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検査前から後まですべてに配慮
痛みの軽減をめざす大腸内視鏡検査

千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ

(柏市/柏駅)

最終更新日:2024/04/19

千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 検査前から後まですべてに配慮 痛みの軽減をめざす大腸内視鏡検査 千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 検査前から後まですべてに配慮 痛みの軽減をめざす大腸内視鏡検査
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大腸内視鏡検査と聞くと、「痛い、つらい」といったネガティブな印象を抱く人もいるだろう。「大腸内視鏡検査では内視鏡で腸を押したり、腸の中に空気を入れて膨らませたりする必要があるため、痛みや不快感は多少なりともあります。ただ、工夫次第で軽減することは可能です」と笑顔を見せるのは、「千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ」の鈴木隆二理事長だ。2024年4月1日に開院したばかりの同院だが、さまざまな工夫により、大腸内視鏡検査による苦痛や不快感をできるだけ減らせるよう努めているという。そこで今回は鈴木理事長に、大腸内視鏡検査を受ける上で知っておきたいポイントや、痛みを軽減するための同院の取り組みについて、詳しく教えてもらった。

(取材日2024年4月1日)

静脈麻酔の使用や内視鏡の挿入法を工夫し、大腸内視鏡検査の痛みや不快感の軽減に努める

Q大腸内視鏡検査では、どんな病気を見つけられるのでしょうか?
A
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 丁寧な問診・説明を行い、患者の不安や緊張をほぐす

▲丁寧な問診・説明を行い、患者の不安や緊張をほぐす

大腸がんや大腸ポリープのほか、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、大腸憩室症などの発見に有用です。大腸がんの早期発見・治療が大切なのはもちろん、炎症性腸疾患も長年放っておくと改善が難しくなるので、早い段階で発見・治療して寛解状態の維持をめざすことが重要となります。一方で、近年、患者さんが増えている過敏性腸症候群などの機能性疾患は、大腸内視鏡検査ではこれといった異常が見られないのが特徴です。ひどい下痢やそれによって食事が取れなくなるといった症状が続くので、この場合は検査をして器質的に異常がないことを確認した上で、投薬などによる治療を進めることが大切です。

Q痛みが強くて、検査に耐えられないこともあるのでしょうか?
A
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 鎮静剤を用い、検査中の苦痛を軽減させる工夫も

▲鎮静剤を用い、検査中の苦痛を軽減させる工夫も

大腸内視鏡検査では肛門から大腸内に内視鏡を挿入しますので、一般論としては、おなかに痛みが発生することがあります。内視鏡を挿入する過程で、腸を押したり引っ張ったりする必要があるほか、検査の際は内視鏡から空気を入れて腸内を広げて観察する必要があるからです。こうした作業をするためには、どんなに上手な医師が検査をしたとしても、個人差はあれ痛みや不快感は出てしまうものですが、工夫次第で軽減することは可能です。工夫の一つとして、当院では静脈麻酔を使用して、患者さんが眠ったような状態で検査を行っており、痛みのせいで検査に耐えられないといったことのないように努めています。

Q大腸内視鏡検査で痛みが強く出やすい人の特徴はありますか?
A
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 症状がある場合は、放置せず内視鏡検査を受けてほしいと話す

▲症状がある場合は、放置せず内視鏡検査を受けてほしいと話す

まず、おなかの手術を受けたことがある方です。特に、高齢の女性の中には帝王切開で出産したり、子宮筋腫を切除したりといった手術の既往歴がある方が少なくありません。そのような方は、腸がほかの臓器とくっついてしまう癒着を起こしていることがあり、それによって痛みが出やすくなります。また、過敏性腸症候群などの方は痛みに対する閾値が低く、より痛みを感じやすい傾向があります。もちろん「大丈夫」という方もいますが、特に初めて検査を受ける場合は恐怖感や不安感も大きいですから、静脈麻酔を使って検査を受けることをお勧めしたいですね。

Qほかにも工夫していることがあれば、教えてください。
A
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 痛みや苦痛に配慮した検査を行っている同院

▲痛みや苦痛に配慮した検査を行っている同院

当院では基本的に静脈麻酔を使用しているので、多くの方は、気がついたら検査が終わっているのではないかと思います。だからといって、痛みに配慮していないわけではありません。静脈麻酔以外の工夫としては、腸を膨らませる際に炭酸ガスを用いることや、検査後に腸内からしっかりとガスを抜くことで、検査後のおなかの張りなどの不快感をできるだけ減らせるように努めています。さらに、腸内に内視鏡を挿入する際にジェット送水という機能を活用し、水で洗浄しながら腸の中に入れることで、空気ができるだけ入らないような配慮もしていますね。

Q検査の前処置も大変だと聞きました。
A
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰り手術クリニック 健診プラザ 女性患者が安心して検査を受けられるよう配慮された院内

▲女性患者が安心して検査を受けられるよう配慮された院内

検査にあたっては、腸内に便などがないきれいな状態にする必要があります。そのため、検査前に数リットルの下剤を飲む必要があり、これを大変と感じる方が多いと思います。そのため当院では、検査中や検査後の痛みや不快感に加え、検査の前処置にも配慮しています。できるだけストレスを感じずに落ち着いて飲んでいただけるよう、半個室を用意したのはその一環で、下剤の内服に不安がある方や初めての方でも心配せずに、何かあればすぐにスタッフに声をかけていただけるようにしました。トイレも複数用意しており、うち2つは女性専用なので安心して、ご自身のタイミングで使用していただけたらと思います。

ドクターからのメッセージ

鈴木 隆二理事長

35歳を過ぎると大腸がんのリスクが上がりますので、便秘や下痢の症状が続いたり、便潜血検査で陽性が出たりした場合は、放置せず大腸内視鏡検査を受けるようにしてください。発見が遅れると命に関わることもあるので、早めに受診することが大切です。当院では午前9時から検査を行っており、最短で昼前にはお帰りいただけますので、仕事や子育てでお忙しい方でも受けやすいのではないかと思います。内視鏡の専門家が先進の機器を用いて小さなポリープも見逃さないよう精密な検査を心がけるとともに、病変が見つかった場合はその場で切除することも可能です。患者さんにとって苦痛の少ない検査をめざしていきますので、ぜひご相談ください。

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