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小回りの利くクリニックで受ける
患者の生活に寄り添う人工透析

まつもとクリニック

(神戸市垂水区/舞子駅)

最終更新日:2024/03/07

まつもとクリニック 小回りの利くクリニックで受ける 患者の生活に寄り添う人工透析 まつもとクリニック 小回りの利くクリニックで受ける 患者の生活に寄り添う人工透析
  • 保険診療

腎臓病や糖尿病・生活習慣病などにより腎臓の機能が低下して、体内の水分や老廃物を尿とともに排泄することが困難になると人工透析が必要になる。透析治療は、人工腎臓を用いて血液をきれいにして身体に戻す治療で、血圧の変動や痛みも伴うことから不安を感じる人が少なくないと語る「まつもとクリニック」の松本卓也院長。透析治療は途中で中断することなく継続して行う必要があり、1回あたりの治療時間も長いことから、精神的・肉体的な負担が大きい治療であるとのこと。負担をなるべく小さくして、元気に明るく透析治療を受けられるよう、小回りが利くクリニックの特徴を生かして一人ひとりの患者に合った治療を提供するよう心がけている松本院長に、人工透析について知っておきたいことや、負担軽減のための同院の取り組みなどについて聞いた。

(取材日2024年1月18日)

患者にとって人工透析は生活の一部。一人ひとりに合った治療を提供できるようしっかり寄り添っていく

Q人工透析とはどのような治療ですか?
A
まつもとクリニック 「患者の痛みを少しでも軽減できるよう努めている」と語る院長

▲「患者の痛みを少しでも軽減できるよう努めている」と語る院長

糖尿病のコントロールが悪い状況が続いた、生活習慣病を放置してしまった、慢性腎臓病で腎機能が悪くなった、このような原因で腎臓の機能が低下してしまった場合には人工透析が必要となります。人工透析では、不要な水分や老廃物を身体から取り除き、電解質の調整を図ることで、日常生活を元気に過ごせるようにすることをめざします。人工透析を行うためには太い針を2本刺す必要がありますが、当院ではエコーを用いて、穿刺のストレスを最小限に、安全性に配慮して行うことができるようにしています。

Q腎臓の病気は、循環器疾患とも関連があるそうですね。
A
まつもとクリニック 広々とした透析患者専用の更衣室も完備している

▲広々とした透析患者専用の更衣室も完備している

人工透析が必要な患者さんには、高血圧や虚血性心疾患、不整脈などのさまざまな循環器疾患を合併しているケースが多く見られます。また、透析治療を受けている方の死亡理由の第一位は心不全です。人口透析を安全に受けるためには、循環器疾患をうまく管理することが非常に重要であるといえます。

Qこちらならではの取り組みについて教えてください。
A
まつもとクリニック 必要に応じて送迎サービスも行っている同院

▲必要に応じて送迎サービスも行っている同院

患者さんの症状はもちろん、家族背景や生活背景までを考えた透析医療の提供に努めています。日々の体調をしっかり把握し、日々透析の設定を微調整しています。透析治療は、週に3回、1回につき数時間の治療を継続していく必要があります。通院の負担を減らすために、当院では送迎を無料で実施しています。何らかの事情で治療の予定変更が必要な場合も出てくると思いますが、そのような状況にも当院では可能な範囲で柔軟に対応させていただいています。透析の患者さんは横になって過ごす時間が多く、体調への悪影響・健康寿命の短縮のリスクがあることから、希望される患者さんにはゴムバンドなどを使った透析中にできる運動も指導しています。

Q一般の診療から人工透析まで院長が担当されると聞きました。
A
まつもとクリニック 同じ医師が診るからこそ、わずかな変化にも臨機応変に対応が可能

▲同じ医師が診るからこそ、わずかな変化にも臨機応変に対応が可能

腎臓が悪くなって透析が必要となった場合に、それまで糖尿病などの生活習慣病の診療を担当してきた医師が引き続き診られるのが特徴です。透析の開始に不安を感じる患者さんは多く、それまでと同じ医師、気心の知れたスタッフが担当することで、ご本人やご家族の安心につながるのではないでしょうか。また、週3回の透析のための受診を通して、患者さんの変化をつかみやすいのも利点です。通院のたびに患者さんの状態をチェックすることで、わずかな変化にも気づきやすく、臨機応変な対応が可能になるからです。実際に、透析治療に欠かせない血圧や心疾患、糖尿病の管理はもちろん、不眠やお通じの問題、皮膚のトラブルまで幅広く対応しています。

Q人工透析における、こちらのクリニックの強みは何でしょうか?
A
まつもとクリニック 明るい笑顔が印象的なスタッフが、一丸となり患者をサポートする

▲明るい笑顔が印象的なスタッフが、一丸となり患者をサポートする

どんなことも相談しやすい雰囲気と経験豊富で気さくなスタッフ、循環器の医師が継続して透析を管理できることが当院の強みだと思います。透析治療を行う上で、循環器疾患の合併が非常に多いことから循環器の医師がしっかり診察を行い、安全性に配慮しながら透析治療を継続いただけるように検査・薬の管理・水分調整を丁寧に行っています。「オンラインHDF」システムも導入しており、透析治療を受けながら長く元気に生活できるように患者さんそれぞれに合った透析治療を選択しています。透析が必要な若い方や仕事で忙しい方も受診しやすいよう、夜間は22時まで対応しています。

ドクターからのメッセージ

松本 卓也院長

人工透析と聞くと、「痛いのでは」「拘束時間が長いらしい」「どんなことをするのだろう」などと、不安な気持ちになる方が多いと思います。当院では、そういった不安を少しでも払拭するために、患者さんやご家族とじっくりお話しする機会を大切にして、医師とスタッフが一丸となってサポートを提供しています。患者さんとご家族にとって、透析は生活の一部です。今後も、さまざまなご要望に柔軟に対応しやすい、小回りの利くクリニックの特徴を生かして、患者さんご家族との絆を大事にしながら、患者さんの生活に寄り添った診療を提供し続けたいと考えています。さまざまな悩みを、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。

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