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本 拓悟 院長の独自取材記事

中川クオーレ歯科

(横浜市都筑区/中川駅)

最終更新日:2024/02/08

本拓悟院長 中川クオーレ歯科 main

2024年2月開業の「中川クオーレ歯科」。院長を務めるのは、一般歯科やインプラント治療を中心に専門性を高めてきた本拓悟院長。本院長は日本歯科大学卒業後、大学病院や歯科医院で研鑽を積み、その期間中に開業の意志を固め現在に至る。富山県出身で、縁あって神奈川県のあざみ野に住み始めて約10年。この地域の住民の人柄や街の雰囲気に魅了され、開業するならこの地域以外に考えられないという思いに駆られたという。本院長がめざすのは、自分が行きたいと思える歯科医院。それを実現するために、患者とのコミュニケーションと技術の専門性の高さにこだわる。真摯な姿勢と優しい笑顔が印象的な本院長に、同院の特徴や展望について聞いた。

(取材日2023年10月26日)

歯科治療が苦手な人でも快適に治療が受けられるように

はじめに、貴院のこだわりについて教えてください。

本拓悟院長 中川クオーレ歯科1

勤務医時代に、多くの患者さんから「歯科医院選びで困っている」、「治療に対して強い恐怖心を抱いている」といった声を聞きました。私も、自身の経験から、恐怖心を抑えて頑張って来院される患者さんの気持ちはよく理解できるんです。院名の「クオーレ」はイタリア語で「心」という意味があります。開業にあたり、患者さんの悩みに寄り添い、患者さんと心を通わせる歯科医院をつくろうと決意。そのために自分は何ができるのか、深く自問自答する中で、来院が敬遠される理由の一つは、治療に対する十分な説明がされていないがゆえに、不安が生じていることだと気づきました。そこで、患者さんが自分の治療内容に納得でき、不安の少ない形で治療に臨めるような歯科医院をめざしています。その一環で院内に先進の医療機器を備えているほか、感染症対策も徹底しています。

この地域に開業する理由についてお尋ねします。

私は10年ほど前からあざみ野に住んでいるのですが、この地域に住まう方々の人柄やたたずまい、そして地域全体の温かな雰囲気をとても気に入っています。その気持ちは、ここ以外には居住したくないと思うほどで、開業する場所もここ以外考えられませんでした。学生時代から開業をイメージしていたわけではなく、勤務医として経験を積む中で開業を意識しました。各歯科医院にはそれぞれの理念や方針があり、それらにのっとった歯科医療が提供されます。理念や方針を掲げるのは、もちろん院長です。私も院長になれば、自分の歯科医療に対する想いを形として表現できると思い、2024年2月に開業する運びとなりました。私にとって愛着深いこの地域において、出し得る力を出し切り、心を込めた医療サービスを行うことで地域の皆さんの口腔内の健康に貢献できればと思っています。

院長にとって、理想的な歯科医院とはどのようなものでしょうか。

本拓悟院長 中川クオーレ歯科2

患者さんが気軽に立ち寄れる雰囲気、かつ先進の技術を備える歯科医院が理想的だと思います。歯が痛くても、ずっと我慢していたという患者さんにその理由をお尋ねすると、歯科医院で以前につらい思いをしたため、それがトラウマになり行けないとおっしゃっていたことも。つらいという感情は、治療内容よりもむしろ「患者と歯科医師の信頼関係」を源流とするように感じます。そのような感情を抑えてでも通院してもらうには何が必要なのか。この歯科医院なら継続して通える、ここで治してみたいと思っていただける雰囲気づくりを行うことが、歯科医師が患者に対して示すべきホスピタリティーなのではないでしょうか。私はこの感覚をぶれずに持ち続けて、日々精進していく所存です。

めざすのは、自分が行きたいと思えるような歯科医院

歯科医師を志した理由をお聞きします。

本拓悟院長 中川クオーレ歯科3

もともと私は歯並びがかなり悪く、思春期にはとてもコンプレックスに感じていました。高校1年生から矯正を始めましたが、歯並びが悪いせいで、時間をかけて丁寧に磨いても磨き残しがあったりして、歯磨きにも苦労しましたね。歯科医師の先生から「汚れがたまっているね、もう少し頑張ってね」と言われるのがつらい時もありましたが、どうしたらきれいにできるか一緒に考えてアドバイスしてくれて。今となっては矯正を受けて本当に良かったと思っていますし、担当の先生への感謝の念も深まりました。そうした経験から、進路を決定する時期には、よく検討した上で歯科医師になることを決意しました。

院長が診察を行う際に、心がけていることはありますか?

昔、同僚の先生に自分の親知らずを抜歯してもらう際にかなり緊張した経験があり、患者さんが治療を怖がる気持ちはよく理解できます。そんな私がめざすのは、「自分が行きたいと思えるような歯科医院を運営すること」。患者さんの不安を取り除きながら、適切かつ専門性の高い技術に基づいた診療を提供できる歯科医師になりたいと思っています。診察の際に心を配っているのは、その時の状況や患者さんの性格に応じて適切に言葉を選ぶことです。これによって患者さんの不安が軽減され、リラックスしてもらえたらうれしいですね。また、歯科医師が治療方法を決めるのではなく、患者さんに複数の選択肢を提示し選択してもらうことが大切だと思っています。患者さんへの十分な説明を行い、話し合いを重ね、患者さんがすべての選択肢を理解した上で、患者さん自らが治療を選択する。この流れに沿った治療を行いたいと思います。

勤務医時代に印象に残っている出来事を教えてください。

本拓悟院長 中川クオーレ歯科4

歯科医院を怖がる人が、「昔詰めた銀歯が痛くなったが治療が怖くて、長い間来院できなかった。過去に嫌な思い出があるので、また治療するのかと思うと憂うつになり痛みを我慢していた」と心の内を吐露してくれたことがあります。こうした声を耳にするたびに、歯科医師は、患部以上に患者さんの心を優先して治療する必要があることを痛感しました。そうした中、なんとか1年ほどの治療を頑張って続けた患者さんから、すてきなご褒美をいただくことに。それは、「治療は嫌だけど、本先生の所だから来ることができました」というお言葉。この時、たとえ何十年を超える豊富な経験と技術があったとしても、患者さんと心を通わせて通院していただかないと、その技術も発揮できないことに気づかされました。

気軽に通えて何でも相談できるかかりつけ医が目標

大切にされている言葉などがあれば教えてください。

本拓悟院長 中川クオーレ歯科5

母校の付属病院の講習会に参加した際、ある先生が「患者さんに選択肢を提示することは大切ですが、患者さんが判断するのは難しいこともあるので、正しい道に導くことも重要です」とお話しされました。私は治療を行う際、この言葉を折にふれて思い返します。先生のご指摘どおり、診察の現場において患者さんから「何がいいかわからないので、教えてください」と言われることも少なくありません。確かに、専門的な知識を持たれていない方の判断に委ねすぎることは好ましいことではないですよね。先生の言葉を通じて、歯科医師側が正しいと思われる治療を押しつけるのではなく、なぜ適切であるのかを丁寧にご説明し、そこに導いて差し上げることも私たちの役目であるという気づきが得られました。

今後の展望についてお聞かせください。

一般歯科のほかに、当院で完結できるようにと、インプラント治療とマウスピース型装置を用いた矯正の専門性も高めてまいりました。実際に診療を行う上では、患者さんが希望する治療、費用感、治療期間やメンテナンスは何かを考え、その思いを尊重して調整していくことが必要だと考えます。また当院では、子育て中の親御さんが通院しやすい環境づくりにも注力しています。ベビーカーのまま来院していただけますし、お子さんを抱っこしながらの治療にも対応可能です。お子さんのお世話に忙しく、ご自身の口腔内ケアにまで手が回らない親御さんにこそ、気軽にご相談をいただければと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

本拓悟院長 中川クオーレ歯科6

歯科治療に対して、足が遠のいてしまう方が多いのが現状です。治療を要する状態を放置すると、より大きなトラブルにつながるリスクも高まりますので、当院では患者さんのお気持ちに配慮しながら、安心できる治療をめざして日々精進させていただきます。当院では、患者さんの不安を少しでも軽減し、快適に受診いただける工夫を施すほか、精密な治療を可能にするために歯科用CTなどを活用した治療体制を整備します。近隣にお住まいの皆さんが安心して気軽に通える、そして何でも相談できる「かかりつけ医」を目標に、尽力してまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/22万円~

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