前歯メインで整えることをめざす
マウスピース型装置を用いた矯正
西新井デンタルクリニック
(足立区/西新井駅)
最終更新日:2024/03/12
- 自由診療
凸凹している前歯が気になる、もっときれいな歯並びにしたいなどと鏡を見る度に人知れず悩んでいる人も多いだろう。だが、矯正治療となるとワイヤーやブラケット装置が目立つ、時間がかかりそうなどとためらってしまうことも事実だ。そのような歯列に悩む人たちに応えていきたいと「西新井デンタルクリニック」では、マウスピース型装置を用いた矯正に力を入れている。同院で行っているシステムは、奥歯以外の前方の歯列に対応したもので、まさに前歯が気になっている人に適しているという。同院では、口腔内をトータルに診察する一般歯科の特性も生かして矯正前後のフォローも適切に行っている。矯正の方法や特徴などについて同院の原田康夫院長に聞いた。
(取材日2024年2月22日)
目次
事前に歯の状態をシミュレーションして矯正のイメージを確認
- Qこちらのクリニックで行っている矯正について教えてください。
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A
当院ではマウスピース型装置を用いた矯正の中でも、奥歯は動かさずに、前方の歯に限定して動かすことをめざす矯正を行っています。奥歯の噛み合わせは問題ないけれど、前歯が凸凹している、前歯だけ噛み合わない、隙間があるといった症例に適しています。ワイヤーを使う矯正と比べると、弱い力でゆっくり進めるので痛みが少なく、装置は透明で目立たない、食事と歯磨きの時は外せるといったメリットがあります。部分的な矯正ですので矯正期間も短くて済みやすいです。抜歯の必要がないことも特徴であり利点です。この矯正法が適応するか否かは事前に詳細に診査診断し、奥歯も含めた矯正が必要な場合には矯正専門の歯科医師に紹介しています。
- Qどのような流れで矯正を進めていますか。
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A
矯正を始める前に口腔内をチェックするとともにクリーニングします。もし、虫歯や歯周病があれば治療を行い、口腔内をきれいな状態に整えていきます。その後、歯型の採取、エックス線検査を行い、口腔内3Dスキャナーで口の中をスキャンします。その3Dデータをもとにどのように歯を動かしていくか、矯正のシミュレーションを行います。そのシミュレーション画像は患者さんも見られますので、より具体的にイメージできます。その後、綿密な矯正計画を立案し、計画に沿ってマウスピース型装置を複数枚交換していきます。矯正中は定期的に通院し、経過観察と必要な処置を行います。矯正期間は症例にもよりますが、6ヵ月から1年程度です。
- Qなぜ矯正の前に口腔内をきれいにすることが大切なのですか。
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A
歯の表面に汚れがついていたりすると、精密なスキャン画像が得られません。もしも虫歯があった場合、気づかずに矯正を始めると矯正期間中に虫歯が進行してしまう恐れがあります。矯正の途中で治療して削ったりすると、矯正計画を変更しなくてはならず、その分、時間がかかってしまいます。さらに歯茎が腫れていたり出血していたりすると、矯正期間中に歯周病が進行してしまうことも考えられます。このようなリスクを避けて、めざす結果につなげるために、事前に口腔内を詳細に確認して、治療すべき症状は治療を行って口腔内をきれいにしておくことが重要です。
- Q一般歯科で矯正を受けるメリットを教えてください。
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A
一般歯科では口腔内をトータルに診察していますので、今お話ししたようなクリーニングから虫歯、歯周病の治療、矯正、矯正後のフォローまで1ヵ所で受けられます。矯正専門のクリニックでは虫歯などの一般歯科治療は行わないことが多く、治療中に虫歯が見つかった場合は複数のクリニックを行き来する必要があります。かかりつけとして普段から一般歯科に通っている方は、歯科医師や歯科衛生士とも顔なじみになっていますので、歯並びについても気軽に相談できるのではないでしょうか。
自由診療費用の目安
自由診療とは前歯のマウスピース型装置を用いた矯正/50~60万円