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気になる赤ちゃんや子どものあざ
保険診療で受けられる治療も

SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック

(千代田区/御茶ノ水駅)

最終更新日:2024/04/15

SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 気になる赤ちゃんや子どものあざ 保険診療で受けられる治療も SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 気になる赤ちゃんや子どものあざ 保険診療で受けられる治療も
  • 保険診療

子どものあざには、色や体のどの場所に見られるかなどにより、いくつかの種類がある。成長に伴い自然に薄く目立たなくなるものもあり、「発育に影響はないから」と治療せず経過を見ることを勧められることも多いが、一方で自然には消えないあざもある。御茶ノ水駅から徒歩約3分の場所にある「SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック」は、保険適用の子どものあざ治療に特化したクリニックだ。形成外科の医師として大学病院などで多くの診療経験を持つ院長の堀弘憲(ほり・ひろのり)先生は、「子どものあざの治療は、なるべく早めに始めることが望ましい」と話す。その理由や子どものあざの特徴、クリニックでの治療などについて詳しく聞いた。

(取材日2024年4月2日)

あざの種類により適切な治療法を提案。生後間もない赤ちゃんにも負担の少ない保険適用のレーザー治療も

Q生まれつき顔などにあざがあるのはなぜですか?
A
SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 気になる症状や悩みがあれば気軽に相談を

▲気になる症状や悩みがあれば気軽に相談を

子どものあざには、いくつかの種類があります。赤あざには、急速に大きくなったりいちごのように盛り上がったりする乳児血管腫(いちご状血管腫)や生まれつき見られる単純性血管腫などがあり、青あざには、生まれつきある蒙古斑が、お尻以外の場所にできる異所性蒙古斑、顔に見られる太田母斑などがあります。赤あざは、皮膚の下にある毛細血管が拡張することで赤く見えるもので、青あざは、皮膚の深い部分に色素細胞(メラノサイト)が過剰に集まることで起こります。なぜあざができるかという詳しい原因はまだ解明されていませんが、妊娠中の経過や行動、ご両親の年齢や既往歴、遺伝などは関係ないといわれています。

Q内出血やしみとどう違うのですか? 見分けることはできますか?
A
SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 丁寧な問診で幅広い選択肢を提供している

▲丁寧な問診で幅広い選択肢を提供している

内出血とは、強くぶつけた時などに皮下で出血が起こり青や紫のあざになることで、しばらくすると自然に消えていきます。しみはメラニン色素が沈着して起こるもので、いずれも乳幼児期に見られることはほとんどなく、生まれつきの子どものあざとは異なるものです。ただし、子どものあざでも生後しばらくしてから出現するものや、最初は薄くて気づかず、次第にはっきり見えるようになるものもあります。気になることがあれば、気軽に当クリニックにご相談いただきたいですが、遠方の方などでどこに相談すればいいかわからない場合は、まずはかかりつけの小児科の医師に相談して専門の医療機関を紹介してもらうと良いでしょう。

Qあざは自然に消えていくものでしょうか?
A
SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 診療では患者の些細な疑問にも丁寧に答える

▲診療では患者の些細な疑問にも丁寧に答える

成長とともに自然に薄く、目立たなくなっていくあざもあります。「自然に消えるから」「発育に影響はないから」と聞いて、心配しつつも様子を見る親御さんもいるでしょう。ただ、自然に薄くなっていく乳児血管腫などでも、皮膚の凹凸やしわ、赤みなどが残ることもあり、異所性蒙古斑も色の濃いものなどは成長後に残ることがあります。赤あざの単純性血管腫や青あざの太田母斑などは自然に消えることはないため、レーザーなどによる治療を行います。また、あざがまぶたや鼻、口に近い位置にあり、視力や呼吸、哺乳などに影響を及ぼす可能性が考えられる場合、人目にふれる場所にある場合なども、治療が勧められます。

Q治療の痛みや、治療期間と費用がどのぐらいかかるのか不安です。
A
SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 多岐にわたる患者の悩みや要望に応えられるよう幅広く対応 

▲多岐にわたる患者の悩みや要望に応えられるよう幅広く対応 

レーザー治療では、輪ゴムでパチパチと弾かれるような痛みを伴うため、お子さんが痛い思いをするのではと心配される親御さんもいらっしゃいます。当院では、麻酔のテープやクリームを使う他、治療に影響がないあざでは治療前後に患部を冷やすなど、痛みを減らせるよう工夫をしています。治療にかかる期間や回数などは、あざの種類や場所、大きさ、色の濃さなどにより異なりますが、当院では生後3ヵ月以上の方がレーザー治療の対象となるため、3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月、12ヵ月と4~5回の治療を行います。また、当院ではあざの治療は原則的に保険診療で行っています。お住まいの自治体によっては助成制度もありますのでご確認ください。

Qこちらで行っているあざの治療について教えてください。
A
SBC御茶ノ水こどもレーザークリニック 幅広い治療に対応するため、機器も充実している

▲幅広い治療に対応するため、機器も充実している

あざの種類や状態により、そのお子さんに合った適切な治療法をご提案しています。基本はレーザー治療や飲み薬による治療で、両者を併用することもあります。当院は先進の機器を導入しており、レーザーを照射できる面積が大きい機種を使用することで、より短い時間、少ない回数で治療することが可能になります。そのように患者さんへの負担の少ない治療を提供できることが当院の強みと考えています。一般的に、乳幼児のあざの治療では入院し、全身麻酔で行うことが多いですが、当院では局所麻酔を用いた日帰り治療が可能です。その点でも患者さんやご家族の負担軽減につながっていると思います。

ドクターからのメッセージ

堀 弘憲院長

お子さんのあざの治療をする場合、できれば皮膚が薄く日焼けもしていない、乳児期に開始することが望ましいと考えます。皮膚が薄いとレーザーが届きやすく、日焼けしていないお肌のほうが、治療がしやすいためです。また、物心がつく前なら治療による痛みや不安などの記憶も残りにくく、お子さんの精神的な負担を減らせると思いますので、早めの治療をお勧めしています。健診などで「治療は不要」と言われたものの、お子さんのために何かしたいという方には、形成外科の医師として、治療が必要かどうかの判断もしっかりさせていただきたいと思います。あざについて気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

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