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川原 洋輔 院長の独自取材記事

和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック

(和光市/和光市駅)

最終更新日:2023/06/29

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック main

2023年4月に和光市駅から徒歩1分の場所に開院した「和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック」。消化器内視鏡に力を入れる東京慈恵会医科大学の内視鏡部門や関連病院で17年間にわたり内視鏡検査・治療に従事してきた川原洋輔院長。「消化器がんで亡くなる方を減らすために、より多くの方に早期に受診していただきたい」という強い思いから、検査時の苦痛の緩和に努め、ウェブでの予約システムを導入するなど、専門性の高い内視鏡検査・治療を気軽に受けられるクリニックとなるべく工夫を凝らしている。内視鏡検査だけでなく、内科、消化器内科、肛門内科を標榜し、風邪や腹痛なども気軽に相談できる地域のかかりつけ医としての一面も持つ。数多くの検査を経験してきた川原院長ならではの内視鏡検査や治療へのこだわりなど、話を聞いた。

(取材日2023年6月7日)

内視鏡検査をもっと身近に、早期発見に貢献したい

和光市駅から徒歩1分という恵まれたロケーションですね。

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック1

開院するにあたって、患者さんの受診へのハードルを下げるためにも駅から近いアクセスしやすい場所にこだわりました。また内視鏡検査後にゆっくり休んでいただけるリカバリールーム配置のため十分な広さが必要でした。ご縁があって、埼玉県でも利用者数が多い和光市駅前に理想的な物件と出合うことができました。当院はホームページでの情報発信や24時間ウェブ予約システムなどを取り入れているので、20~50代の若い方を中心に、インターネットで探して遠方から来てくださる方もいますし、もちろん近所の方も多くご来院なさいます。

内科や消化器内科、肛門内科と幅広く診療なさっていますが、特にどんな患者さんが多いですか?

腹痛や血便などを訴えて消化器内科を受診する方が7~8割を占めており、当院が特に力を入れている内視鏡検査を希望する方が多いですね。もちろんそれだけでなく、かかりつけ医として地域に貢献したいとも考えていますので、風邪や生活習慣などの患者さんにもしっかり対応させていただきます。肛門内科では、イボ痔・切れ痔・痔ろうなどの痔をはじめとした肛門の疾患も専門的に診療可能です。また定期健康診断、雇用時健康診断、企業健診などの健康診断にも対応しています。

大学病院等に長年勤務してきた先生が、開院を決めたきっかけは何だったのでしょう。

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック2

多くの患者さんにとって、内視鏡検査を身近なものにしたいという思いからです。病院勤務時代に痛感したのですが、内視鏡検査はどうしても患者さんにとってハードルが高いんです。つらそう、予約が取りにくい、待ち時間が長い、複数回の来院が必要、恥ずかしいなどが主な理由だと思います。私が開院することで気軽に内視鏡検査を受けられる環境を実現できれば、消化器がんの早期発見・進行予防ができるのではないかと感じました。とても残念なことですが、これまでに、進行してしまった消化器がんで若くして苦しまれる方を見てきました。そういう方を少しでも減らすことができればと考えています。

これまでの経験を生かし、苦痛緩和とより適切な検査を

内視鏡検査を受けやすくするために、さまざまな工夫をなさっているとか。

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック3

患者さんが内視鏡検査を受けづらいと考える理由を、一個ずつなくしていこうという気持ちで取り組んでいます。24時間ウェブ予約システムを導入することで、予約の取りやすさにつなげるのと待ち時間軽減を図っています。男性医師の検査に抵抗があるという方のために、女性医師による内視鏡検査も可能です。胃と大腸の内視鏡検査を同日に受けることもできますし、大腸ポリープが見つかった場合はその場で切除するための日帰り手術もできます。検査時の苦痛の緩和については、鎮静剤を用いることもそうですが、医師の技術や経験が重要となってきます。私は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医として、これまで数多くの検査を行ってきましたので、その経験を生かして苦痛の少ない検査をめざしています。

東京慈恵会医科大学の内視鏡部門で経験を重ねてきたそうですね。

消化器内視鏡分野に力を入れている東京慈恵会医科大学の内視鏡部門や関連病院等で17年間、内視鏡検査・治療に従事してきました。東京慈恵会医科大学の内視鏡部門は内視鏡について高い専門性を持つ医師が多くおり、難症例の患者さんも来院します。そこで専門性の高い内視鏡手術に携わることで、技術を向上させることができたように思います。ですから、大腸検査の「挿入」と「観察」については自信があります。

「挿入」と「観察」について教えてください。

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック4

内視鏡の挿入に要する時間は医師によって違いますが、素早く挿入できれば検査時間に余裕が生まれるので見逃しが少なく観察できますし、患者さんの心身の負担も減るでしょう。他院では1時間かかる検査が、当院では短時間の挿入によって数分で終わるように力を尽くしています。「観察」については、病変を見逃さないように細心の注意を払って検査を行うように努めています。これはいかに検査の「死角」をなくせるかが重要で、例えばひだの裏などの見づらいところも、これまでの経験で「ここに何かありそうだな」ということに気づいたり、ちょっとした違和感を目で捉えることができるかが重要になってくるのです。

検査の時間帯や下剤の種類など、患者さんが「選択できる」クリニックだという印象を受けました。

大腸内視鏡検査時の前処置を院内と自宅、どちらで行うかを選択していただけます。初めての方や下剤服用後の移動が心配という方には院内処置をお勧めして、安心して検査が受けられるように配慮しています。下剤の服用がつらいと感じる方は多いと思いますので、当院では3種類ほど下剤を用意しており、年齢や体格なども考慮しながら患者さんに合わせて提供します。早朝から内視鏡検査が受けられるモーニング胃カメラ・モーニング大腸カメラも行っておりますし、土日の検査も可能ですから、仕事や家事で忙しい方も気軽にご相談ください。

専門性の高い検査を実現すべく、先進機器も導入

設備面についてもこだわりがあると聞きました。

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック5

専門性の高い検査を提供できるよう、内視鏡は先進機器を導入しています。洗浄機も故障などのトラブルがないように2台そろえ、電子カルテ、エコー、エックス線も信頼できるメーカーのものを備えています。あとは待合室にデジタルサイネージを設置して、ピロリ菌についてや検査の重要性などを発信するといった啓発活動も行っています。内装についてはカフェに近い空間を意識して、患者さんが緊張せずにリラックスして受診できるようにしました。下剤専用のトイレ、半個室、リカバリールームを備え、鎮静剤で寝てるいる患者さんを安全に移動させるために検査室からリカバリールームにはストレッチャーでそのまま移動できるようになっています。

先生が医師になったきっかけや内視鏡を専門とした理由などを聞かせてください。

高校3年生くらいに将来を考えた時、何かしらの技術者になりたいと思ったんです。技術者といってもいろいろな職業がありますが、その中でも医師に興味を持ちました。それが高校3年生の夏でしたから、猛勉強をしましたよ(笑)。最初は外科志望だったのですが、友人から慈恵会医科大学に内視鏡のエキスパートたちがいる内視鏡部門があるというのを教えられて。そこで先生方の匠の技術に感銘を受け、この技術を自分も身につけたいと感じたことが内視鏡の道に進んだ理由です。そこでは難易度の高い患者さんもたくさん診ましたが、患者さんから感謝の声をかけていただけたときは、大きなやりがいを感じましたね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

川原洋輔院長 和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック6

子育てや仕事が忙しい人ほど自分の検査が後回しになりがちですが、そんな方にも気軽に検査を受けていただける環境を提供できればと思います。リスクのある方や過去にポリープが見つかった方は1年に1回、何もない方も3年に1回のペースで検査を受けていただければ安心だと思います。「過去の検査は苦しかったけど今回は楽だった」と言っていただけるよう努めていますので、以前の検査の苦痛が気になっている方もぜひご相談ください。「内視鏡なら和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニックに」と皆さんに言っていただける医療を提供していきますので、よろしくお願いします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃・内視鏡検査/2万円~、大腸・内視鏡検査/2万5000円~(税込)

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