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富田 るり子 院長の独自取材記事

富田るり子皮膚科クリニック

(大阪市北区/梅田駅)

最終更新日:2024/01/15

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック main

大阪駅・梅田駅から徒歩5分ほどの場所にあるHEPナビオの6階に、2023年12月に開院した「富田るり子皮膚科クリニック」。地下道を通れば、雨の日も濡れることなく来院できるアクセス至便な立地だ。場所柄、仕事の昼休みや買い物・通塾の前後などに来院する患者が多いため、診察の時間が読みやすいウェブ予約制を導入している。ニキビやアトピー性皮膚炎、円形脱毛症など、一般的な皮膚疾患の保険診療を中心に、形成外科・消化器内科の外来も開設し、皮膚科の枠にとらわれない幅広い診療を提供。大学病院や市内のクリニックで研鑽を積んだ富田るり子院長がめざすのは、友達の家に行く感覚で来院できるクリニック。患者の話をじっくりと聞き、共感を持ってアドバイスする富田院長を慕い、前クリニックから続けて来院する患者も多い。

(取材日2023年12月27日)

一般皮膚科を軸に、形成外科・消化器内科の外来も開設

クリニックの特徴を教えてください。

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック1

保険診療の一般皮膚科がメインで、ニキビやアトピー性皮膚炎、円形脱毛症、じんましん、水虫など、幅広い診療を提供しています。その他、形成外科の先生に週3回、消化器内科の先生に週1回来てもらっています。形成外科の先生は救急医療の経験があり、専門はやけどです。粉瘤の摘出やほくろの除去といった手術に加え、やけどの治療にも応じてくれます。また、腸の調子と肌には密接な関係がありますが、便秘がちだったりおなかを壊しやすかったりしても、わざわざ消化器内科を受診する方は多くありません。そこで隣の診察室に消化器内科の先生がいたら、気軽に受診してもらえるかと思い、消化器内科の外来を開設することにしました。便秘などの相談や腸活に関するアドバイスを受けることができます。お勤めの方が昼休みや休日に来院しやすいよう、午前の診療受付時間は13時まで、土曜日の午後も診療しているのも当院の特徴です。

一般皮膚科で力を入れている疾患は?

やはりニキビですね。学生さんから社会人まで悩んでいる方が多い疾患です。ストレスの多い社会の中で頑張っていらっしゃる皆さんの力に少しでもなれたらと、丁寧な診療を心がけています。肌の状態の確認や日常生活でどのように肌のお手入れをされているかを聞き取った上でのアドバイス、飲み薬・塗り薬の処方に加え、光治療機での治療も行います。化粧をしたまま照射可能で、5分ほどで終わります。ニキビ治療の場合は、保険が適用されます。また円形脱毛症やアトピー性皮膚炎、肌が白抜けする白斑症の治療に有用な紫外線治療機も備えています。

自由診療にも対応されているのですね。

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック2

医療脱毛のほか、疲労回復に役立つとされているにんにく注射にも対応しています。注射は男女問わず、打ちに来られますね。すぐ終わるので、仕事の休み時間に来られる方も多いです。自由診療は、普段通ってくださっている患者さんで、要望があれば案内をする程度で、無理に勧めることはありません。

患者と気さくに話せる雰囲気を大切に

クリニックづくりでこだわった点を教えてください。

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック3

雨の日にも濡れずに来院してもらえる場所を探して、ここに開院しました。特に年配の方の場合、荷物を持って、傘を差して歩くのは少し危ない部分があるかなと心配で。ここなら地下を通ってもらえば、梅田駅から傘を使うことなく来ることができます。待合室の椅子も、年配の方が立ち上がりやすいように手を置く肘掛けがついたものを採用しました。また、医療機関に行くとなると、患者さんは緊張するもの。その緊張を少しでも和らげ、友達の家に遊びに行くような気分になってもらえればと、内装は温かみを感じられるやわらかい白を基調にしました。

開業して3週間弱ですが、どのような患者さんが多いですか?

私は開業前に10年以上、梅田にある皮膚科クリニックで診療に携わってきたため、以前のクリニックに通ってくださっていた患者さんが足を運んでくださっています。先生の顔を見に来たよと受診してくださるのは、とてもうれしいですね。先日は上のフロアの映画館に来られた元患者さんが、クリニック名を見て私だと気づいて、受診してくださいました。フルネームのクリニック名は少し恥ずかしかったのですが、このクリニック名にして良かったと感じました。

診療の際に心がけていることを教えてください。

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック4

患者さんが話しやすい雰囲気づくりを心がけています。顔を見て話すことはもちろん、話に相の手を入れるようにしています。じっくりと話を聞くことは原因を探ることにもつながりますし、何より私は患者さんの話を聞くことが好きなんですね。気さくに話すことで、患者さんが「こんなことしても良いのかな」と聞いてくれたり、「実はこんなことしてしまった」などと教えてくれたりすることもあります。言ってもらえると、アドバイスもできます。友達として姉として母として、意見を伝えられたらと思います。また、皮膚科では肌が荒れている時に化粧をしないでと言われることが多いと思うのですが、女性が化粧をせずに仕事に行くのは難しいですよね。私だったら絶対嫌なので、そういう場合は薬を先に塗ってから化粧してねなどと伝えています。自分が女性だからわかることも大切に診療にあたっています。

めざすのは、患者の心のよりどころになれるクリニック

先生が医師をめざしたきっかけは?

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック5

私の父が医師で、子どもの頃に父の後ろに座って診察を見ていると父は患者さんと一緒に笑いながら診察していたので、医師の仕事は楽しいのかなと思ったことですね。また、その父が私は医師に向いていると勧めてくれたことや、兄たちが医師になっていたことも医師をめざすきっかけになったと思います。結局、5人兄妹のうち、4人が医師になりました。今も他人から驚かれるくらい兄妹仲が良く、それぞれ専門とする分野も老人福祉施設の経営や内科、皮膚科、形成外科と違うので、電話などでよく相談し合ったりしています。今クリニックに週3回手伝いに来てくれている形成外科の医師も妹なんですよ。

皮膚科を選ばれるまでの経緯を教えてください。

最初は法医学へ進もうと思っていたのですが、父に相談したら「せっかく医師になったのだから、生きている人を相手にしなさい。まずは内科で全身を診る力を培ってから、好きな科へ進んだら」とアドバイスをもらい、消化器内科に進むことにしました。研修医の2年間は消化器内科で、胃カメラやエコーを使って、患者さんの全身を診ました。その中で、内科の医師は体力面でとても厳しいことを実感しました。勤務時間外も緊急で呼び出される、当直も寝る暇がないくらい声がかかるなど、休む暇がないくらい出勤する日々で、やはり内科は体力のある男性のほうが有利だなと。その時に、反対に女性らしさを生かせる科はどこかを考え、皮膚科医師に転向しました。

開業を決意した理由は?

富田るり子院長 富田るり子皮膚科クリニック6

勤務医だと定年があるからです。私は患者さんと話をすることが大好きで、医師という仕事は天職だと思っています。診療をしていて毎日、良かったと感じています。私の仕事の話を小さな頃から聞き続けてきた娘に「ママはいつも楽しそうに仕事の話をするね。ママと一緒に仕事をしたいから、私も皮膚科の医師をめざす」と言われるくらいです。私は自分自身がこれ以上は無理だなと思うまで診療を続けていきたい。そう考え、開業を決意しました。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

梅田で10年以上診療に携わってきた中で、都会に住まれている方やお仕事をされている方は、人との関わりにちょっと疲れている方が多いと感じました。そんな方々の心のよりどころになれたらと。当院は皮膚科をメインとしていますが、患者さんの疾患を診るだけでなく、患者さん自身を見ていけるクリニックでありたいと考えています。また、男性、女性、若者、お年寄りの方など、どんな患者さんでも何か困ったことがあったら気軽に相談しに来てもらえる気さくなクリニックをめざしています。皮膚科で相談しても良いのかと迷うような内容も大歓迎です。私と形成外科、消化器内科の先生の3人でトータルにサポートしていきます。友達の家に遊びに来るような感覚で受診していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

医療脱毛/3850円~、にんにく注射/1500円

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