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整形外科と内科、東洋医学のアプローチで
さまざまな不調に対応

千住診療所

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2024/04/10

千住診療所 整形外科と内科、東洋医学のアプローチで さまざまな不調に対応 千住診療所 整形外科と内科、東洋医学のアプローチで さまざまな不調に対応
  • 保険診療

医療が専門別に細分化され、街のクリニックでも高度な専門性を強みとした医療機関が増えているが、「おなかの辺りが痛い」「腰から背中にかけての痛みがつらい」といった症状から、患者自身が受診すべき専門の診療科を選ぶのは決して容易ではない。北千住駅から徒歩7分の「千住診療所」では、内科と整形外科を標榜し、痛みをはじめとした患者のさまざまな不調の原因を丁寧に探り、症状の改善に向けた診療を提供している。大学病院で整形外科を専門に手がけ、内科診療の経験も豊富な院長の井上聡先生に、整形外科と内科それぞれの領域で手がけている診療内容と、双方を1ヵ所のクリニックで診られるメリット、診療にあたってのポリシーなどについて詳しく聞いた。

(取材日2024年3月14日 )

病状を丁寧に見極めた上で、漢方薬など東洋医学も取り入れながら、患者の回復力を後押し

Q整形外科領域ではどんな症状に対応しているのでしょうか?
A
千住診療所 地域のかかりつけ医として幅広い診療に対応している

▲地域のかかりつけ医として幅広い診療に対応している

全身の中でも主に首から下の、首や肩、肘、背中、腰、膝などの痛みについて対応しています。例えば骨折、捻挫、椎間板ヘルニアといったものから、より身近な例を挙げれば、ぎっくり腰、首の寝違えまで。痛みや動かしづらさを感じて受診される方がほとんどですから、いつから症状が出ているのか、状況を詳しくヒアリングした上で、患部の触診を行い、エックス線撮影やエコー検査で原因を探り当てていきます。痛み止めを処方して様子を見ていれば自然に回復していくことが望めるケースも多いですが、そうした痛みが慢性化しないよう、患者さんの状態に応じて体の動かし方、予防のための軽いストレッチなども併せてアドバイスするようにしています。

Q内科ではどのような症状に対応していますか?
A
千住診療所 漢方薬なども取り入れながら回復力を後押しする

▲漢方薬なども取り入れながら回復力を後押しする

風邪症状や季節性の感染症、花粉症をはじめとしたアレルギー疾患のほか、高血圧症、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の診療にも対応しています。生活習慣病はどれもすぐに命に関わるような疾患ではありませんが、そのままの状態を放置してしまうと10年後、20年後に心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な合併症を引き起こすリスクがかなり高くなります。治療においては薬で血圧や血糖値のコントロールを図っていくだけでなく、食生活を見直したり、生活の中にウォーキングをはじめとした運動習慣を取り入れることを通じて、患者さんの生活習慣の改善もサポートしていきます。

Q整形外科と内科の診療はリンクすることも多いのでしょうか?
A
千住診療所 東洋医学の知識を生かしたゼネラルな診療を行う

▲東洋医学の知識を生かしたゼネラルな診療を行う

例えば高齢の方の場合、腰痛や膝の痛みがあると歩くことがつらいですから、次第に外出がおっくうになり、生活の中での積極性が失われて家の中にこもりがちになってしまうこともあるでしょう。動かないことによって関節などの機能や筋力が低下し、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)に陥った末、最悪の場合寝たきりになってしまうケースも少なくありません。また、運動不足の状態で体重が増加し、糖尿病や高血圧症など生活習慣病を悪化させてしまうといった悪循環に陥ってしまうことも。運動機能を維持することがさまざまな内科疾患の予防、悪化を食い止めることにもつながりますから、双方の視点で診療できるメリットは大きいと思います。

Qこちらはどういった相談で来院される方が多いのでしょうか?
A
千住診療所 痛みをはじめとしたさまざまな不調の原因を探る

▲痛みをはじめとしたさまざまな不調の原因を探る

腰痛、膝の痛みで来院される方、高血圧症や糖尿病の患者さんが多いですね。当院の患者さんの年齢層は70代から80代後半とかなり高めで、最高齢の方は満100歳。整形外科と内科双方に不調を抱えている方がほとんどですから、いつからどんな症状がつらいと感じるか、じっくり話をお聞きして、患部に触って痛みの原因を丁寧に探っていきます。同じ症状で病院を受診して処方された薬を飲んでいるのに、なかなか症状が改善しないというような方には、漢方薬など東洋医学のアプローチも取り入れながら、つらい症状を少しでも緩和して差し上げられるように努めています。

Q先生の診療のポリシーをお聞かせいただけますか?
A
千住診療所 患者への説明に注力しており、多角的なサポートを行っている

▲患者への説明に注力しており、多角的なサポートを行っている

「よく聞き、よく診て、よく治す」が私のポリシーです。患者さんの訴えにじっくり耳を傾け、患部をよく触ることで痛みの部位を詳細に突き止めた上で、病状を丁寧にご説明するプロセスを大切にしています。痛みがあるときに、十分な説明がないまま痛み止めの薬を処方されて、「これで様子を見ましょう」と言われても、患者さんとしてはモヤモヤした気持ちが残ってしまいますよね。そこで「動きが悪いのは、椎間板が狭くなっているからでしょう」とか「加齢とともに現れる症状ですよ」といったように解説して差し上げることで患者さんの納得感につながり、治療意欲が高まるだけでなく、互いの信頼関係を築くこともできると思っています。

ドクターからのメッセージ

井上 聡院長

当院の初代院長である私の父は、プライマリケアを手がける地域のかかりつけ医として昼夜を問わず診療にあたっていました。そうした方針を引き継ぎ、2代目の私も専門である整形外科を軸に、大学で手がけた一般内科診療や専門家のもとで学んだ東洋医学の知識を生かしたゼネラルな診療を行っています。「今ある不調で何科を受診すべきかわからない」「検査を受けてもなかなか診断がつかないまま、つらい痛みが続いている」といった方にも、何らかの解決策をご提案できるかもしれません。病気を治すのは医師ではなく、患者さんご自身の回復力。その回復力を後押しすることこそが医療の果たすべき役割だと考えています。ぜひお気軽にご相談ください。

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