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経験値と対応力の高さが強み
丁寧に進めていく消化器内視鏡検査

かしいはま内科・内視鏡クリニック

(福岡市東区/千早駅)

最終更新日:2024/04/15

かしいはま内科・内視鏡クリニック 経験値と対応力の高さが強み 丁寧に進めていく消化器内視鏡検査 かしいはま内科・内視鏡クリニック 経験値と対応力の高さが強み 丁寧に進めていく消化器内視鏡検査
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「つらい」「こわい」「恥ずかしい」などのイメージや、日々の忙しさから検査への一歩が踏み出せない人が少なくない内視鏡検査。しかし、胃がんや大腸がんをはじめとする消化器疾患の早期発見には、内視鏡検査が欠かせない。「かしいはま内科・内視鏡クリニック」の木下展克院長は、内視鏡検査に対するネガティブなイメージを払拭すべく、先進機器の使用など、苦痛を和らげるさまざまな工夫を実施している。胃・食道・十二指腸を調べる上部内視鏡検査と、大腸をくまなく見る下部内視鏡検査。この2つの内視鏡検査について、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本消化器病学会消化器病専門医である木下院長に、同院ならではの特徴を教えてもらうとともに、実際の検査の流れについても各ステップごとに解説してもらった。

(取材日2024年4月27日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q内視鏡検査を行う上で工夫されていることはありますか?
A

胃の内視鏡では嘔吐反射が少ない先端外径5.4mmの細い内視鏡や経鼻内視鏡を導入しています。大腸の内視鏡では約2リットルの腸管洗浄液を必要としますが、味や飲み方の違うものを用意するなど配慮をしています。また、胃も大腸も鎮静剤の選択が可能です。中には睡眠薬を常用しているから鎮静剤が効かないのではなど、ご不安な方もいらっしゃいますが、多種ある鎮静剤から、適したものを選択いたしますのでご安心ください。そして、スタッフとの連携体制が非常に重要なんです。私が胃や腸の中を観察している間、患者さんの状態を的確に伝えてくれるのは看護師ですから、医師が検査に集中できる環境も当院の工夫の一つと言って良いでしょう。

Q内視鏡検査を受ける際の注意点について教えてください。
A

胃カメラの場合は、前日の21時以降は絶食、当日朝はコップ1杯程度の水分摂取にとどめてください。また、鎮静剤を使用した場合、検査後はリカバリールームで基本的に1時間程度しっかり休んでいただきますので、当日は時間に余裕をもって予定を組んでいただきたいです。鎮静剤を使用すると、しばらくぼんやりとする健忘症状や手足に力が入りづらくなる症状が出るので、クリニックで十分に休んでいく時間を考慮してお仕事を調整いただいたほうが良いと思います。一方、リカバリールームで休んでいただく時間やお仕事への復帰時間を考慮して、鎮静剤の量を調整したり、種類の選択を行ったりしますので、検査前にしっかり説明させていただきます。

Q病気が見つかった時の対応についても教えていただけますか。
A

大腸ポリープは積極的に切除しています。大腸がんは、発症に加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化などの生活習慣が大きく関わっており、ほとんどが良性のポリープから発生しますので、良性ポリープの時点で切除しておけば大腸がんの予防にもつながります。また、大腸がんになったばかりのポリープも内視鏡で切除が可能なものも多く、当院ではポリープの大きさによって道具を使い分けることにより、幅の広いポリープに対して治療を行うことができます。ただし、内視鏡の切除で済ましてはいけないポリープもありますので、その見極めが重要です。切除する前に形や粘膜の模様などを精査する必要があり、その診断には医師の経験値が必要になると思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1受付・問診と検査の事前説明
かしいはま内科・内視鏡クリニック 受付・問診と検査の事前説明

胃の内視鏡検査は電話やウェブから予約が可能。症状が気になって検査を希望する場合も検診の場合も検査当日は絶食し、来院後、医師の診察で検査が必要と判断されれば、診察後に検査の説明を受ける。大腸の内視鏡検査は電話やウェブで予約が可能だが、事前の診察が必要。医師の診察で検査が必要と判断されれば、前日に消化の良い物や検査食を食べること、下剤の飲み方などの注意事項の説明を受け、検査日時の最終調整を行う。

2検査前の前処置を行う
かしいはま内科・内視鏡クリニック 検査前の前処置を行う

胃の内視鏡検査の場合、経鼻内視鏡では鼻腔麻酔を、経口内視鏡では喉麻酔を行う。大腸の内視鏡検査では、事前に腸管洗浄液(下剤)を飲んで腸をきれいにする。胃・大腸内視鏡検査ともに、鎮静剤を希望する場合は、体格や状態に合わせて量や種類を調整。体の力が抜け、リラックスした状態での検査が見込める。緊張して力が入ることがないため、内視鏡の挿入をスムーズに行えるそう。大腸検査では炭酸ガスを送気している。

3内視鏡検査を開始
かしいはま内科・内視鏡クリニック 内視鏡検査を開始

検査専用のベッドに横になり、内視鏡検査を開始。胃の内視鏡検査では、胃・食道・十二指腸などをくまなく観察。必要があれば、病理診断用の組織を採取する。検査自体は5分~10分程度。大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸を調べる。診断のために組織の一部を採取することも。検査時間は10分~30分ほどだが、ポリープの切除を行う場合はもう少し時間がかかるとのこと。

4検査後、リカバリールームへ
かしいはま内科・内視鏡クリニック 検査後、リカバリールームへ

検査終了後は、検査室のストレッチャーに横になったまま隣のリカバリールームへ移動。胃・大腸内視鏡検査ともに、鎮静剤を用いた場合は、基本的に1時間程度は横になって休んでもらっているそう。おなかの張りの有無、鎮静剤の影響など、何か異常がないか、定期的に看護師が患者の状態を確認。十分に休んだ後、異常がなければベッドからゆっくり起き上がり、自分で歩いて検査結果の説明を受けるために移動する。

5検査結果の説明を受ける
かしいはま内科・内視鏡クリニック 検査結果の説明を受ける

実際に画像を見ながら、医師から検査結果の説明を受ける。丁寧な説明とわかりやすい言葉で説明することを心がけているため、気になることがあれば、遠慮なく聞いてほしいそう。異常がなければ、次回検査を受けるのが望ましい時期の説明を受けて帰宅となる。ポリープを切除した場合は激しい運動、長時間の入浴等は控えること。クリニックで対応できない病気が見つかった時は、必要に応じて連携した病院を紹介してもらえる。

ドクターからのメッセージ

木下 展克院長

20年間、内視鏡分野に携わってきましたが、鎮静剤の使用や内視鏡検査の技術、そして内視鏡そのものも、ずいぶんと進化しました。以前と比べると、楽に受けられるようになった検査であることは確かです。実際に受けた方もずいぶんと楽になったと言われる方がたくさんいらっしゃいます。特に初期のがんを発見するには内視鏡検査が有用であることは間違いありません。早期発見・早期治療をすれば、決して悲観する病気ではない時代になりました。内視鏡分野の研鑽は積んできましたし、その経験値と先進機器の使用で、丁寧かつ正確な診断に努めます。一度も受けたことがない方は40歳になったら、安心を得るためにも受けられてください。

木下 展克院長 かしいはま内科・内視鏡クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査:1万4000円~、下部内視鏡検査:2万円~

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