンスの大切さを理解して長年通う患者も多いそうだ

患者さんの歯を残すのが歯科医師の使命です。そのため、25年前の開業当初からメンテナンスに注力してきました。今でこそ口の中を清潔に保つことが、虫歯や歯周病になるリスクを減らすことができ、口腔内の健康と体の健康につながっていくと周知されています。ですが、25年前は予防の話をしても皆さん不思議そうな顔をされていましたね。それでも患者さんにメンテナンスの大切さを説明し続けてきました。そこで理解してくださった方はもう20年、25年も予防で通ってくださっていますし、患者さん全体を見てもメンテナンス目的で通ってくださる方は非常に多いです。

Q治療後は特にメンテナンスが重要だそうですね。
A
さかの歯科 歯の治療が必要になった原因を説明し、治療後のケアにも寄り添う

▲歯の治療が必要になった原因を説明し、治療後のケアにも寄り添う

歯科医師からすると、虫歯や歯周病などで一度壊れた歯は「治療して、はい終わり!」ではなく、すべての治療が終わったところからが始まりなんです。そもそも歯が悪くなったのには、何らかの原因があったわけですから、その原因を生んだ悪い環境を正さないと必ず再発してしまいます。歯を削って差し歯を入れる、インプラント治療をするといった「治療」は、悪い環境まで変えることはできません。患者さんご本人が今後口の中をどのようにケアし、どういう環境で暮らしていくのか、そこをしっかり意識することで、治療後の歯の状態をどれだけ維持できるかが決まると思っています。治療後のメンテナンスは、その最初の入り口となるんです。

Q専門家によるメンテナンスが必要なのはどうしてですか?
A
さかの歯科 患者の口腔状況を伝えながらメンテナンスが続けられるよう努める

▲患者の口腔状況を伝えながらメンテナンスが続けられるよう努める

歯科医師の私でさえ、本当にきちんと歯を磨けているかというと、正直全然磨けていないんですよ。患者さん自身もきちんと磨いているつもりかもしれませんが、どうしても日常のケアだけでは歯石はついてしまうもの。だから専門家によるメンテナンスが必要なんです。それに人間の意志はそんなに強くありません。例えば、健康のためには塩分控えめの食生活や運動が大事なことはわかっていても、できないし続かないわけですよね。口の中も同じこと。治療後すぐはメンテナンスに対するモチベーションも高いですが、しばらくすると徐々にやる気がダウンしてしまいます。でも、やる気のダウンを防ぐ手助けをすることも私たちの仕事ではないかと思います。

Qこちらではどのようなメンテナンスを行いますか?
A
さかの歯科 口腔内カメラを使って治療経過がわかりやすいよう配慮されている

▲口腔内カメラを使って治療経過がわかりやすいよう配慮されている

当院では、歯科衛生士が歯茎のチェック、歯石の除去、クリーニングなどPMTCを行います。虫歯や急性症状が出ている場合もありますので、歯科医師によるチェックも必ず行います。通院頻度としては1ヵ月に1回が理想ですが、口内環境がいい方や仕事などで都合がつきにくい方の場合は、もう少し期間を空けても大丈夫です。定期的に通うことで、虫歯ができていても初期に対処し、トラブルの芽を摘んでいきたいですね。また当院では、口腔内カメラで撮った治療前・治療後の画像を必ずお見せしています。違いを目で見てわかることが、メンテナンスの脱落を防ぐ一つのアイテムになると思っています。

ドクターからのメッセージ

坂野 泰造院長

私が好きな野球選手の名言に「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道」というものがあります。歯も同じで、例えば全然磨けていない人に、いきなり「朝昼晩丁寧に磨いてフロスまでして」というのは無理な話です。今まで10秒しか磨いていないのであれば、次は30秒をめざすというように、当院ではひと山超えることを目標にしています。ちょっとした努力を継続すること、そして定期的なメンテナンスにやめることなく通うことが大事です。やはりメンテナンスをしている人生としていない人生とでは、結果が違うと思います。スタッフみんなで患者さんをサポートしますので、安心して通っていただけたらと思います。

Access