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全身の健康に影響する噛み合わせのずれ
負担の少ないアプローチを

レナデンタルクリニック

(中央区/銀座駅)

最終更新日:2024/04/09

レナデンタルクリニック 全身の健康に影響する噛み合わせのずれ 負担の少ないアプローチを レナデンタルクリニック 全身の健康に影響する噛み合わせのずれ 負担の少ないアプローチを
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歯科と全身の健康との関係では、例えば脳梗塞などといった病気との密接な関係は広く知られるようになってきた。さらに、開院当初から「口腔全体の健康が全身の健康に寄与する」との考えで診療を行ってきた「レナデンタルクリニック」の井上玲奈院長は、「噛み合わせの悪さもドミノ倒しのように全身の健康に影響する可能性があります」と話す。「頭痛、肩凝り、腰痛といった体の不調に加え、口呼吸が増えて感染症リスクが高まることも考えられます。原因はわからないけれど、何となく不調が続くという方は、歯科医院で噛み合わせのチェックを受けるようお勧めします」。では、噛み合わせの悪さで具体的にどのようなリスクが生まれるのか、そうなった場合の対策と合わせて、井上院長に話を聞いた。

(取材日2022年3月1日)

異なるタイプの治療法で、成人は噛み合わせの調整、小児は口腔育成を行う

Q噛み合わせの悪さは体にどのような影響があるでしょうか?
A
レナデンタルクリニック 噛み合わせのずれは、体の軸の歪みにつながるという

▲噛み合わせのずれは、体の軸の歪みにつながるという

歯の噛み合わせが悪いとき、本来ありたい位置からずれていることが多いもの。顎が前後・左右にずれたままだと、体はバランスを取ろうと前かがみになったり、左右の軸を歪めたりすることも考えられ、こうした無理な姿勢は首や肩、腰などにも余計な負担を強いるでしょう。そこから頭痛、肩凝り、腰痛をはじめ全身の不調につながることもあります。さらに噛み合わせが悪くて上下の歯が適切な位置にないと、ブラキシズム(噛みしめ、歯ぎしり)が増え、歯や歯肉の破損につながることも。また舌が適切な位置に収まらずにいると、口呼吸が増えて口腔や喉が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクが高まることにもつながります。

Q噛み合わせのずれはどう判断するのですか?
A
レナデンタルクリニック 咬合器で立体的に噛み合わせのずれを診て、治療法を見つける

▲咬合器で立体的に噛み合わせのずれを診て、治療法を見つける

口腔内の画像や歯型などをもとにずれを確認し、検査をして顎や歯の適切な位置を探ります。当院では、まず患者さんがどのような不調、悩みをお持ちなのかをじっくり伺い、その訴えから、不調の原因が噛み合わせのずれにあるのかを判断します。次に、どのようにずれているからどんな治療が必要かを知るため詳しく検査します。上下の歯型を採り、一般的なエックス線画像検査や、矯正治療で用いる詳細なエックス線画像検査を行います。その後、患者さんの歯型を使って、噛み合わせを再現する咬合器で立体的に噛み合わせのずれを診て、治療の方向性を決めていきます。もちろん咬合器は患者さんにも見ていただき、治療についてのご希望も伺います。

Qどのような方法で噛み合わせにアプローチしていくのでしょう?
A
レナデンタルクリニック 方法の一つとして、マウスピース型装置を取り入れている

▲方法の一つとして、マウスピース型装置を取り入れている

ずれの原因が歯の欠損部分なら、入れ歯やインプラント治療で前後左右のバランスを整え、しっかり噛めるようにすることをめざします。また、乱れた歯列が問題なら適切な並びになるよう歯を動かすなど、患者さんのお口の中を本来あるべき形に戻すことが大切です。当院ではこのような治療から、お口への負担の少ない治療などさまざまな選択肢をご用意しております。また、子どものうちに噛み合わせを整えることで、子どもから大人へと体が成長していく過程で好影響が期待できると考えますので、お子さんに対しては口腔機能の成長を促す方法をご提案しています。保護者の方は心配なさいますが、ほとんどのお子さんは自ら取り組んでくれると思います。

Q小児口腔育成を重視されるのはなぜでしょうか?
A
レナデンタルクリニック 子どもの口腔機能の発達の重要性は、まだまだ知られていない

▲子どもの口腔機能の発達の重要性は、まだまだ知られていない

最近のお子さんの生活環境は変化しています。それで食べる、話す、呼吸するといった口腔機能の発達が不十分になり、顎が十分に発達せず、噛み合わせが悪くなる可能性があるとされています。一見歯並びが整っているように見えても上の歯が下の歯を覆うような状態は過蓋咬合と呼ばれ、これも悪い噛み合わせです。口腔機能を発達させることで、歯並びや噛み合わせを整え、きちんとした姿勢で気道が確保されれば呼吸もたっぷりでき、体や脳の成長にもいい影響が期待できると考えています。お子さんのむし歯や歯並びに関心がある方は増えましたが、口腔機能の重要性はあまり知られていないので、もっと小児の口腔育成の大切さをお伝えしたいですね。

Q口腔育成は家庭でもできるのでしょうか?
A
レナデンタルクリニック 口の周りの筋肉を鍛えるアドバイスも積極的に行っている

▲口の周りの筋肉を鍛えるアドバイスも積極的に行っている

口の周りの筋肉を鍛える簡単なトレーニングもあります。例えば、口を閉じたまま舌をぐるぐると回す運動を、例えば右に10回転、左に10回転行うといった舌の体操もお勧めしています。このほかにはあいうべ体操も知られていますね。口の周りの筋肉を鍛えることは、お子さんだけでなく成人のエイジングケア、高齢の方の嚥下機能の維持などに役立ちますから、皆さん一緒に取り組んではいかがでしょうか。当院ではこうした口腔ケアに関する指導も積極的に行っています。

ドクターからのメッセージ

井上 玲奈院長

噛み合わせの悪さは、歯や歯肉の破損、むし歯・歯周病リスクの増加といった口の中の問題はもちろん、顎や姿勢のずれ、体の各所の痛み、口呼吸に起因する感染症の懸念など、ドミノ倒しのように全身の健康に影響していきます。当院は、以前からこうした噛み合わせと全身の健康の問題に着目し、噛み合わせ位置の調整を行ってきました。「原因はわからないが何となく体調が悪い」と感じている方などは、一度ご相談いただければと思います。歯への負担の少ない治療方法からお口全体にわたる治療までご紹介しています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

噛み合わせ審査(口腔全体)3万3000円、インプラント治療(1本)49万5000円~、歯列矯正(部分矯正)33万円~、マウスピース型装置を用いた矯正(成人)33万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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