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犬飼 啓介 院長の独自取材記事

えそらデンタルクリニック

(羽島郡笠松町/柳津駅)

最終更新日:2024/04/15

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック main

笠松町ののどかな地に建つ「えそらデンタルクリニック」。犬飼啓介院長は、身長193cm、元プロバスケットボール選手というキャリアの持ち主で、出身は大阪府だが、両親の故郷である岐阜県には幼少期からよく訪れていたという。朝日大学大学院ではインプラント治療を専攻し、複数の歯科医院に勤務して幅広く経験を積んできた。犬飼院長にとって、自身が所属していたバスケットボールチームの本拠地である笠松町は「第二の故郷」なのだそう。「バスケットボールも歯科医療も、大好きな笠松町に貢献したいという思いは同じ」と穏やかにほほ笑む。子どもをはじめ誰もが来やすい歯科医院でありたいと話す犬飼院長に、患者や地域に対する思いやめざすところを聞いた。

(取材日2024年3月21日)

子連れでも高齢でも来やすい歯科医院に

開業までの経緯について教えてください。

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック1

僕は歯科医師をしている父の姿を見て育ちましたので、同じ道に進みました。高校までは大阪で過ごしましたが、岐阜県は両親の出身地で幼い頃からよく訪れていたんです。岐阜羽島の駅まで祖父母が迎えにきてくれて、夏にはカブトムシを取ったりした楽しい思い出があります。バスケットボールは中学時代に始めて、大学卒業後、仲間と社会人チームを設立、優勝して「アマチュア日本一」という目標も達成しました。選手と歯科医師の両立はハードでしたが、周囲の方々の温かいご協力に恵まれました。チームがプロ化してから3年ほどプレーして2020年に引退。その後、愛知・岐阜・三重の複数の歯科医院での勤務を経て2024年4月に開業となった次第です。

天井が高く、広々とした素敵な歯科医院ですね。

ありがとうございます。外観や内装はコーヒーショップをイメージして、茶色や白、グレー、黒を基調としました。木材を多用したことで落ち着いた雰囲気になっていると思います。4つの診療スペースは完全個室で全てお子さんと一緒に入れる広さ。うち1つは家族全員で一緒に入れる広さで、もう1つはチェアを置かずカーペットを敷いて、小さいお子さんが寝転んでケアを受けられるようにしています。待合室にもキッズスペースがあり、トイレにはおむつ交換台もあり、経験豊富な保育士も常勤しています。バリアフリーですので、ベビーカーや小さいお子さん連れの方、車いすの方、ご高齢の方どなたにも快適に来ていただけるのではと思います。

先生は患者との対話を重視されていると伺いました。

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック2

はい、そのためカウンセリングルームは2部屋設けています。治療についてはこちらから押しつけるのではなく、お話の中で患者さんの思いやご希望を引き出したいと思っています。治療は長期になる場合は事前にカウンセリングをしても途中で経過を聞きたいこともあるでしょうし、変更点が出てくることもあるでしょう。とはいえ診療中の歯科医師には質問がしづらいと思いますので、スタッフによる中間カウンセリングも行えるようにしました。「あと何回で治療が終わるの?」などの質問や不安なことを気軽に聞いていただければ。治療後は最終カウンセリングとして、治療結果や今後の課題、メンテナンスの重要性についてお伝えします。

子どもの頃からの予防に注力し健康をサポート

こちらではどのような治療が受けられるのですか?

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック3

虫歯や歯周病治療、もともと僕の専門であるインプラント治療を含めた口腔外科治療、矯正治療、小児矯正、審美など受け皿を大きくして、地域の皆さんのお困り事に幅広く応えたいと思っています。そのため開業前は、大学の先輩などすばらしい先生方の医院で多分野にわたり研鑽を積みました。当院の設備としては、睡眠時無呼吸症候群の確認にも使用できる、気道の撮影が可能なCTを導入しています。機器の品質によって治療の幅が狭まることは避けたかったので拡張性が高い機種を選びました。勤務医時代は、歯をすべて失くして入れ歯とインプラント治療の両方を行うという大きな処置を受ける患者さんも多く診ました。一生懸命働いてきて、さあ老後を楽しく、と思っても、歯がだめになっていては治療に時間もお金もかかります。何より自分の歯で食事を楽しむことができません。そうならないための予防が最も大切で、特に小児期の予防には力を入れていきたいですね。

子どもの予防は大切なのですね。

はい。生涯、健康な歯であるために、乳幼児期から口腔内の適切な発達を促しケアを行うことは重要だと考えています。矯正治療も、治すというより体の成長に合わせて正しい方向に導くという表現が適切かもしれません。今は、「口が開きっ放し」「姿勢が悪い」といったお子さんが多いといわれています。例えばスマホを見るのに下を向いて猫背になっている状態が続くと、下顎が後退し、口元が緩み、歯並びの乱れにもつながるでしょう。体の健康はお口とつながっていることを親御さんにも知ってもらい、いずれは外部の理学療法士さんにも協力してもらって姿勢改善に向けたメニューを提案するなど、お子さんの健康的な体づくりをサポートしていきたいと思っています。

お話を伺うと、予防は将来につながるものだと感じます。

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック4

僕の経験ですが、選手時代、一番脂が乗っていた時期に大けがをしてしまったことがありました。リハビリに取り組み復帰するまでの道のりは僕の大きな財産の一つとなっていますが、もし日頃から専門的なケアを受けていたら、もっと良い成績を収めていたかもしれないし、大きなけがもせずに済んだかもしれない、とも考えるのです。アマチュア時代はトレーナーがおらず、体のケアのアドバイスもなく、自分流にしているところもありました。そうしたことは歯科でも同じだと思うのです。早い段階で正しい知識を身につけ、ケアをしていければ、将来的に大きなトラブルが起きる可能性も低いでしょう。ですから当院は、お子さんが習慣的に気軽に通いやすい歯科医院でありたいです。その子が持っている本来の可能性を良い方向に引き出せるような歯科医療をめざしていきます。

スタッフの自主性を尊重し、チームワークの良い診療を

スタッフの方々についても教えてください。

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック5

当院には、歯科衛生士3人と受付スタッフ、保育士が在籍しています。明るくて笑顔がすてきな人たちがそろいました。保育士には託児をお願いしますが、ベビーマッサージやベビーヨガの有資格者なので、今後、診療室や当院の2階のスペースを利用して、赤ちゃん向けのケア講座も行っていければと考えています。また、歯科衛生士や受付スタッフの対応次第で、クリニックに対する印象や、患者さんの治療に対するモチベーションも変わってくると思いますので、いつも笑顔でいてくれるスタッフは大事な存在です。「こうしよう、ああしよう」と僕が言うのではなく、基本的には各自がやりたいこと、得意なことを伸ばしていく方針で生き生きと働いてほしい。僕もスタッフも勉強を続け、プロフェッショナルとして大きく成長していきたいですね。

土曜日も19時まで診療されるのですね。

はい。患者さんにとっての利便性が上がることを期待しています。一方で、木・日曜と祝日はお休みをいただき、オンとオフの区別をしっかりとして、スタッフにも自分の人生を楽しんでもらいたいです。ちなみに僕は、バスケットボールは辞めてしまいましたが、試合があるときは解説をしていますし微力ならがスポンサーにもなっています。他に登山やカメラの趣味もあります。写真は自然を撮ることが好きで、「空のような。海のような。すべてを優しく包み込む大自然のような歯科医院であれたなら。」という当院のコンセプトが生まれるきっかけとなりました。そのうち院内に僕の撮影した写真を飾りたいですね(笑)。

今後の展望をお聞かせください。

犬飼啓介院長 えそらデンタルクリニック6

僕の中では選手としての活動と歯科医師としての診療は別々のことではなくて、「地域に貢献したい」という目標をかなえるための行動です。選手のときの「応援してくださる皆さんのために」という気持ちと、歯科医師として「頼ってきてくださる皆さんのために」という気持ちは同じで、「来て良かった」「また来たい」と思っていただける存在でありたいです。ご縁があり大好きな笠松町で仕事ができることは本当にうれしくて、地域の皆さんに安心、信頼して来ていただける歯科医院にしていきたいと思います。先にお話ししたように、子どもの予防には特に力を入れて、「ここに通っている子はお口のトラブルが少ないね」と言われるようになりたい。そして将来的には「当院はインプラント治療はやっていないんですよ、必要がないので」と言えるようになればうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正治療/1万1000円~、成人矯正治療/77万円~、インプラント治療/38万5000円~、ホームホワイトニング/2万2000円~4万4000円

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