先進のエアフローによるケアと
口腔環境維持のための歯磨き指導
なおしデンタルクリニック
(吹田市/岸辺駅)
最終更新日:2024/01/12
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近年は歯科医院に対する世の中のイメージが変化し、病気を治療するだけでなく予防するために行く場所という印象が強くなっている。中には虫歯や歯周病ができない口腔環境をめざし、主に予防歯科に注力しているところも珍しくはなく、吹田市で幅広い診療を行う「なおしデンタルクリ ニック」もその一つだ。小原直院長は勤務医時代の経験を踏まえ、開業時より先進のエアフローを導入。汚れを隅々まで落とす丁寧なメンテナンスに加え、患者の自宅での歯磨き指導にも熱心に取り組んでいるそうだ。そこで上質な予防の提供をめざす小原院長に、予防を重視する理由、エアフローの特徴や従来のものとの違い、そして口腔環境を良好に保つための歯磨きの秘訣などを聞いた。
(取材日2023年12月19日)
目次
歯科医院では普段落とせない汚れを除去。加えて毎日の正しい歯磨きが口腔環境維持のコツ
- Qこちらでは予防歯科に注力していると聞きました。
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A
今までの歯科医院には「歯が悪くなってから行く」というイメージが強くありましたが、実際は痛みが出た時点でかなり症状が進行しているケースが多いです。そのため治療が必要になる前に、虫歯や歯周病にならない口腔環境の維持が重要だと考えています。当院でも事前対策として予防歯科に注力しており、3ヵ月ごとの定期検診を推奨しています。あまり予防に関心がない患者さんには、まず「そもそも歯周病とはどんな病気か」などをカウンセリングルームでご説明。罹患すると歯茎が腫れたり歯が弱くなったりすることや全身疾患のリスクについても一からお話しし、そこから検診や歯磨きの重要性を伝えるといった流れで理解を深めていただいています。
- Q口腔環境を良好に保つためには何が重要なのでしょうか?
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A
日頃の歯磨きがやはり重要ですね。歯科医院でクリーニングを受けた日は口腔内はきれいですが、翌日からの歯磨きが不十分だといずれは腫れなどが生じてしまいます。そこは歯科医院側ではフォローしきれない部分ですので、ご自身で正しく歯を磨けなければならないのです。だからこそ検診時は、3ヵ月先まで口腔環境を維持できるよう、正しいブラッシング方法を習慣化するお手伝いをいたします。加えて歯科医院でできるケアとして、当院では歯石や着色汚れの除去、さらに歯肉マッサージもご提供しているのが特徴です。歯肉マッサージには血流促進や歯茎が引き締まりやすくなるといったメリットが望め、リフレッシュの意味合いも兼ねて行っています。
- Qこちらでは先進のエアフローを取り入れているそうですね。
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A
はい、私が勤務医の頃から扱っていたもので、その良さを実感していたため開業時から導入しています。当院の予防歯科診療では、初めに染色液を用いて磨き残している箇所を確認。その部分や汚れが多く付着しているところをエアフローで集中的に清掃します。仕上げにもう一度歯を染色し、取り残しがないかしっかりチェックして完了です。こちらのエアフローは従来のものに比べて効率良く汚れを落とせる構造になっており、施術直後のきれいな状態も長持ちしやすいといわれています。また歯のぬめりがなくなり口の中がさっぱりしますので、多くの患者さんに施術前との違いを感じていただけるかと思います。
- Qほかにもエアフローのメリット、逆にデメリットも伺います。
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A
エアフローは、歯の表面にこびりついたバイオフィルムの除去も可能です。バイオフィルムとは歯のぬめりに関連する膜状の汚れの塊で、歯垢(プラーク)や着色汚れがつきやすくなる原因でもあります。エアフローをした後の歯はつるつるとしており、舌触りが大きく変わります。しかしバイオフィルムはある意味、それまで歯をコーティングしていたもの。それがなくなると新たな刺激に弱くなってしまうため、施術後はフッ素などを塗って歯を改めてコーティングします。逆に注意点として、妊娠中の方やお体に治療中の病気がある方にはエアフローを使用できません。そのため患者さんの健康状態を必ず確認した上で施術するか否かを判断しています。
- Q自宅でのケアで注意すべきポイントはありますか?
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A
1日1回、歯をしっかり磨く時間をつくることで口腔環境は変わります。朝の出勤前などは難しいと思いますので、夜だけでも何かをしながら歯を磨きましょう。というのは、ずっと鏡の前で磨くのは5分も耐えられないという方が多いからです。テレビを見たりしながらのほうが結果的に長く歯磨きをする習慣につながりますので、ぜひ実践してみてください。あと、歯磨き粉はなるべくつけずに磨くのもポイントです。最近の歯磨き粉はすぐに泡立ってしまうため、磨いたつもりになってしまうんです。たとえ歯磨き粉の量が少なくてもその日の汚れは落とせます。口の中の爽快感を得たい場合は、歯磨きの後に洗口液を使ってうがいをするのがお勧めです。
自由診療費用の目安
自由診療とは先進のエアフローを用いたクリーニング/1500円