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新井 千博 院長の独自取材記事

はんだ矯正歯科

(大和市/大和駅)

最終更新日:2024/04/11

新井千博院長 はんだ矯正歯科 main

小田急江ノ島線大和駅の相鉄口から歩いて約2分のところにある「はんだ矯正歯科」。2021年1月、この地域で30年以上矯正歯科診療を提供してきた同院の院長に、新たに新井千博先生が就任した。「これまでの治療法を踏襲しつつ、新しい方法も取り入れながら患者さんのお役に立ちたいです」と話す新井先生は、マウスピース型装置を用いた矯正や裏側矯正など、近年のニーズに応えられるよう治療の幅を広げている。同院の特徴は、初診の際に詳細な検査を実施していることと保険診療の対象となる矯正も数多く手がけていること。「自分の目の届く範囲で、責任感のある医療を提供したいです」と、話しぶりにもまっすぐな誠実さがにじむ新井先生に、これまでの経験や同院の特色についてたっぷりと聞いた。

(取材日2024年3月18日)

30年の伝統に新たな治療法をプラス。保険診療も

2021年1月に、院長に就任されたと伺いました。

新井千博院長 はんだ矯正歯科1

30年以上前にここ大和市で、矯正歯科専門の「はんだ矯正歯科」を開設した前院長の半田秀穂先生から引き継ぐ形で、院長に就任しました。私はそれまで、出身の鶴見大学歯学部で歯科矯正学講座に18年勤しんでいましたが、半田先生も大学で非常勤講師を務めておられました。少し前頃から「後継者に誰か良い人がいないか」とお話があって。そこで、「私がやりますよ」と答えたんです。そうして2020年4月から「はんだ矯正歯科」で勤務させていただき、一緒に診療しながら学ばせてもらいました。私は長い間大学にいましたが、いつかは地域医療をやりたいという思いがあったので、良いご縁をいただいた形ですね。

4年勤めてこられて、クリニックの特徴はどこにあると感じておられますか。

保険診療が適用される矯正を数多く手がけていることだと思います。例えば、顎変形症の患者さんですね。そういう症例について、非常に多く対応しています。これらの治療は大変なことも多くて、なかなか対応しているところが見つからずお困りの患者さんもいらっしゃるかと思いますが、当院はこれに特化しています。私自身も、鶴見大学では同じような患者さんの診療をたくさん担当してきたので、この経験も「はんだ矯正歯科」とマッチした理由の一つかと思います。

新井先生が院長に就任されて、新たに取り組んだことはありますか。

新井千博院長 はんだ矯正歯科2

今の患者さんのニーズに応えられるような治療法を、勉強しながらですが取り入れています。以前は一般的といいますか、オーソドックスな治療法が中心だったのですが、例えば、マウスピース型装置を用いた矯正や、表から装置が見えづらい裏側矯正などを取り入れました。そして、歯科医療もデジタルの時代ですので、口腔内スキャナ―やエックス線検査装置などの設備を整えて、より細かく解析できるようにしています。治療の精度をさらに高めていくため、システムの構築を進めています。対応できる治療も増やしましたので、ぜひ一度ご相談いただけたらと思いますね。

目の届く範囲で責任ある治療を。十分な説明も心がける

診療方針を教えてください。

新井千博院長 はんだ矯正歯科3

私の責任で診断する、ということでしょうか。私としては、新規の患者さんをたくさん呼びこんで、クリニックを拡張させていきたいという思いはないんですね。私の目の届かないところがあるというのは、違うと思うんです。もちろん他の勤務医とディスカッションは行いますが、最終的な診断はすべて私の責任で行うようにしています。あとは、遠方からいらっしゃった方には、その方のご自宅に近いクリニックを紹介することもあるんですよ。これはよく驚かれることなのですが、やはり近い所のほうが通いやすく、患者さんにとってもそのほうが良いと思うんです。矯正専門の歯科医師との横のつながりも非常に強いので、信頼できる先生をご紹介することができます。また、多くの病院の歯科口腔外科と連携していますので手術が必要な場合もご安心ください。

患者さんと接する時に心がけていることはありますか?

矯正は長い時間がかかりますから、できるだけ患者さんの負担を軽くし、患者さん本人が頑張れるようにしたいなと思っています。しかし、特にお子さんの場合は、どうしても継続することが難しいケースもあります。親御さんにやらせたい気持ちが強いと、お子さんに無理をさせてしまうこともあると思うのですが、そうすると通えなくなったり続かなかったりしてしまいます。ですので、お子さんにとって嫌なものであるということには変わりはないかもしれませんが、治療を開始する時期や使う装置について、年少のお子さんに対してもできる限り十分説明して、「なぜこれをやらなければならないのか」を理解していただくように心がけています。もちろんこれは大人の場合も同じです。やはり治療期間が長くかかるので、患者さん本人が十分に納得することが大切だと思っています。この点は私というより、スタッフが丁寧に対応してくれています。

スタッフには普段、何と声をかけていますか?

新井千博院長 はんだ矯正歯科4

私よりもベテランの方ばかりなので、言わなければならないことは基本的にありません。本当にスタッフに恵まれていると思います。当たり前のことですがカルテをしっかり読むよう伝えています。これは半田先生から言われたこともでもあります。矯正は長期間かかるため、その間に担当する歯科医師が代わる可能性もあります。それでも治療のゴールがぶれないようにするために、カルテにしっかり目を通すことを徹底しているんです。あとは、ちょっとしたミスや出来事もしっかり報告して、アクシデントにつながらないように防ぐことも大切にしています。そう考えるとやっぱり、自分の目の行き届く範囲で診療体制をつくっていきたいと思いますね。

エックス線検査など、初診で詳細な検査を実施

新井先生はなぜ、矯正専門の歯科医師になろうと思ったのでしょうか?

新井千博院長 はんだ矯正歯科5

家族の影響が大きいと思います。父は歯周病専門の歯科医師ですし、3つ上の兄も口腔外科を専門に医療を担っています。叔父をはじめ親族にも歯科医師が多く、幼い頃から歯科に関する話題に囲まれて育ちました。小学2年生の時に作ったクラス文集で、将来の夢の欄に周りは「プロ野球選手」などと書いているところ、私だけ「歯医者さん」と書いていました。その頃から、良い仕事だなあという憧れがあったんだと思うんです。いつしか、歯科医師の中でも父や兄と専門が重ならない矯正歯科に関心を持つようになりました。兄とは日頃から連携できていて、助かっています。地域医療に携わろうと思ったのは、開業医だった叔父の影響が大きいですね。大学に勤めていた頃も、叔父の歯科医院で働きながら経験を積ませてもらいました。

お忙しい毎日かと思いますが、休日の過ごし方を教えてください。

院長に就任してからは、毎日が充実しすぎていて休みがないくらいです。ですが、診療は大変だと思わないんです。患者さんに満足して帰っていただけたら、私もとてもうれしく思います。慣れない経営も担わなければならず、なかなか休む暇はないのですが、先日は最近飼い始めた犬と、子ども2人と一緒に遊びに行きましたよ。子どもは中学1年と小学5年です。子どもが生まれてからは遠ざかっているのですが、高校時代からバンドを続けていました。ギターを担当していて、そちらの道に進みたいな、なんて思ったこともありましたが、最終的には歯科医師を選択したという経緯があります。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

新井千博院長 はんだ矯正歯科6

矯正は長い期間がかかりますから、特に小児矯正については、その間の患者さんの成長を見ていくことは楽しみでもあります。さらに精度の高い治療を提供できるように日々学びながら、より良いクリニックにしていきたいです。また、当院では初診の段階でかなり詳しい検査を実施しています。頭部を含めたエックス線撮影や口腔内撮影を通して詳細に状況を把握し、考えられる治療法をご説明した上で、お見積もりもお渡ししています。当院に限らず、今後矯正を受ける上で参考になる情報をお渡しできたらと考えているので、検討中の方はぜひ一度ご来院いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診/5500円、検査・診断/5万5000円、小児矯正(学童期)/33万円~、小児矯正(永久歯列期)/33万円~、ワイヤー矯正(全体矯正)/60万5000円~、ワイヤー矯正(部分矯正)/16万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~、裏側矯正/88万円~

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