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山田 亮 院長の独自取材記事

やまだ歯科

(練馬区/東武練馬駅)

最終更新日:2023/09/29

山田亮院長 やまだ歯科 main

「やまだ歯科」は東武東上線・東武練馬駅から徒歩3分、地域の人々が行き交う商店街の一角にある。この地で生まれ育った院長の山田亮先生は、父が30年以上院長を務めた「山田歯科医院」を継承。内装や設備を一新し、「やまだ歯科」として2023年7月にリニューアルオープンした。「地域の患者さんに、気軽に安心して受診していただきたい」との思いから、通りに面した待合室は明るいガラス張りにし、院名のイニシャルと歯科をモチーフにしたロゴマークも作成。地域の人々の歯の健康を守るため、歯科全般の診療にオールラウンドに対応する。「ずっと自分の歯で、食事を楽しんでもらいたい」と話す山田先生に、診療において大切にしていることや、今後取り組んでいきたいと思っていることなどについて聞いた。

(取材日2023年9月6日)

生まれ育った町で父の歯科医院を継承

この地域の特徴と、お父さまの歯科医院を継承したことに対するお気持ちを聞かせてください。

山田亮院長 やまだ歯科1

この地域には昔からの商店街もあり、長く住んでいる方も多いですが、一方で新しいマンションもできて、若いファミリー世帯も増えています。私が生まれ育った町でもあり、もともとこの場所には父の歯科医院がありました。30年以上にわたり地域の患者さんのために歯科診療を続けてきた父ですが、70歳に近づきつつあり、そろそろゆっくりしてもらいたいと思ったことと、設備や内装の老朽化が目立ち始めたこともあり、思い切ってリニューアルし、私が継承することとなりました。歯科医院を継ぐということは、患者さんも引き継ぐということ。父を信頼して長く通院し続けてくださった患者さんに、代が替わっても変わらず安心して通い続けていただける歯科医院にしたい。その気持ちが一番強いです。何かに特化した治療をするというよりは、地域に根差した歯科医院として、歯科診療全般にオールラウンドに対応できることをめざしています。

リニューアルにあたり、内装や設備などでこだわったところはありますか?

とにかく、親しみやすく、地域の方々に気軽に来院していただける雰囲気にしたいと思っていました。そのため待合室の場所は前の歯科医院と同様、通りに面した一番明るい場所にし、たくさん光が入るようガラス張りに。内装は白や淡い木目調など、明るく温かみのある色調で統一しました。また、当院のロゴも作成してホームページや建物の入り口、看板などに掲げています。ロゴについては、ホームページを作成したデザイナーさんが50パターンぐらい候補を用意してくださり、その中から「やまだ歯科」のイニシャル「Y」と歯科のイメージがわかりやすく表現されているものに決めました。小さいお子さんにもわかりやすいようで、患者さんから「かわいい」と言ってもらえることも多いですね。

どのような患者さんが多く受診していますか?

山田亮院長 やまだ歯科2

受診される患者さんの年齢層は幅広く、父の代から通ってくださっている患者さんは高齢の方が多い傾向があります。一方、リニューアルしてからは、30~50代の働き盛りの世代や、お子さんを連れたお母さんなど子育て世代の患者さんも増えつつあります。当院は駅が近く通っていただきやすいところにあるので、仕事帰りの方や忙しい方にも受診していただけるよう、平日の午後は20時まで、土曜日の午後も18時まで診療しています。また、お母さんが診察している間などに、そばでお子さんが遊んでいられるようなキッズスペースも設けています。

患者が理解しやすいよう、わかりやすい言葉で説明

診療において大事にしていること、心がけていることを教えてください。

山田亮院長 やまだ歯科3

患者さんへの説明をしっかりすることを大事に考えています。患者さんに「治療して良かった」と満足していただくためには、ご自身の歯の状態をきちんと知っていただくこと、そして「だからこういう治療が必要です」ということを理解し、納得していただいた上で治療することが大切だと考えています。診察時はエックス線写真や、口の中を拡大して見ることができるマイクロスコープという顕微鏡で歯の様子を拡大してモニターに映し、患者さんご自身にも見てもらいながら説明しています。なるべく専門用語を使わず、わかりやすい言葉で説明することを心がけ、診察の最後にはほかに聞きたいことやわからなかったことはないか確認するようにしています。

診察するとき、必ず「患者さんのここを見る」というところはありますか?

基本的に、痛みなどの症状がある部分だけでなく、口の中全体をくまなく見るようにしています。初期の虫歯やトラブルのサインなどが見られた場合には、「ここはこういうケアや治療をしたほうがいいですよ」「こういうことがあるので気をつけてくださいね」などのアドバイスを行い、早期治療につなげるようにしています。まだ痛みもなく患者さん自身では気づかないような初期の虫歯のうちに対応できれば、治療もスムーズにできると思います。痛い部分を治すことはもちろん、それ以外の部分もよく見て、早期発見・早期治療を心がけています。

どのような症状、訴えで受診する患者さんが多いのでしょうか?

山田亮院長 やまだ歯科4

虫歯や歯周病などのほか、当院では、歯石を取りに来られる方や、無意識な噛みしめによる歯の痛みなどで受診される方が多いですね。パソコン作業やスマホの操作などを長時間続けると、首や顎が前方に出るような状態になりやすく、そのような姿勢の変化により噛み合わせに異常を来すことがあります。また、無意識のうちに力が入り、歯を噛みしめてしまうことも。強く噛みしめていなくても、歯と歯が当たっているだけでも長時間になると歯には大きな負担がかかります。それが原因で歯に痛みが出たり、頭痛が起きたりする人も少なくありません。そういう場合、患者さん本人も噛みしめていることに気づいていないことが多いので、まずは仕事中などになるべく歯と歯を合わせないようにしてもらいます。ちょっと意識して注意するだけで改善が図れることも多いのですが、改善が見込めない場合にはマウスピースの装着など、次の治療ステップを検討します。

今後はさらに「予防」に力を入れていきたい

プライベートなことをお聞きしますが、休日はどのように過ごしていますか?

山田亮院長 やまだ歯科5

どちらかというとインドア派なのですが、家にこもりきりではあまり体に良くない気がして、なるべく外に出かけるようにしています。体を動かすことも心がけており、パーソナルジムで自分に合ったメニューを考えてもらい、週1回、50分~1時間程度の運動をしています。いつでも好きな時に行けるジムだと「今日じゃなくてもいいか」と先延ばしにしてしまいそうですが、パーソナルジムは予約制なので「行かなくちゃ」という気持ちになります。トレーナーさんが無理しすぎないように見てくれたり、姿勢を直してくれたりするので、安心かつ効率良く運動できるのもメリットですね。気候が良い時期は自転車で40分ほどかけてジムに行っており、それも運動になっていると思います。

今後、クリニックの診療において力を入れていきたいことはありますか?

今、スタッフは歯科助手1人のみですが、今後は歯科衛生士に加わってもらい、予防歯科治療にもっと力を入れたいと考えています。歯でしっかり噛むことができればおいしいものが食べられますし、食事がおいしければ元気に人生を楽しむことができると思うのです。今は高齢の方でも歯を残せている方が多いと感じます。なるべく歯を残すために、予防にも積極的に取り組んでいきたいですね。予防のためには、定期的に歯科で歯のクリーニングをすることが大事です。半年や3ヵ月に1回など、患者さんごとに適切と考えられる時期に受診してもらうようお勧めしたり、ご家庭で正しく歯磨きをしていただけるように、ブラッシングの仕方を説明したりしています。

患者さんへ、メッセージをお願いします。

山田亮院長 やまだ歯科6

歯が痛いときはもちろん、痛みがなくても「なんとなく変だな」という違和感があるとき、虫歯がないかチェックしたいときなど、歯やお口のことで何かあればいつでも気軽に受診していただきたいです。診察の結果、何もなければ安心していただけると思いますし、虫歯やトラブルがあれば早く見つけて早く治療をすることができます。どのようなことでも、気になることがあれば、ぜひご相談ください。

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