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気になる症状があれば気軽に相談
地域の循環器内科のかかり方

秋田医院

(守口市/守口駅)

最終更新日:2023/07/05

秋田医院 気になる症状があれば気軽に相談 地域の循環器内科のかかり方 秋田医院 気になる症状があれば気軽に相談 地域の循環器内科のかかり方
  • 保険診療

守口市にある「秋田医院」は、総合内科の医師であり、日本循環器学会認定循環器専門医でもある秋田雄三先生が院長を務める医院。大学病院や基幹病院で心臓疾患の治療に取り組んできた経験を生かし、同クリニックでも循環器疾患の症状に目を向けながら、身近なかかりつけ医として日々診療にあたっている。さらに心臓リハビリテーションも行い、心臓や血管の病気のある人の再発防止や健康維持にも努める。同クリニックへは動悸や胸痛、息苦しさを訴えて受診する人も多い。そういった症状は「年齢のせいだから」と思い込んで放置しておくと重篤な状態に陥る場合があるため、早めに受診することが大切だそう。今回は、循環器疾患につながる症状や地域の循環器内科のかかり方について教えてもらった。

(取材日2023年6月20日)

地域のかかりつけ医としてきめ細かく対応。循環器疾患や高血圧の診療、心臓リハビリテーションに尽力

Qこちらでは、循環器疾患を診てもらえるのですね。
A
秋田医院 心不全などの心疾患の診断や検査、予防に力を入れている

▲心不全などの心疾患の診断や検査、予防に力を入れている

当院は総合内科専門の医師による地域のかかりつけ医院です。急な体調不良はもちろん、何科に行くべきかわからない症状や健康上の不安や、健診で数値を指摘された方など、まずは受診いただけたら全力で対応します。加えて私は循環器内科を専門として、病院では狭心症や心筋梗塞に対する心臓カテーテル治療を中心に携わってきました。その経験を生かし、心不全などの心疾患の診断や検査、予防に力を入れています。さらに、高血圧専門の医師としても、患者さんに対してなぜ治療が必要なのかもきちんと伝え、一人ひとり状態に合わせて服薬を行い、食生活・運動習慣のアドバイスをさせていただくなど適切にアプローチします。

Qどのような症状があるときに受診すれば良いでしょうか?
A
秋田医院 日常的な体調不良や健康上の不安があれば相談を

▲日常的な体調不良や健康上の不安があれば相談を

動悸があると不整脈、息切れがあると心不全や狭心症、胸の痛みや足のむくみがあると心不全の心配がありますね。ただ息切れの症状があったり、以前より疲れやすくなったと感じていても、「年齢のせいだから」と思い込んで放置しておく方も意外と多いです。症状が続く場合や、例えば同じ世代の方と同じスピードで歩いたときに、自分だけ取り残されてしまったり自分だけ息切れしているような感覚があったりすれば、一度受診したほうがいいでしょう。さらに健診で心電図異常を指摘されても放置しておく方も意外と多いのですが、その後ろに重篤な心臓病が隠れている場合もあるので、問題がないか病院で診てもらうようにしましょう。

Q高血圧は気をつける必要があるのですね。
A
秋田医院 毎日血圧測定をして、自身の血圧を把握することが大切

▲毎日血圧測定をして、自身の血圧を把握することが大切

緊張で一時的に血圧が上昇してしまうことは誰にでもあることで、健康であればしばらく時間がたつと元に戻ります。気をつける必要があるのは、ずっと血圧が高い状態の場合です。血管に負担がかかる状態が続くと、高血圧性心肥大、心不全、脳出血・脳梗塞などの脳血管障害、動脈硬化が進むことによる心筋梗塞、高血圧性腎障害など、さまざまな重大な病気が引き起こされやすくなります。高血圧は血圧を測定しないと気づけないため、まずは朝食前と就寝前の1日2回、毎日血圧測定をして自身の血圧を把握することが大切です。医師の診断を受けて必要なら薬を服用し、食習慣や運動習慣を改善することで、適切にコントロールを図っていきましょう。

Qどのような検査や治療を行いますか?
A
秋田医院 心電図の測定や心エコーを行っている

▲心電図の測定や心エコーを行っている

心臓超音波検査(心エコー)では、心臓の大きさや厚みといった形態、ポンプ機能が正常に働いているかなど動きの状態、弁の異常の有無がわかります。弁の異常は弁膜症、心臓の動きの異常は狭心症や心筋梗塞などの診断に有用です。当院では循環器内科の医師である私が心エコーを直接行っています。そして心電図はベッドで行うものと、24時間心電図を計測できるホルター心電図を備えています。さらに狭心症や心不全の疑いがある方には、運動負荷心電図検査も院内で行えます。自転車型の装置を用いて心臓に負荷をかけ、安静時にわからない運動中の心電図の変化を調べます。心筋梗塞を誘発すると危険なため、必ず医師の立会いのもと実施します。

Q心臓リハビリテーションについても教えてください。
A
秋田医院 心臓リハビリテーションでは、自転車での有酸素運動もできる

▲心臓リハビリテーションでは、自転車での有酸素運動もできる

心臓リハビリテーションは、狭心症や心筋梗塞、心不全、閉塞性動脈硬化症などの患者さんを対象に行っています。ストレッチから始まり、自転車での有酸素運動、筋力トレーニング、最後にストレッチをするというのが一連の流れ。体力の改善や筋肉を鍛えて維持すること、心肺機能を上げることが目的ですが、気分を高めることや自律神経の働きを活発にすることにもつながり、多方面からのメリットがあります。特に心疾患の患者さんは、経験した痛みが恐怖となってうつになる方も少なくありません。心臓リハビリテーションを通じて、運動をすることへの恐怖心がなくなり、気持ちが楽になったり、自信につながったりということもめざせます。

ドクターからのメッセージ

秋田 雄三院長

当院は地域に根差しているクリニックです。循環器疾患に関わらず内科一般を診ているため、日常的な体調不良や健康上の不安があればご相談をいただけたらと思います。また循環器に関連した症状でも、かかりつけ医と同じ感覚で気軽に受診できるのも地域の循環器内科の便利なところです。必要であれば患者さんの状態に合わせて得意とする医療機関と連携していきます。また当院では最近心臓リハビリテーション室を拡張して、より患者さんが運動しやすい環境に整えました。心臓リハビリテーションは続けることが大切です。私たちと一緒に健康寿命を延ばしていきましょう。

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