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患者の希望を尊重して進める
不妊症の検査・治療

北千住ARTクリニック

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2024/01/24

北千住ARTクリニック 患者の希望を尊重して進める 不妊症の検査・治療 北千住ARTクリニック 患者の希望を尊重して進める 不妊症の検査・治療
  • 保険診療
  • 自由診療

2022年4月から不妊治療にも保険が適用されることとなり、不妊に悩む患者の選択肢が広がった。不妊治療を専門とする「北千住ARTクリニック」の大野基晴院長は、排卵誘発剤の注射などを用いた高刺激の卵巣刺激法にも対応し、人工授精や生殖補助医療(ART)にも積極的に取り組んでいる。さまざまな要望に応えられるよう技術や設備を整え、情報提供にも努める大野院長だが「治療方針を最終的に決めるのは、患者さんお二人です」と話す。患者の意思を尊重し、妊娠に向かって進む二人の気持ちに寄り添うのが、院長の診療スタイルだ。患者の背景も考えながらオーダーメイドでの不妊治療を提供する大野院長に、不妊治療の方法や同院での検査・治療の流れについて聞いた。

(取材日2023年7月13日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのようなタイミングで検査を受けるべきですか?
A

避妊をせずに1年以上妊娠しなかったご夫婦が検査にいらっしゃることもあれば、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮頸がんなどの病気の有無を含めて「自分の体の状態を知りたい」と検査を希望される方もいらっしゃいます。少しでも不安があるならば検査を受けるのに「早すぎる」ということはありません。不妊検査の助成金を利用する場合、東京都では女性の年齢が40歳未満であることと定められています。また体外受精の保険適用も、40歳未満や43歳未満と年齢によって回数の制限が設けられています。不妊症のうち半数は、勃起不全(ED)や無精子症など男性側に原因があるといわれていますので、可能ならばご夫婦でいらしてください。

Q不妊治療にはどのような方法があるのでしょうか?
A

大きく分けると3つの方法があります。排卵日を特定して性交渉のベストなタイミングを伝える「タイミング療法」、排卵日当日に子宮内に精子を注入する「人工授精」、そして「体外受精」を中心とした生殖補助医療(ART)です。自然な妊娠を望む方が多いことと費用的な問題もあり、従来は一つずつ段階を踏みながら進めるケースが大半でした。しかし2022年4月からの保険適用により人工授精やARTのハードルが下がり、患者さんの選択肢は広がっています。先ほど挙げたとおり年齢の壁も存在しますし、考え方も人それぞれです。当院では選択可能な治療法についてお伝えしていますが、その中からどの方法を選ぶのかは患者さん次第です。

Q不妊治療の通院頻度を教えてください。
A

不妊治療を行うためには排卵日を特定する必要があり、そのために2~3回通院していただきます。「タイミング療法」や「人工授精」を行った後は、その後の確認が必要です。また当院では排卵誘発剤の注射などを用いた高刺激の卵巣刺激法にも対応しており、自己注射の説明や練習が必要だったり、来院しての注射を希望される方も定期的な通院が必要です。このように不妊治療はオーダーメイドで進めますので「計何回の通院が必要」と一概には言えません。当院は不妊治療専門のクリニックとしてさまざまな選択肢を用意し、患者さんが無理なく治療を続けられるよう、職業やライフスタイルも考えながらご夫婦と一緒に治療方針を決めていきます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1事前予約とウェブ問診
北千住ARTクリニック 事前予約とウェブ問診

同院ではインターネットから予約が可能。そのままウェブ問診に進めるので事前に回答しておきたい。事前のウェブ問診が難しい場合には、当日受付後にクリニックの端末から回答することも可能だ。

2医師による問診
北千住ARTクリニック 医師による問診

医師がウェブ問診の内容を確認しながら、さらに深く話を聞いていく。これまで妊娠に向けてどのように取り組んできたのか、既往歴など健康状態、希望する出産人数や家族計画について、生活サイクルや職業についても確認する。

3検査と説明
北千住ARTクリニック 検査と説明

まずは血液検査に加え、女性のおりもの検査、男性の精液検査を行う。すでに他院で検査を受けている場合には、その結果を持参するとスムーズだ。必要に応じて検査項目が増えることもあるが、結果が出たら医師から説明がある。

4希望を考慮し、相談しながら治療方針を決定
北千住ARTクリニック 希望を考慮し、相談しながら治療方針を決定

問診と検査結果を踏まえ、治療方針を決めていく。同院の不妊治療はオーダーメイド。患者の希望やライフスタイルを考えながら、無理なく続けられる方法を3人で見つけていく。医師からさまざまな提案を行うが、最終的には夫婦で治療法を選択する。

5治療開始と継続での通院
北千住ARTクリニック 治療開始と継続での通院

通院頻度は患者ごとに異なり、どのようなケースでも医師が心と体の両面からサポート。妊娠9週目から10週目を迎えて産科に移るまでは同院でしっかりと診ていくという。3人が同じ方向を向いて進むためにも、無理や不安を感じたらすぐに相談することが大切だ。

ドクターからのメッセージ

大野 基晴院長

当院は一般不妊治療や生殖補助医療(ART)を中心に、婦人科診療を行うクリニックです。私は福岡のセントマザー産婦人科医院でも高刺激の卵巣刺激法や卵子凍結など、不妊治療に数多く携わってきました。また当院では卵管造影検査にも対応しており、時間をかけて造影剤を優しく注入することで痛みに配慮しています。妊娠を考えている方で少しでも不安があるならば、お気軽にいらしてください。終わりの見えにくい不妊治療では経済的負担や時間的制約もあり、患者さんの心にも暗い影を落としかねません。さまざまなプレッシャーに立ち向かうお二人が笑顔になれるよう、医師としてできる限りのサポートをいたします。

大野 基晴院長 北千住ARTクリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

精液検査(初診)/初診料+5000円、精液検査(再診)/再診料+2900円、子宮卵巣検査/5300円、甲状腺機能検査/3300円、子宮頸がん検査/5500円、女性ホルモン検査/4400円、子宮鏡検査/1万3000円、クラミジア抗体検査/5000円

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