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松永 和幸 院長の独自取材記事

高島町 まつなが歯科クリニック

(横浜市西区/高島町駅)

最終更新日:2023/06/30

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック main

ブルーライン・高島町駅から徒歩6分、学校や公園などもある住宅街の中に「高島町 まつなが歯科クリニック」はある。清潔感あふれる明るい待合室は車いすやベビーカーが入れるよう広々としたバリアフリー設計になっており、流れる軽快なBGMがリラックスさせる。同院の院長を務める松永和幸先生は、穏やかな笑顔と、一つ一つの言葉を選ぶ丁寧な話し方が印象的だ。そんな松永院長に、クリニック開業に至るまでの経緯をはじめ、治療方針や患者への思い、導入している機器など、ゆっくりと話を聞いた。

(取材日2023年6月13日)

2つの側面を持つハイブリッドなクリニックをめざす

クリニック開業までの経緯を教えていただけますか?

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック1

鶴見大学歯学部では口腔外科を専攻していました。そのまま大学の口腔外科医局に入り、大学の関連病院勤務を経て、一般歯科を中心に行う開業クリニックで14年ほど勤務して、今に至ります。当院を開業するにあたっては、以前勤めていたクリニックの影響が大きいですね。そのクリニックは、住宅街の中にあり、お子さんから高齢の方まで通っていて、訪問診療などもしている地域密着型のクリニックでした。一方で、先進の機器や専門性の高い技術を用いて診療を行っていたんです。そういう昔ながらのかかりつけ歯科のような面と、先進的なことを行っている面を併せ持った「ハイブリッド」なクリニックをつくりたいと思って、当院を開業しました。

クリニックづくりのこだわりはありますか?

何よりこだわったのは、入りやすい雰囲気づくりですね。歯に関して何か気になることがあったら、誰もが気負わずにすっと立ち寄れるような明るい建物や内装にしたいと思い、工夫を凝らしました。全年齢の方が来院しやすいように、車いすやベビーカーが入れるバリアフリー構造にしたり、お子さんや、お子さん連れのご家族が過ごしやすいよう、キッズスペースも入口に設けています。歯科用CT室も、検査する際に1人になることから、怖がってしまうお子さんが多いので、壁紙を動物の柄にして、「動物が何種類いるかな?」などと聞きながら撮影できるようにしました。

スタッフさんの接遇にも力を入れているとか。

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック2

機器や設備は理想的なものを取り入れることができました。ですが、機器というハード面だけでなく、やはりそれを使う私たちスタッフの接遇などのソフト面が、非常に重要だと思っています。ですから、新しい機器を入れているからといって満足するのではなく、技術、そして接遇などのマナーも常に向上するように、心がけていきたいと思っています。マニュアルは最低限の方向性を決めるもので、それをベースに患者さんの立場に立って主体的に動けることが重要であると考えています。より良いクリニックをめざしてスタッフ一丸となって患者さんと長くお付き合いできればと思っています。

重症化を防ぐための予防や痛みの少ない治療に注力

予防歯科に力を入れているそうですね。

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック3

クリニックに来られる方の主訴は「歯や詰め物などが取れた」、そして「歯が痛い」ということがとても多いです。ですが、これらの症状はすでに虫歯などが重症化している状態で、抜歯をしないといけないこともあります。そうならないように、定期的に予防のためにクリニックに通っていただくことで、重症化を防ぐ提案をしていき、予防管理を行っていきたいと思っています。この考えは、私が大学時代に口腔外科を専攻していたことも関係しています。口腔外科では虫歯などで抜歯せざるを得ない段階になっている非常に重症化した症状を見る機会が多くありました。そういった症例をたくさん見てきたからこそ、いかにして虫歯や歯周病を防ぐか、逆算してどの段階で介入すれば良いか考えるようになったのです。当院には歯科衛生士も優秀な者がそろっていますので、これからも予防には特に力を入れていきたいと考えています。

導入されている機器について教えていただけますか?

口腔内スキャナーやマイクロスコープ、歯科用CTを導入しています。口腔内スキャナーは詰め物やかぶせ物を作る際に型採りで活用します。これまでは、医療用粘土で歯の型採りを行うことが一般的でしたが、気分が悪くなって吐き気を催したり、粘土がずれてしまって、型採りがうまくいかないこともあります。口腔内スキャナーは歯を削った部分をスキャンすることで、3次元情報をもとに型採りができ、適切かつ患者さんへの負担も少ないので自費診療での提供にはなるのですが、患者さんにもメリットが多いと思っています。保険診療で使用しているものとしては、マイクロスコープがあります。肉眼で見えないところまで30倍に拡大して見えるので、より丁寧な治療につながると考えています。歯科用CTも、保険診療の範囲内で使用しています。

「痛みの少ない治療」も心がけていると聞きました。

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック4

麻酔に関しては、表面麻酔や、一番細い注射針を使うなど、技術面でも痛みが少ない治療につながるように努めています。ですが、痛みの閾値、いわゆる痛みの感じやすさというものがあり、実は緊張していると麻酔が効きにくく、痛みを感じやすくなることがあるのですね。お酒に例えるとわかりやすいですが、普段お酒が弱い方でも、緊張していると酔いにくくなるのと似ています。ですから、患者さんがいかにリラックスできるか、環境を整えられるかが重要なのですね。お子さんは特に緊張しやすいので、明るく話しかけるなどして、なるべくリラックスしてもらうよう心がけています。

治療のめざすゴールや方向性を患者にはっきりと示す

松永院長が歯科医師を志したきっかけは何でしょうか。

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック5

母親が歯科医師でして、自宅の1階がクリニックでした。幼い頃から歯科医師という職業を身近に感じていたので、自然と歯科医師を志していました。大学進学後は、口腔内だけでなく全身管理を学びたいと思い口腔外科に進みました。これから高齢化社会が進む中で、虫歯を治すだけでなく、持病との兼ね合いなども見て総合的に判断できる歯科医師が求められると思ったからです。実際に、ご高齢の方も多くいらっしゃる地域なのでこの経験を生かせると思っています。

患者さんを診る時に、意識されていることは何でしょうか。

治療のゴールや方向性を、患者さんにはっきり示すことでしょうか。マラソンに例えると、いきなりただ「走ってください」と言われたら無理ですよね(笑)。明確な距離を示すことや、給水所の数などがわかることで、何とか頑張って走ることができると思うのです。ですから初診や、治療に入ってからも十分に説明して、今ご自分が治療のどの辺りにいるのかを意識していただくようにしています。また患者さんのめざすゴールは、治療期間や費用により人それぞれ異なってきます。歯科医師目線での治療方法の提案はもちろん、患者さんと密にコミュニケーションをとって、総合的に見て何が最良なのかを考えていくことが、大事だと思っています。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

松永和幸院長 高島町 まつなが歯科クリニック6

クリニックにいきなり行くのはハードルが高い、とお考えの方もいらっしゃるようです。ですが、どんな些細なことでも、歯のことで気になる部分があるようでしたら、カウンセリングだけでも構いませんので、気軽に来院していただければと思います。そのために、院内の雰囲気もリラックスしたものにしてありますし、スタッフもお話ししやすい者が集まっています。地域のかかりつけ歯科として、皆さんの歯の健康のためにご相談いただきやすいクリニックでありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

CAD/CAMシステムによるインレー(詰め物) 5万5000円
CAD/CAMシステムによるクラウン(かぶせ物) 11万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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