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白水 玄晃 院長の独自取材記事

しろうず歯科クリニック

(飯塚市/飯塚駅)

最終更新日:2023/08/23

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック main

飯塚駅から車で10分の場所にある「しろうず歯科クリニック」は、飯塚市で生まれ育った白水玄晃(しろうず・げんこう)院長が地元に貢献したいという思いで2017年に開業。温かみのある院内は、広いキッズルームや親子連れで治療が受けられるファミリールームを備え、子どもと一緒に通いやすい空間になっている。白水院長は、東京都内の歯科医院で院長を務めた後、福岡に戻り開業。一般歯科に加えてインプラント治療や矯正の経験も豊富で、その技術を生かして患者の多様なニーズに応えている。そんな白水院長が力を入れているのは、子どもたちへの予防歯科の啓発。「子どもの時から、何もなくても歯科医院に通う習慣を持ってもらい、デンタルIQの高い大人に育ってほしい」と話す白水院長に、同院の特徴や地域医療にかける思いを聞いた。

(取材日2023年6月30日)

家族ぐるみで安心して通える歯科医院をめざし開業

院長が歯科医師をめざしたきっかけや、これまでのご経歴について教えてください。

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック1

父が歯科医師で、当院が立っているこの場所で歯科医院を開業していました。昔ながらの町の歯科医院といった雰囲気で、歯科医師と患者さんの距離がとても近かったのを覚えています。私も学校が終わると歯科医院に寄ってから自宅に帰ることが多く、自然と歯科医師の仕事に興味を持つようになりました。大学卒業後、初期研修を終えて最初に勤務した都内の歯科医院では、2年目から院長に抜擢されました。とても珍しいケースだったと思います。そこの前院長が教育熱心な方で、「自分がサポートするから何でもやってみなさい」と、いろいろなことに挑戦させてもらいました。歯科口腔外科を標榜していたため親知らずの抜歯はもちろん、インプラント治療や矯正についても詳しい知識や技術を身につけることができ、これらの経験が今も私自身の強みになっています。

開業を決めたのにはどのような思いがあったのでしょうか?

これまでの経験や身につけた技術を生かして、生まれ育った飯塚市に貢献したいという思いがありました。また、いつかは地元に戻って父の後を継ぎたいとも考えていました。めざしているのは、誰もが安心して通える歯科医院です。お子さんから高齢の方まで、家族全員のかかりつけ医として頼ってもらえるのが理想ですね。開業して6年がたちましたが、この地域に住むさまざまな年齢層の患者さんに通っていただいており、理想を実現できていると感じています。

主な患者層や歯科医院の特徴を教えてください。

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック2

子どもから働き世代、高齢の方までさまざまな世代が通われています。患者さんの層は時間帯によって異なり、午前中は主婦や高齢の方、夕方になると子どもが増えて来て、17時以降は日中来られないお勤めの方が多くなります。当院では市の1歳半健診も行っていますので、歯が生え始めたばかりの赤ちゃんが来ることもあります。全体的に見てお子さんが多いので、子どもたちが遊べるキッズ―ルームや、保護者が一緒に診療を受けられるファミリールームも用意しています。院内はバリアフリー設計になっていますので、赤ちゃん連れでも安心して来院してもらえると思いますよ。診療面では、小児歯科や一般歯科から矯正、インプラント治療、審美歯科まで幅広く診療を行っているのが特徴です。

予防歯科に注力。幼少期から歯を大切にする意識を育む

子どもの患者さんが多いことから、小児歯科に注力されているのですね。

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック3

小児歯科では、特に予防に力を入れています。日頃から予防の大切さをお伝えしているからか、虫歯や痛みが何もない状態でもきちんと定期検診に通ってくれるお子さんが多いですね。子どもの予防歯科で最も重要なのは、ブラッシング指導です。定期検診の際には必ず染め出しを行い、正しい磨き方を繰り返し伝えるようにしています。また、だらだらとお菓子を食べ続けると虫歯のリスクが高まりますので、親御さんにはおやつのあげ方もアドバイスしており、検診の後には、自宅でも染め出しを行ってもらって正しい磨き方が身についているか確認してもらっています。小さな時からこの一連の流れを繰り返すことで、歯を大切にしようという意識を育み、正しい歯磨きをできるようにしていきたいと考えています。

歯科医院に苦手意識を持つ子もいますが、子どもや保護者の負担を減らすための工夫はありますか?

当院には、保育士資格を持つスタッフが常駐しています。そのため、待ち時間などを一緒に過ごすことでお子さんもリラックスすることができますし、親御さんも落ち着いて治療を受けていただくことができると思います。保育士は子どもに関するプロフェッショナルですから、お子さんの治療や成長に関して心配事があれば、なんでも相談してもらえたらと思います。また診療では、いきなり治療を始めるのではなく、それぞれのお子さんのできる範囲で進めて行くように心がけています。1人で診察台に座る、口の中を確認する、といった簡単なことでいいんです。1つでもできたらそれを褒めてあげることで「今日は○○ができた!」という、良いイメージを持ったまま帰ることができ、次回の治療への意欲につながりますから。

予防歯科に関しては、すべての患者さんにその重要性を発信しているとか。

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック4

歯は、虫歯など悪い箇所が治ったらそれで終わりではありません。治療の後には必ず、なぜ治療が必要になったのか、予防のためにはどうしたらいいのかを患者さんにお話しします。その時に、アニメーションソフトを使ってこのまま放置するとどうなるか、最悪の場合も説明します。説明するだけでなく、その後のメンテナンスや定期検診にしっかり通ってもらうための働きかけも欠かせません。メンテナンスの際には、患者さんが来て良かったと思えるよう、歯に関するプラスアルファの知識を増やして帰ってもらう取り組みを歯科衛生士が行っています。例えば、歯の状態から歯ぎしりが疑われる方であれば、歯ぎしりによるデメリットを知ってもらい、マウスピースを進めたり、歯並びによって磨きにくい部分があれば、そこを磨きやすくするためのコツを伝えたりなどですね。せっかく時間を取って来てもらっているので、少しでも意義のある時間になるよう努めています。

丁寧な説明で、患者の不安やストレスを減らしたい

患者さんと接する際に大切にしていることは?

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック5

まずは、患者さんが嫌な思いをしないようにすることをスタッフ全員で心がけています。過去に別の場所での対応ややり方が嫌で、歯科医院が苦手になってしまった方も少なくありません。ですから、明るく親しみやすい対応を意識するとともに、問診票に「してほしくないこと」を記入できるスペースを設け、その回答をスタッフ間で共有し、その方が不快に感じることはしないよう工夫しています。もう1つは、治療の流れが視覚的にわかるようアニメーションのシステムを活用して説明しています。これから何をするのかを理解することが患者さんの安心につながります。また、治療後のリスクについてもしっかり説明しています。仮歯やかぶせ物であれば、何日かして取れてしまうこともありますから、そのことを伝えた上で慌てる必要はないと説明します。治療後、次の来院までに患者さんが急な事態に不安やストレスを感じないよう努めるのも、重要な役割だと思っています。

地域のかかりつけ医として、今後の展望はありますか?

歯科医師をやっていると、食べることは生きることだというのを強く実感します。全身について考える機会も多く、うがいに使う水の除菌システムを導入するなど、患者さんにとって少しでもいいものを取り入れていきたいと常に考えています。今後は、栄養バランスの取れた食事のアドバイスなど、歯だけでなく患者さんの体全体が健康になるような取り組みを行っていきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

白水玄晃院長 しろうず歯科クリニック6

当院は、幅広い診療に対応し、子どもから高齢の方までどなたでも通いやすい歯科医院をめざしています。特に子どもを持つ方々は、お子さんの健康管理や歯の成長について心配されている人も多いことでしょう。私も2人の子どもの子育て中で皆さんの気持ちがよくわかりますし、当院には保育士資格を持つスタッフもおり、安心してお子さんを任せていただけるよう環境を整備しています。子どものかかりつけ医を探してらっしゃる方は、一度当院にいらしてください。また、私たちは地域の皆さんが健康に食べることの手助けをしていきたいと考えています。どんな些細な不安や悩みでも構いませんので、いつでも相談してください。一緒に解決策を探していきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/22万円、小児矯正/5万5000円、マウスピース型装置を用いた矯正/11万~88万円、セラミック治療(かぶせ物)/3万3000円~6万6000円、ジルコニア治療(かぶせ物)/3万3000円~6万6000円

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