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田守クリニック (芦屋市/芦屋駅)

田守 登茂治 院長の独自取材記事

JR神戸線芦屋駅から徒歩6分の場所にある「田守クリニック」。傷やできものなどの外科治療に加え、内痔核や下肢静脈瘤などの日帰り手術、中心静脈カテーテルを埋め込む日帰り手術も行っている。院長の田守登茂治(たもり・ともはる)先生は、約16年間市立芦屋病院に外科医として勤務し、がんなどの外科手術にとどまらず、幅広い疾患と向き合ってきた。そのため同院でも、生活習慣病をはじめとした内科領域の悩みを気軽に相談できるという。地域の医療機関とも密に連携しており、芦屋エリアの医療の玄関口として少しでも困り事があれば受診してほしいという田守先生。取材ではこれまでのキャリアや治療方針、クリニックの今後の展望などについて話を聞いた。

内痔核や下肢静脈瘤の日帰り手術にも対応

先生が外科医になろうと思ったきっかけについて教えてください。

学生時代にラグビー部に所属しており、体を動かすことが好きだったので外科の分野を選びました。大きな手術を無事終えた後、患者さんが笑顔で歩いて帰る姿を見られるのではないか、そんなイメージを持っていたこともあり外科に進みたいと自然に思うようになりました。

大学を卒業後はどういったキャリアを積んできたのでしょうか。

開業前の約16年間、市立芦屋病院に外科医として勤務してまいりました。外科医の場合、大学病院などの大きな病院で勤務する人が多いのですが、私はその道を通ってきていないので少し珍しいケースかもしれません。芦屋病院の外科の先生方やスタッフの方たちの雰囲気が大好きでしたので、ずっと離れずにいました。また、大学病院のような大きな病院ですと分業化されています。しかし、芦屋病院はそういった垣根がなかったので、乳腺や甲状腺を診たり、呼吸器の手術も行ったりしながら、幅広い知識を身につけることができたと感じています。他にも大きな病院ですと、高度な専門性が身につくといった利点もありますが、開業医の場合は幅広い知識が求められるシーンも多く、中核病院で研鑽を積んできた経験が今とても生きています。

こちらにはどういった疾患の方が多くいらっしゃいますか。

外科を標榜しているので、ケガをした、足が痛い、お尻が痛い、お尻から血が出た、というような患者さんが多くいらっしゃいます。大半は芦屋市内からいらっしゃいますね。日帰りで内痔核の手術や下肢静脈瘤の手術もしておりますので、そちらを希望される方も多いです。あとは、CVポートという中心静脈カテーテルの一種を皮膚の下に埋め込むことで、点滴から薬剤を投与できるようにする手術も、日帰りで行っています。この治療に関しては、芦屋病院でかなりの経験を積んでまいりました。経口摂取が困難な方に対して行うことが多いのですが、どうしても大きな病院の場合、入院が必要となります。入院をしたくない方や在宅での生活を希望される方も多く、そういった方には、当院なら日帰りでできることをお伝えしています。地域の医療機関や在宅医療を行っている先生方と連携して、CVポートの埋め込み手術に、今後さらに注力していきたいと考えております。

良い関係性を構築し、患者に寄り添った診療を

先生が診療される上で大事にされていることを教えてください。

生活習慣なども踏まえてきちんと話を聞き、適切な診断を下すことですね。やはり患者さんの気持ちや痛みというのは、どうしても本人にしかわからない部分が多いので、どれだけ話の中から引き出せるかが重要だと思っています。私は患者さんとコミュニケーションを取るのが好きで、それに特化した診療がしたいという思いで開業を決意しました。患者さんの話を丁寧に聞き、関係性を構築していけば、その関係性が症状の改善に好影響を与えることもあると思っています。ただどうしても話を聞きすぎてしまい、患者さんをお待たせすることも多く、申し訳ない気持ちもあります。たいぶお待たせしてしまった患者さんが診察室に入ってきて開口一番、「先生疲れていないですか?」とお声がけくださったことも。優しい患者さんばかりで本当にありがたいなと日々感じています。

患者さんと向き合う時に心がけていることはありますか。

基本的には楽しく笑っていたい、というのがあります。なぜなら子どもの頃、医者が怖いと感じていたので今は怖がられないような医者でありたいと思っています。それは私だけでなく院内スタッフにも日頃から伝えていることですね。患者さんは体調が悪い中来てくださっているので、そこにはご配慮しながらクリニック全体で常に明るい雰囲気はつくっていこうとよくみんなで話しています。私だけでなくスタッフ一同、そこは意識しているところです。

特に印象に残っている患者さんや出来事についてお聞かせください。

印象に残っているとなると、やはりがんの患者さんでしょうか。一般的にがんの場合、一旦診断がつくと大腸や胃で5年、乳腺なら10年は通院してもらうことになりますから、長いお付き合いになる方もいらっしゃいます。ただ、どれだけ良好な経過をたどっているように見えても、再発や転移が起きることも。全外科医が経験することだと思いますが、命に関わる状況であると本人に直接伝えなければならないのが、一番つらいところでしょう。そうした中で、医師と患者さんのご家族とが親しくなることも多くあります。

気軽に相談できる地域のかかりつけ医をめざして

お休みの日のリフレッシュ法について教えてください。

趣味はたくさんありますよ。ゴルフ、サーフィン、スノーボードが好きで、休みの日には出かけることも多いです。勤務医時代は入院患者さんがいるので、長い休みがなかなか取れないでいましたが、開業した今はしっかりオンとオフを切り分けてリフレッシュしています。夏はサーフィン、冬はスノーボード、年間を通してはゴルフといった具合でアクティブに過ごしています。今も軽い筋力トレーニングは欠かさず行っているので、引き続き体力維持には気を配っていきたいですね。

クリニックの今後の展望についてお伺いできますでしょうか。

これまでの経験を生かして、外科的診療はもちろん生活習慣病などの内科領域の診療もしっかりと行っていきたいです。入院や大きな手術が必要な場合は、患者さんの状態に合わせて地域病院とも連携し、治療にあたっていきます。私は外科医ですが、実はすぐに手術を勧めるほうではないんです。できるだけ手術以外の治療を、という患者さんも多いので、手術はあくまで最終手段と捉えています。他院ですぐに手術しましょうと言われ、当院にセカンドオピニオンとしていらっしゃる方もいます。ですので、早急な手術が必要な疾患以外は何度か通院してもらい、患者さんと信頼関係を構築してから、「今後どうしていきますか?」と話すようにしています。すぐに手術を受けるのはどうしてもハードルが高いと思いますので、なるべく良い関係性を築き、リラックスした状態で一緒に診療方針を決めていこうというのが私自身の考えです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

地域の皆さんに何でも相談していただきたい、という思いで当院を開業しました。ですから、どんな些細なことでも結構ですので、なにか困ったことがあればいつでもお気軽にお越しください。培ってきた経験を生かし、また、患者さんの気持ちに寄り添って、皆さんのかかりつけ医になれたらと願っています。これからも変わらず心のこもった医療を提供し、このエリアの医療の玄関口のような存在となって、地域の方の健康を守るお手伝いができればと思っております。

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    職種(雇用形態) 看護師(パート・アルバイト)
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    最寄駅 芦屋駅
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