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村元 喬 院長の独自取材記事

名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院

(名古屋市中区/新栄町駅)

最終更新日:2023/07/05

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院 main

2023年4月、新栄町駅から徒歩2分というアクセス良好な場所に開院した「名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院」。リラックスできる雰囲気づくりを心がけた院内は、明るく清潔感にあふれている。院長の村元喬(たかし)先生は大学病院や中核病院で20年にわたり内視鏡診療に携わってきた、内視鏡のスペシャリスト。豊富な経験を生かし地元に貢献したいとの思いから、この地での開業を決意し、先進の内視鏡システムによる負担の少ない胃・大腸内視鏡検査をメインに幅広い診療に対応する。患者の不安に配慮し、院内には下剤を飲むための個室や検査後のリカバリールームも備える。精密な内視鏡検査により、多くの人の命と健康を守ることを願う村元院長に、開業の経緯から今後の展望までさまざまな話を聞いた。

(取材日2023年5月18日)

安心できる環境を整え、病気の早期発見・治療をめざす

開業までの経緯をお聞かせください。

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院1

昭和大学医学部を卒業後、関東の大学病院や中核病院で消化器内科の医師として内視鏡診療の分野で研鑽を積みました。胃がん・大腸がんで苦しむ患者さんを減らすためには、内視鏡検査でより早期に病気を発見することが重要です。長年診療を続ける中で、「もっと内視鏡検査を普及させて苦しむ方々を減らしたい」と思うようになったんです。併せて、「地元名古屋の方々に貢献したい」という思いも強くなりました。開業にあたりこの場所を選んだのは、建物の雰囲気を気に入ったからです。また内視鏡検査では鎮静剤を使用することもあるため、公共交通機関でのアクセスのしやすさも決め手になりましたね。地下鉄東山線は名古屋の大動脈ですし、実家も沿線にあることから、ここでの開業を決意しました。

院内はとてもリラックスできる雰囲気ですね。

清潔感のある白を基調とした内装にするとともに、水の波紋をイメージしたデザインを取り入れるなど、患者さんがリラックスして過ごせる空間づくりを心がけました。誰かが「ホテルライク」と言い始めて、今ではそのイメージが定着しましたね。院内には診察室や内視鏡室に加え、下剤服用のためのお部屋も用意しています。大腸内視鏡検査において、ご自宅で下剤を飲むことに不安を感じる方は多いと思います。そうした方のためにプライバシーに配慮した半個室や個室を設け、腹痛が生じた際などもすぐ対応できる体制を整えました。さらに検査後にお休みいただけるリカバリールームも完備しました。鎮静剤の影響による転倒などを防ぐため、休まれたままリカバリールームへと移動できるようにしています。

どのような患者さんが多く来院されていますか?

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院2

男女問わず、50~60代くらいまでの比較的若い世代の患者さんが多く来院されています。主訴としては、胃腸の症状でおみえになる患者さんが多いですね。クリニック名に「内視鏡」と掲げていることもあり、最初から内視鏡検査を希望される方もいますが、ほとんどの患者さんは「胃が痛い」「おなかの調子が悪い」など、胃腸の症状を気にしていらっしゃいます。もちろん症状の原因を見極めるためには、しっかりと検査することが大切です。とはいえ最初から内視鏡検査を行うというより、まずは症状に合わせて適切なお薬を処方するなどしてサポートし、それでも改善が見られない場合に、「内視鏡検査を受けてみませんか?」とお伝えしています。

先進の設備を備え、負担の少ない内視鏡検査を提供

検査機器にもこだわっていらっしゃるとか。

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院3

20年にわたり内視鏡の診断・治療に携わってきましたので、機器へのこだわりは強いですね。当院でも先進の内視鏡システムを導入し、病変があれば拡大内視鏡で精密に調べることが可能です。入院が必要なケースを除いて、大きな病院と遜色ない検査の提供をめざしています。身近なクリニックで精度の高い検査を受けられるなら、患者さんにとってメリットが大きいのではないでしょうか。安心・安全な検査を行えるよう、先進設備を備えることは大切だと思っています。また、鎮静剤などを使用するための体制を整えることはもちろん、検査終了後もリカバリールームで鎮静剤が抜けるまでゆっくりとお休みいただけますので、安心していらしてください。

いつでも内視鏡検査を受けられるのですか?

内視鏡検査に関しては、昼休みも含めほぼ終日対応できる体制を整えています。またお仕事などで平日忙しい方のために、土曜日や各週で日曜日も検査を実施しており、現在のところ、ご都合が合えば数日以内に検査を受けていただくことが可能です。忙しくて検査を受けられないうちに病気が進行してしまったら、患者さんのご負担はいっそう大きなものになってしまいます。柔軟に対応できる体制を整えて、そうした事態を防ぐことが私の願いです。午前中にお仕事を休めるのであれば、午前中に検査を受けていただけますし、午前中は無理だけど夕方は時間が取れるというのであれば、夕方に検査を行うことも可能です。できるだけ多くの方に検査を受けていただくためにも、ご都合に合わせて柔軟に対応するよう心がけています。

診療の際はどのようなことを心がけていますか?

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院4

まずは患者さんがどんな症状をおつらく感じているかをよくお聞きし、それを改善して差し上げるよう努めています。またそれとともに、患者さんが感じている不安などをしっかりとくみ取るようにも心がけています。不安な気持ちが強いなら、それを和らげて差し上げることが大切ですから。例えば内視鏡検査の場合、初めての検査がとてもつらくてトラウマになってしまい、「二度と検査を受けたくない」と思っている方もいらっしゃいます。そうした方には、鎮静剤の使用など、負担に配慮した検査を行っていることを丁寧に説明し、安心していただけるよう心がけています。また医療は人と人との関わりですので、接遇も重視しています。スタッフたちも、患者さんが心地良く過ごせるように接してくれています。

命と健康を守るために、定期的に検査を受けてほしい

ところで先生はなぜ医師をめざされたのですか?

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院5

開業医だった父が診療する姿を間近に見て育ち、「医師という職業は人の命を助けるやりがいのある仕事だ」と感じていたので、自然と医療の道をめざしました。また、父と同じ消化器内科を選びましたが、父から勧められたわけではありません。学生時代にいろいろな診療科を回る中で、病気の早期発見・早期治療に貢献できる内視鏡診療に魅力を感じたんです。手先の器用さを生かせるのではないかとも思いましたね。開業前に勤めた病院では、内視鏡診療に精通した先生に師事し、患者さんの負担をできる限り少なくすることの大切さも教えていただきました。当時の経験が今の診療のベースとなっています。内視鏡診療はとても奥が深いものです。「より技術を向上させたい」という思いは強いですね。

今後の展望についてお聞かせください。

内視鏡診療について数多くの経験を積んできたという自負があります。勤務医時代に培った技術を生かし、クリニックでも大きな病院と遜色ないレベルの検査や治療を提供していきたいですね。今後忙しさが増しても、高いレベルを保ち続けることをめざしています。胃がんや大腸がんは、内視鏡検査で早期に病変を見つけ治療することで、治癒を望むことができる病気です。だからこそ、症状がなくても定期的に検査を受けることの大切さをより多くの方に知っていただきたいと思っています。当院で検査を楽に受けることができたら、お知り合いなどが検査が必要な際に、「楽に受けられたよ」と伝えていただけるかもしれません。そのようにして皆さんの健康に少しでも貢献できればと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

村元喬院長 名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院6

胃もたれや便秘、下痢などおなかの不調が続くときは、ぜひ一度ご相談ください。「血便があるけど痔だろう」などと自己判断しないことが大切です。内視鏡検査を受けるかどうかは別として、受診して医師の診断を仰ぐことをお勧めします。また40歳を過ぎたら、気になる症状がなくても一度胃・大腸内視鏡検査を受けていただきたいです。胃がん・大腸がんは早期発見することで、治療が見込めます。ピロリ菌を除菌すれば胃がんのリスク、大腸ポリープを切除すれば大腸がんのリスクを下げることにつながります。もし一度検査して問題がなかったとしても、5年後10年後に病気を発症する可能性もあります。ピロリ菌を除菌したら1年に一度胃内視鏡検査を、大腸ポリープを切除したら2~3年に一度大腸内視鏡検査を受けるなど、ご自身の命と健康を守るためにも定期的に検査を受けていただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/2万2000円~

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