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耳・鼻・喉の症状は耳鼻咽喉科へ
小児科と上手に使い分けよう

千早はら耳鼻咽喉科

(福岡市東区/千早駅)

最終更新日:2024/03/15

千早はら耳鼻咽喉科 耳・鼻・喉の症状は耳鼻咽喉科へ 小児科と上手に使い分けよう 千早はら耳鼻咽喉科 耳・鼻・喉の症状は耳鼻咽喉科へ 小児科と上手に使い分けよう
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喉が痛くて食事ができない、耳だれが出てびっくりする、鼻詰まりがあって寝苦しそう。これらの耳・鼻・喉の症状は子どもにはよく見られがちだが、子ども自身にとってもつらく、日常生活に支障が出ることも。また言葉を話せない乳幼児が耳をよく触っていたりするのも耳鼻咽喉科疾患のサインである可能性も高い。「耳、鼻、喉の症状が強い場合は、そこを専門とする耳鼻咽喉科を頼ってください。もちろん小児科と両方通うこともできますし、症状に応じてこちらから受診をお勧めすることもあります。まずはぜひ、気軽に相談にいらしてください」とほがらかに話すのは「千早はら耳鼻咽喉科」の梅野悠太先生。今回は梅野先生に耳鼻咽喉科と小児科との違いや、どんなときに耳鼻咽喉科を受診すべきなのかなど、具体的な話を聞いた。

(取材日2024年2月25日)

内視鏡で耳・鼻の内部まで確認し、適切な処置と処方を実施。子どものつらい症状に優しく寄り添う耳鼻咽喉科

Q子どもの場合、どんなときに耳鼻咽喉科を受診すべきでしょうか?
A
千早はら耳鼻咽喉科 「まずはぜひ、気軽に相談にいらしてください」と話す梅野先生

▲「まずはぜひ、気軽に相談にいらしてください」と話す梅野先生

耳、鼻、喉に症状があるときは耳鼻咽喉科が適しています。耳鼻咽喉科には鼻などの内部を確認できる内視鏡や、薬を直接患部に噴射できるスプレー、吸入薬を霧状にして気管支などに送るネブライザー(吸入器)などの設備があり、患部を内視鏡で患者さんと確認しながら治療を行うことも。風邪で鼻、喉の症状が強い場合や、耳だれと呼ばれる耳漏、鼻詰まり、アレルギー性鼻炎、花粉症、また鼻の違和感なども耳鼻咽喉科が良いでしょう。お子さんの場合は遊びの中で鼻の中に物を詰めたり、魚の小骨が喉に刺さることもあります。喉や耳を痛がる、言葉にしなくても耳を妙に触っている、いつも鼻をすすっているなどの場合は耳鼻咽喉科を受診してください。

Q風邪の場合は小児科と耳鼻咽喉科、どちらが良いのでしょうか?
A
千早はら耳鼻咽喉科 患者に寄り添った診療を行う

▲患者に寄り添った診療を行う

耳・鼻・喉の症状が強い場合は耳鼻咽喉科がいいでしょう。喉風邪にしても扁桃腺が腫れている、膿が出ているなど症状はさまざま。またお子さんの年齢などに応じ、点鼻薬などのお薬も幅広く提案できます。一方、息苦しい様子がある、ゼーゼーと音がするなどの喘息症状、下痢や腹痛が強い場合は小児科が良いでしょう。耳鼻咽喉科と小児科どちらかだけ、と考えるのではなく、まずは症状が強いほうを受診しましょう。「小児科に行って下痢は治まったけど鼻水がまだ残っている」などの場合ももちろん耳鼻咽喉科を受診してください。耳鼻咽喉科は首から上の症状、内科は胸より下の症状とおおまかに捉え、上手に使い分けや併用することをお勧めします。

Q子どもに多い中耳炎や副鼻腔炎も耳鼻咽喉科の専門分野ですね。
A
千早はら耳鼻咽喉科 アレルギー検査や治療にも対応している

▲アレルギー検査や治療にも対応している

お子さんは耳と鼻をつなぐトンネルの距離が大人より短く平坦で、中耳炎にかかりやすい傾向があります。またお子さんで鼻をかむのが苦手だったり鼻をすするのが癖になっていると耳に鼻水が入ることも。中には鼓膜が破れて耳だれやそこに血が混じったりしてびっくりされる親御さんもおられますが、内視鏡を用いてしっかりと診断・治療を行いますので、落ち着いて耳鼻咽喉科を受診してください。お子さんに鼻詰まりがある、鼻をよくすすっている、寝ている時にいびきをかいている、鼻声になっているなどは中耳炎や副鼻腔炎のサインとも考えられますので、このような様子が見られた場合は早めに耳鼻咽喉科にご相談くださいね。

Q子どもは痛みに敏感ですが、どのようなことを心がけていますか?
A
千早はら耳鼻咽喉科 子どもが通いやすいクリニックとなるように心がけている

▲子どもが通いやすいクリニックとなるように心がけている

無理に治療をしないこと、そしてこまめに声かけをすることです。処置にはどうしても多少の痛みや不快感などが伴います。お子さんが嫌がっているのに無理に治療を続けると、通院を嫌がるようになり、ひいては症状を放置したことで難聴などになってしまう恐れも。お子さんの様子などを見ながら、治療ができそうな場合は行い、難しそうな場合は「今日はここまでにしようね」と段階的に治療を行うことも可能です。また処置を行う際は必ず「今から鼻を吸うね」「お耳を見せてね」など声をかけます。これは0歳の赤ちゃんでも大人の方でも同じです。特に小さなお子さんの場合は抱えている親御さんが安心して、その安心がお子さんにも伝わるんです。

Q耳鼻咽喉科のかかりつけ医を持つメリットを教えてください。
A
千早はら耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科のかかりつけ医として、医療を提供する

▲耳鼻咽喉科のかかりつけ医として、医療を提供する

長期的に診ていくことで、それぞれのお子さんの体質や合う薬、性格などが把握でき、より適切な治療につなげられる点でしょう。耳鼻咽喉科疾患では、例えばアレルギー性鼻炎や花粉症といった体質的な要因からくるものもあります。また中耳炎が癖になることもありますが、継続的に治療を受けることで、どの薬が適していたかなどを把握でき、後の治療にも生かしていけます。お子さんそれぞれの性格や成長に合わせて負担の少ない治療を提案し、お子さんの成長をサポートできるのはかかりつけ医ならでは。またアレルギー検査や舌下免疫療法なども耳鼻咽喉科の得意分野です。ぜひいろいろと相談できる耳鼻咽喉科のかかりつけ医を見つけてください。

ドクターからのメッセージ

梅野 悠太先生

耳鼻咽喉科は小児科と違って専門的に鼻・耳・喉を診るのでお子さんにとってちょっと怖い部分があるのは事実。しかしその鼓膜や副鼻腔の様子などの「見えない部分」を内視鏡などで丁寧に、一緒に確認しながら治療へとつなげていけるのは耳鼻咽喉科ならでは。しっかりコミュニケーションを取りながらお子さん自身の気持ち、親御さんの気持ちに寄り添った治療を行っていきます。扁桃腺の腫れを放っておくと痛くて食事ができないということもありますし、小さなところから生活のサポートができるのが耳鼻咽喉科の強みです。また耳掃除や鼻吸いなどもご自宅でやろうとすると親御さんの負担にもなりますから、ぜひ気軽に耳鼻咽喉科を頼ってくださいね。

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