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紫藤 佑介 院長の独自取材記事

メンタルドクタークリニック

(港区/新橋駅)

最終更新日:2024/03/15

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック main

新橋駅烏森口から徒歩1分のビル8階にある、癒やしの空間、それが自由診療専門の完全予約制であるメンタルケアクリニック「メンタルドクタークリニック」だ。院長の紫藤佑介先生は、動画共有サイトで配信者として、医学情報の発信にも積極的だ。他にもSNSでストレスや心の不調との付き合い方などについて積極的に発信している。診察室にはミッドセンチュリーモダンスタイルの家具や照明が配置され、まるでセンスあふれる友人宅を訪れたような感覚を覚えた。誰もがリラックスして話をしやすいように心を砕いているという紫藤先生に、診療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2024年2月5日)

SNS疲れにも対応するメンタルケアクリニック

まず、クリニックの特徴やコンセプトを教えてください。

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック1

当院は、完全予約制のメンタルケアクリニックです。このようなクリニックを立ち上げたのは私自身、動画共有サイトで配信者として活動するようになったのがきっかけです。SNSでは、炎上や誹謗中傷などにより精神に不調をきたしている人も少なくありません。また、新型コロナウイルス感染症の流行以降は生活面の悩みもよく聞くようになりました。そんなさまざまな悩みを解決するために、完全予約制で他の患者さんとバッティングすることなく包括的な治療を受けられる場所をつくろうと思い開院しました。

患者層やこちらで受けられる治療についてお聞かせください。

当院は自由診療での診療のみとなっていますが、患者さん一人ひとりのお話を約1時間かけてじっくりと拝聴し、個別のニーズに合わせたオーダーメイドの治療を行っています。保険診療では診察時間は5〜10分程度にならざるを得ませんが、そのような診療に物足りなさを感じている方にも一度体験してほしいです。また、内科と連携したり、認知行動療法などの精神療法やカウンセリングも取り入れています。精神科・心療内科というと薬物療法というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、そのようなイメージを払拭するために尽力しているところです。

同じビルの中にある「たけ内科 新橋駅前院」とも連携しているそうですね。

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック2

保険診療をご希望の方には、私が精神科・心療内科の外来を担当している「たけ内科 新橋駅前院」を紹介することも可能です。院長の竹内翔祐先生は小学生の頃から国内外の絵画コンクールで入賞を果たし天才少年と話題になったこともある人物で、今も趣味特技はデザイン。当院のミッドセンチュリースタイルの内装も竹内先生が手がけてくれたのですが、クリニックというより隠れ家カフェのような雰囲気ですよね。患者さんがリラックスして何でも話せる場所でありたいと切に願っています。

心の病は治らないなどの間違った認識を改めたい

先生が医師としてのやりがいを感じるのはどのような時でしょうか。

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック3

患者さんの変化を見られるのは大きなやりがいですね。最初は暗い顔をして言葉も少なかった方が、精神面をケアしていくことで、だんだん明るい表情になり、ハキハキ喋れるようになっていくのをみれたら大きなやりがいにつながります。精神科・心療内科の病気は治らないと思っている人も多いかもしれません。私自身、精神科医になる前はそう思っていましたが大きな間違いだと気づきました。開業前は10年ほど大学病院に勤務していたのですが、重症で入院することになった患者さんも退院することをめざすことができたのです。「心の病気は治ることが望めるもの」ということを、もっとたくさんの方に知っていただけると良いと思っています。

その他、心の病に関して周知したいことはありますか。

体の病気同様に、早期発見・早期治療が非常に重要であるという点を広めたいです。メンタルクリニックを特別な場所だと身構えず、ほんの少しの不調でもなるべく早く受診していただければと思います。そのためには、定期的に「心のメンテナンス」に通っていただくのも一つの方法です。2週間ごと、あるいは1ヵ月ごとに1回というペースで通院していただきながら、状況変化を報告していただくとともに体調の変化を診させていただきます。このようなメンタルクリニックとの新しい付き合い方なども動画共有サイトを通じて、さまざまな人に伝えています。

なぜ動画共有サイトなどのSNSを活用するようになったのですか。

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック4

精神科はブラックボックスというか「よくわからない場所」という印象を持っている人も多いでしょう。だからこそ、できるだけ身近に感じてもらいたい、怖いところではないと知ってほしいという思いがありました。そのために、自分に何ができるかと考えた時、動画共有サイトで何かできるのではとひらめいたんです。もともと、20代の頃にバンド活動をしていてライブ映像をアップするなどしていたので動画編集のノウハウなどは持っていました。動画を見たのをきっかけに通ってくださる患者さんもいますし、通院できないような遠くに住んでいる方からメッセージが届くのもうれしいことです。

ネット時代ならではのストレスに幅広く対応したい

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか。

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック5

今はなかなか時間がないのですが、またバンド活動を再開できたらいいなと思っています。メンバー4人は全員医師で、大学時代から医師になった初めの頃までは続けていたのですが、それぞれが開業するなど忙しくしていてスケジュールが合わず練習も難しいのです……。作詞作曲も自分たちで手がけ、邦楽ロック系ですが激しすぎずメロディアスな曲が多かったですね。私はドラムを担当していました。

今後、こちらをどのようなクリニックにしていきたいですか。

SNS疲れというのは誰にでも起こり得ることです。さまざまな方のデジタルネット時代特有の心の荒みにも対応していきたいと思っています。そのためにも「プライバシーを重視したい」「投薬療法以外の治療を知りたい」「もっと時間をかけて診療してほしい」といった多種多様なニーズを持つ方々が足を運びやすいクリニックにしていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

紫藤佑介院長 メンタルドクタークリニック6

これまで精神科・心療内科の受診にハードルの高さを感じていた人も、ぜひ気軽に受診していただきたいと願っています。ライフスタイルや都合に合わせて治療時間の調整も可能ですし、どうしても来院が難しい方にはオンラインツールを使用した診療もできるのでご相談ください。何よりも大事にしているのは患者さんとしっかりとコミュケーションを取り、一人ひとりのお悩みに寄り添うことです。「相談できる相手がいる」「困った時に話を聞いてくれる人がいる」という安心感から、心の不調の改善につながっていくケースも少なくありません。まずは、あなたの心のために無理なく変えられることから始めてみませんか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診料5000円〜
心理カウンセリング1万円〜

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