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河島 卓郎 院長の独自取材記事

かわしま大人こども歯科クリニック

(東大阪市/八戸ノ里駅)

最終更新日:2024/02/28

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック main

近鉄奈良線・八戸ノ里駅から徒歩10分、医療ビル内にある「かわしま大人こども歯科クリニック」。東大阪で約10年間、地域医療に従事してきた河島卓郎院長が「まだまだ地域のためにできることがある」と、2023年8月に開院。自身が父親となり感じた、幼い頃から予防歯科に携わる大切さを伝えたいと、クリニック名に「こども」と冠した。誰もが通いやすいクリニックをめざした院内には、キッズスペースやバリアフリー対応の設備、プライバシーに配慮した個室など、河島院長のこだわりが光る。「体の健康は、口の健康から」をモットーに、地域の健康づくりに尽力する河島院長に、大切にする思いやクリニックの今後の展望について聞いた。

(取材日2024年2月7日)

クリニック名に込めたのは、父になって気づいた思い

まずは、歯科医師をめざしたきっかけから教えてください。

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック1

昔から体が弱く、20歳頃までは年に数回高熱を出したり扁桃腺が腫れたりということを繰り返していました。髄膜炎にかかり、1週間入院したこともあります。医師にお世話になることが多かったので、医療に携わりたいと自然に思うようになり、長崎大学歯学部に進みました。卒業後は長崎で1年間研鑽を積んだ後、堺市にある香川新金岡歯科医院に入職。歯科医師の数が多いので、しっかりと指導してもらえると感じたこと、寮があったこと、大学の先輩がいたことも決め手になりました。生まれは福岡ですが、父親が転勤族で千葉、愛知、熊本など、子どもの頃から引っ越しを繰り返していたので、長崎から大阪という距離に抵抗はありませんでしたね。1年目から多くの症例を経験させてもらえたので、本当に感謝しています。

開業を決めた理由をお聞かせください。

2013年に香川新金岡歯科医院から香川花園歯科医院に移り、分院長を10年近く務めていました。そこで、全国的には子どもの虫歯は減っているといわれる中、虫歯で来院する子が多いことに驚きました。予防の意識が浸透しておらず「虫歯になってから治せばいい」と考えている保護者も多く、歯科医師としてまだまだできることがあると感じたんです。もともとまったく縁のなかった地域ですが、10年間関わってきた東大阪の方のために尽力したいと考え、開業を決めました。この場所を選んだのは、周辺にあまり歯科がなかったから。歯科の選択基準に「近いから」を挙げる人は多いといわれ、実際に「近くになくて困っていたから、良かった」というお声をいただいています。今まで歯の状態が気になっていたものの、距離を理由になかなか受診につながらなかった方が、気軽に通える場所になれればうれしいですね。

クリニックの名前には「大人」と「こども」が入っていますね。

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック2

歯科を選ぶときに「子どもでも診てもらえるのか」と悩まれる方は多いと思います。クリニック名に「こども」と入れることで、その不安を払拭できればと考えました。この思いに至ったきっかけは、分院長をしていた期間に子どもが生まれたこと。転勤族だった父親は仕事で忙しく、一緒にいる時間が少なかったので、親になることへの不安を感じていたのですが、生まれてみると本当にかわいくて。休みの日には、朝から一緒にパンケーキを焼いたり、アーケードゲームを楽しんだりと、息子との時間を大切にしています。そうして自身の子どもと向き合う中で、早い段階から歯科医師として関わっていく重要性について深く考えるようになったんです。クリニックの名前には、多くのお子さまが通いやすいようにという思いを込めています。

キッズスペースやバリアフリーにこだわった理由

2023年8月に開業されました。こだわったポイントを教えてください。

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック3

まずは、待合のほぼ半分を使って、キッズスペースにしたことです。丸太風のクッション材は、私が一つ一つ手作業で貼り付けました。キッズスペースの横に設置したカプセルトイを用意しているので、「治療を頑張ろう」と来てくれるお子さまも多いですね。また、個室の処置室も、こだわりです。分院長をしていたクリニックに個室があり、プライバシーの観点でも利便性を感じていました。特に、当クリニックには、お子さまが多く来ていただいている分、泣いたり騒いだりという場面がどうしても出てきてしまいます。静かに落ち着いて処置を受けたい方からご希望があれば使っていただけますし、インプラントなどの手術をする場合にも役立てています。

機器にもこだわっているとお聞きしました。

少し落ち着いてきたものの、感染症対策を気にされる方が増えているので、治療に使う器具は徹底して滅菌処理を行っています。また、診察や治療の精度を上げるため、マイクロスコープを導入。80倍まで拡大し、細部を確認できるので、虫歯や根管の治療に活用しています。マイクロスコープで撮影したものを患者さんに見せながら説明すると、現在の口内がどうなっているのか、だから必要な治療は何か、という点をしっかりと実感していただけるのです。納得して治療を受けていただくために、とても有用だと感じています。

クリニックのめざすところを教えてください。

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック4

やはり一番は、お子さまに虫歯になるよりも前から歯を守る大切さを伝えていきたいということです。お子さまの治療をきっかけに、保護者にも予防の意識を持っていただければうれしいですね。クリニック内はバリアフリーで、車いすやベビーカーを押して入れる治療室やトイレを用意しました。新しくできた医療モールの中にあるので、駐車場やゆったりとしたエレベーターも備わっています。めざすのは、お子さまから高齢の方まで、幅広い年齢層の方に気軽に通っていただけるクリニックです。また、仕事や育児で忙しい方から、休日に来院したいというニーズがあり、土曜日も18時半まで開院しています。地域の皆さまにとって、より利便性の高い診療を行っていきたいですね。

信頼・納得して通えるクリニックをめざして

先ほど「納得」というキーワードがありました。

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック5

治療を行うことも、予防のための定期的な来院も、患者さんに納得してもらわなければ実現しません。そこには、まず、信頼関係が大きく関わってくると考えています。マイクロスコープやCTなどの機器を駆使しながら、歯の大切さを伝えることはもちろんですが、歯科衛生士の役割も大きいですね。歯の磨き方や歯周病の怖さ、普段の生活で気をつけることなど、歯科衛生士が一人ひとりに合わせた丁寧なフォローをしてくれています。チームで一丸となり、納得できる治療の提供や定期検診の啓蒙をしていければと思います。

患者さんともスタッフとも、大切なのは信頼関係ですね。

そうですね。これまでインプラント治療を数多く経験してきたので、技術には自信があります。とはいえ、やはり大きな手術なので、信頼関係がなければ選んでいただけません。子どもだけでなく、大人もまだまだ「クリニックは怖いところ」と思っている方も多いので、接し方や丁寧な説明で「安心できる」「任せられる」と感じていただけるよう努めています。また、現在は成人用のマウスピース型装置を用いた矯正にのみ対応しており、お子さまの矯正をご希望される方には他院をご紹介している状態です。矯正専門の歯科医師に来てもらうことを検討中ですが、それに加え、私自身がより高い技術を持って治療にあたる重要性を感じています。特にお子さまが多い地域なので、ニーズに合わせながら柔軟に治療の幅を広げ、患者さんとの信頼関係を築いていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

河島卓郎院長 かわしま大人こども歯科クリニック6

クリニックのモットーは「体の健康は、口の健康から」。長生きをする人が増えている中で、体が思うように動かなくなったときの楽しみは食事だと考えています。好きなものが食べられないのはつらいですよね。一生自分の歯で食べていけるよう、口から全身の健康のサポートをしていきたいと思っています。その重要性に小さな頃から気づいていただき、また通いたくなるような工夫も重ねています。ぜひ、ご家族で当クリニックまでご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント埋入1本/27万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/49万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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