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専門家ならではの工夫と対応力
苦痛の少ない胃・大腸の内視鏡検査

かしいはま内科・内視鏡クリニック

(福岡市東区/千早駅)

最終更新日:2024/04/12

かしいはま内科・内視鏡クリニック 専門家ならではの工夫と対応力 苦痛の少ない胃・大腸の内視鏡検査 かしいはま内科・内視鏡クリニック 専門家ならではの工夫と対応力 苦痛の少ない胃・大腸の内視鏡検査
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内視鏡検査には、一般的に胃カメラと呼ばれる上部消化管内視鏡検査と、大腸を調べる下部消化管内視鏡検査がある。ともに苦しくて怖い検査というイメージを持たれがちだが、今は苦痛を和らげるためにいろいろな方法があるという。「かしいはま内科・内視鏡クリニック」の院長で、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医でもある木下展克先生は、嘔吐反射を軽減するために胃の内視鏡検査では細径の内視鏡や、鼻から入れる経鼻内視鏡を導入。また、胃・大腸内視鏡検査ともに、リラックスした状態で受けられるよう希望者には鎮静剤を使用している。「その方にとって一番良い選択肢をご提案しています」と、一人でも多くの人が胃がんや大腸がんで命を落とさずに済むよう、早期発見に力を注ぐ木下院長に、検査を受けるメリットなどについて解説してもらった。

(取材日2024年4月27日)

さまざまな角度から精査する消化器内視鏡検査は、医師の技術と経験が検査の苦痛軽減にも影響

Q消化器内視鏡検査とはどのような検査ですか?
A
かしいはま内科・内視鏡クリニック 丁寧な問診、説明を心がけている

▲丁寧な問診、説明を心がけている

まず、消化管内視鏡検査には、一般的に「胃カメラ」と呼ばれる上部消化管内視鏡検査と、「大腸カメラ」と呼ばれる下部消化管内視鏡検査の2つの種類があります。上部消化管内視鏡検査は、胃がんの早期発見の他、食道がん、逆流性食道炎、胃潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ菌感染性胃炎など、さまざまな病気の診断に用いられます。検査は、口や鼻からCCDカメラが搭載された内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸を直接観察できるため、微小な病変の発見も期待できます。また、下部消化管内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までをくまなく調べ、潰瘍性大腸炎などの腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどの有無を確認します。

Q定期的に検査を受けない場合のリスクについて教えてください。
A
かしいはま内科・内視鏡クリニック 消化管がんの早期発見のためにも検査の検討を

▲消化管がんの早期発見のためにも検査の検討を

がんを告知されると、今後の人生を悲観される方も多いのではないでしょうか。しかし、がんの中でも、胃がん、食道がん、大腸がんは早期に発見できれば治療により治癒もめざせる病気です。ただ、初期は胃がんも大腸がんも自覚症状がありません。食道がんも少々の不調では受診まで至らない方が多いでしょう。では、自覚症状がない初期のがんを見つけるにはどうしたらよいか。それは、定期的な内視鏡検査を受ける他ありません。検査を受ける習慣のない方は、病気を早期に発見できる可能性が低い。それが一番のリスクです。もちろん、その他の病気に関しても早期発見・早期治療が大切です。

Q内視鏡検査を受けるべき方や頻度も教えていただけますか?
A
かしいはま内科・内視鏡クリニック 内視鏡検査の結果をもとに病気のリスクとなる因子を見つける

▲内視鏡検査の結果をもとに病気のリスクとなる因子を見つける

健康診断で異常を指摘された方は、早急に内視鏡検査を受けるべき方といえます。また、胃がんを引き起こす可能性が高いピロリ菌の感染を指摘された方も同様です。あとは、胃もたれ、胸焼け、喉の違和感、血便、慢性的な腹痛がある方などは、まず受診をし、内視鏡検査を受けるべきか医師に相談してください。また、過去にポリープを切除された方や経過観察中の方は、その方によって検査を受ける期間が異なるため、医師から勧められた間隔で検査を欠かさず受けることが大事。何も症状がなくても胃がんや大腸がんの方がご家族にいらっしゃる方、40歳以上で一度も検査を受けたことがない方も、定期的に受ける習慣をつけられることをお勧めします。

Q検査の苦痛軽減のために行っていることは何でしょう。
A
かしいはま内科・内視鏡クリニック 鎮静剤を使用するなど、痛みや不快感を軽減する工夫を行う

▲鎮静剤を使用するなど、痛みや不快感を軽減する工夫を行う

眠っているような状態で内視鏡検査を受けられるよう、希望される方には鎮静剤を使用しています。喉や肩の力を抜き、内視鏡の挿入や消化管の観察をスムーズにするのに有用な鎮静剤は、体格や状態に合わせて量や種類を調節して実施します。また、胃の内視鏡を挿入する際の嘔吐反射が気になる方には、先端外径5.4mmの細い内視鏡を使用したり、鼻から細い内視鏡を挿入する経鼻内視鏡検査を選択したりすることで、嘔吐反射を起こりにくくすることができます。特に大腸の内視鏡に関しては恐怖心の強い方が多いので、鎮静剤を使用するケースが多いですね。また、空気の代わりに炭酸ガスを送気することで、検査後の苦痛軽減を図ることもあります。

Q専門の医師による検査を受ける重要性とは?
A
かしいはま内科・内視鏡クリニック さまざまな症例と向き合い研鑽を積み続けてきた木下院長

▲さまざまな症例と向き合い研鑽を積み続けてきた木下院長

やはり経験値の高さだと思います。特に大腸の内視鏡検査においては、検査する医師によって技術の差が出やすいので、研鑽を積んだ医師による検査をお勧めいたします。私自身、大学病院や総合病院で長い間いろんな症状の方の内視鏡検査を行ってきましたが、大きな病院にはクリニックなどで対応が難しい方が来られるケースが多いです。そのような方たちの検査を行えるスキルを身につけている医師は、かなりの検査数を行っているため、患者さんの苦しさを軽減するためのコツを心得ています。そういった対応力が専門の医師による検査を受けるメリットであり、クリニックを選ぶ際の重要なポイントだといえるのではないでしょうか。

ドクターからのメッセージ

木下 展克院長

私自身、総合内科、胃腸、肝臓、胆道、膵臓の領域など、内視鏡以外にもキャリアを積んでいますので、多方向から精査できる点も当院の特徴です。例えば、胃痛で来院され、内視鏡検査をしても異常がない時は、その周辺の臓器に関する気づきも重要です。内視鏡クリニックではありますが、胃と腸しかみないわけではありません。総合的な診療ができるのも強みですので、胃腸以外にも気になることがあれば気にせずご相談ください。総合病院と連携を取りながら診療を行うことも可能です。また、内視鏡検査は胃・大腸ともに、それぞれに適した工夫が必要です。特に医師によって差が出る部分だと思いますので、ぜひ当院の検査を受けていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万4000円~、下部内視鏡検査/2万円~

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