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理学療法士と行うリハビリテーション
骨粗しょう症予防にも有用

やまかわ整形外科・リハビリクリニック

(京都市下京区/梅小路京都西駅)

最終更新日:2024/05/13

やまかわ整形外科・リハビリクリニック 理学療法士と行うリハビリテーション 骨粗しょう症予防にも有用 やまかわ整形外科・リハビリクリニック 理学療法士と行うリハビリテーション 骨粗しょう症予防にも有用
  • 保険診療

京都市下京区で明治時代から続くクリニックを継承し、リニューアルオープンした「やまかわ整形外科・リハビリクリニック」は、リハビリ・骨粗しょう症に注力している整形外科クリニック。2階にあるリハビリルームには理学療法士が常駐し、先進の機器がずらりと並ぶ。5代目院長である山川智先生は「リハビリは術後やケガからの回復はもちろん、ケガの予防にも有用です。高齢の方だけでなく、スポーツに熱心に取り組む小中高生たちにも自分の体を守るために利用してもらえたら」と話す。自らもサッカーに取り組み、リハビリの重要性を実感しているという山川院長。今回はそんな同院のリハビリや、力を入れているという骨粗しょう症の診療について詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2024年4月2日)

少し頑張って筋肉を鍛え、痛みのない日常や骨粗しょう症の予防、スポーツでのパフォーマンスアップをめざす

Q貴院のリハビリについて教えてください。
A
やまかわ整形外科・リハビリクリニック 理学療法士がマンツーマンで対応するリハビリ

▲理学療法士がマンツーマンで対応するリハビリ

当院は理学療法士がマンツーマンで対応しており、手術後や膝靱帯損傷などのケガの治療後、さらに腰痛や膝痛といった関節痛の症状に対して、保険診療でのリハビリを実施しています。リハビリ=マッサージというイメージを持っている人は多いのですが、マッサージだけでは症状が一時的に落ち着いたとしても、いずれは元に戻ってしまいます。リハビリで大切なのは必要な筋肉に的確にアプローチすること。当院では医師の診断結果のもと、理学療法士が無理のない範囲を慎重に見極め、先進の機器を使用しながら、患者さんと設定した目標に向かってリハビリを行います。筋肉は何歳になっても鍛えることができますし、柔軟性のアップもめざせるんですよ。

Qサッカーをはじめスポーツ外傷も専門的に診てもらえるとか。 
A
やまかわ整形外科・リハビリクリニック 理学療法士が無理のない範囲を慎重に見極め、的確にアプローチ

▲理学療法士が無理のない範囲を慎重に見極め、的確にアプローチ

私も陸上やサッカーに取り組んできて、骨折や捻挫などのケガを経験してきました。ですから、ついつい我慢したり無理をしたりする気持ちはよくわかります。しかし、より良いプレイをするためには適切な治療やリハビリを受けることも必要です。特に成長期には、一生懸命取り組むあまり負荷がかかりすぎてオスグッド・シュラッター病や疲労骨折が起きることも。頑張ることも大切ですが、できれば痛みが小さいうちに相談し、重症化を防ぎましょう。当院は「とにかく安静に」というのではなく、動かしながら改善をめざす方針。なるべく競技をストップする期間を短くし、パフォーマンスを落とさないように配慮していますので、気軽に相談してください。

Qリハビリの進め方を教えてください。
A
やまかわ整形外科・リハビリクリニック ホームケアや日常生活に関するアドバイスも行う

▲ホームケアや日常生活に関するアドバイスも行う

まずは診察をさせていただき、症状を医学的に診断します。リハビリが必要だと診断されたら、次は理学療法士が身体機能の評価を行い、リハビリのメニューを作成します。運動療法では先進の機器を使用したトレーニングやストレッチを通して、正しい姿勢や無理のない動作を身につけていきます。物理療法では医療機器を用いて悪化している血流の改善を図り、筋緊張や痛みの緩和をめざします。大切なのは、お体の状態や疾患を丁寧に見極め「ちょっと頑張る」程度の負荷をかけること。リハビリでは毎回状態をチェックし、負荷の調整をしていきます。また、ご自宅でできるエクササイズや日常生活に関するアドバイスも丁寧に行います。

Q骨粗しょう症の検査や治療にも積極的に取り組まれていますね。
A
やまかわ整形外科・リハビリクリニック 骨粗しょう症の予防に注力しており、骨質まで計れる機械を導入

▲骨粗しょう症の予防に注力しており、骨質まで計れる機械を導入

骨粗しょう症は、高齢者だけの病気だと思っている人がほとんどだと思います。しかし最近では、子育て中に骨粗しょう症が発覚することも。特に授乳はお母さんのカルシウムを大量に消費しますので、骨密度がもともと低めの女性にはリスクの一つにもなり得ます。心置きなく妊娠・出産をと考えるのであれば、妊娠前に骨密度を測定して自分の骨粗しょう症リスクを把握しておくことが大切です。もし、骨密度が低いということがわかっても、生活習慣の改善やお薬で改善がめざせます。検査はDEXA法での骨密度測定と、採血や尿検査による骨代謝マーカーの測定です。負担の少ない検査ですので、気軽にご相談ください。

Q骨粗しょう症の予防においてもリハビリが有用なのですね。
A
やまかわ整形外科・リハビリクリニック 骨粗しょう症に対してもリハビリは有用だと語る山川院長

▲骨粗しょう症に対してもリハビリは有用だと語る山川院長

実は骨密度を維持・上昇させるためには、運動をして骨に刺激を与えることが大切です。必要以上に運動をする必要はありませんが、適切な負荷のある運動を継続して続けましょう。運動を続けていれば骨だけでなく、体の筋肉も強化されてバランス感覚も整います。筋肉とバランス感覚がしっかりしていれば転倒しにくくなりますし、仮に転倒したとしても骨への負担は軽減します。また前向きな気分にもなれるでしょう。逆に「骨折が怖い」とじっとしていると、どんどん骨折リスクが上がります。元気に過ごしたいのであれば、薬物療法や食事内容の改善などに加えて、医師や理学療法士の指導のもとリハビリにも積極的に取り組んでいただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

山川 智院長

当院は130年近く続くクリニックで、私は5代目の院長です。2024年にリニューアルして広いリハビリルームを開設し、理学療法士とともに先進の機器も使用しながらリハビリに取り組むことができる環境を整えました。リハビリは体の筋肉を鍛え、痛みの緩和を図り、動きやすい体を取り戻すためのものです。当院のリハビリは「ちょっと頑張る」くらいの負荷で行いますので、マッサージとはちょっと違います。しかし、だからこそ筋肉に良い刺激が入り、効果も感じていただきやすいと思います。運動が不安な方も、整形外科医の私と理学療法士がしっかりサポートしますので安心してご相談ください。

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