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鈴木 信之介 院長の独自取材記事

リンクスター歯科

(名古屋市守山区/小幡駅)

最終更新日:2023/07/06

鈴木信之介院長 リンクスター歯科 main

住宅や店舗が建ち並ぶ瀬戸街道沿いに立つ「リンクスター歯科」は2023年4月に開院。建物の一部はガラス張りで、通りからは開放的な待合室や、広いキッズルームで遊ぶ子どもたちの楽しそうな様子を見ることができる。内装はウッド調を生かした優しい空間で、「歯医者さんが怖いという方にも外から見て安心してもらえるよう、温かみのあるデザインを考えました」と鈴木信之介院長。一般歯科からインプラント治療まで対応する中で、特に予防歯科に注力する。「歯のみならずお口や体の正しい発育を促し健康を支えるお手伝いをしたい」というのが信念だ。明るくユーモアがあり、ミュージシャンでもある鈴木院長。自慢のスタッフとともに、地域で身近な「家族で通える歯医者さん」をめざす。

(取材日2023年3月16日)

予防歯科をメインに親子で楽しく通える歯科医院に

明るくすてきな建物ですね。こだわりを教えてください。

鈴木信之介院長 リンクスター歯科1

「歯医者さんは怖い」「何をされるかわからない」というイメージを払拭したくて、明るくリラックスできるデザインを考えました。まず外観はガラス張りとし、外から中の様子が見えるようになっています。これは一番のこだわりです。遊び心のあるカラフルな椅子や、広々としたキッズルームで遊ぶ子どもたちを見て「なんか楽しそうな所だな」と安心して入ってきていただければと思います。待合室は吹き抜けで天井が高く開放感にあふれています。内装は温かみを出したくて、診療スペースの一部の壁や棚までウッド調に、またエックス線撮影の部屋の壁紙は雲や虹などのかわいらしい絵柄にし、天井は青空模様にしました。トイレは2つで、1つにはおむつ交換台を備えています。

子ども連れでも安心して通えそうですね。

当院は小さなお子さんも一緒に気軽に通える歯科医院をめざしています。診療ユニットは5つあり、ピンクやブルー、グリーンなどそれぞれ違うパステルカラーを取り入れています。5つのうち1つは広めの個室で、親子一緒に入れて、親御さんが治療する横でお子さんが遊べるスペースをつくっています。あと4つは半個室ですが、仕切りがあるのである程度プライバシーは保たれます。一方、患者さんとの話し合いや説明の時間も大事にしたいと考えていて、カウンセリングルームを2室用意しました。テーブルがあり、間接照明のやわらかい光の中、落ち着いて話せる空間になっています。

大人の患者さんも来ていいのでしょうか?

鈴木信之介院長 リンクスター歯科2

はい、もちろんです。当院では虫歯や歯周病治療、インプラント治療、マウスピース型装置を用いた矯正まで対応できます。歯をきれいにしたいというご要望にもお応えするために、ホワイトニングも対応しますよ。ただ、地域に長くお住まいのご高齢の方などはすでにかかりつけの歯科医院をお持ちでしょう。当院では、「歯科医院は痛くなったら行けばいい」「何もないのに行く必要はない」と考えて歯科医院にあまり行っていない方々、特に小さなお子さんを持つ方々に来ていただきたいと思っています。それは長い人生、健康に過ごすためには、子どもの頃からの予防が最も大切だと考えているからです。お母さんとお子さんから、お父さん、おじいちゃんおばあちゃんへと広がり、いずれはご家族そろって来ていただければうれしいです。

予防に注力し、歯の大切さを患者に啓発

なぜ子どもの頃からの予防が大切なのですか?

鈴木信之介院長 リンクスター歯科3

大人の患者さんを診ていると、虫歯や歯周病が進行し、どうしても救うことができずに歯を失ってしまうことが多々あります。そうならないように子ども時代から虫歯になりにくく、きちんと噛める口内環境をつくることが大切なのです。子どもの頃に予防を習慣にして良い口内環境をつくれば、将来的に成人しても、高齢になっても歯を長く健康的に保つことが期待できると思います。

子どもの予防が大切と考えられたきっかけはありますか?

僕は最初にインプラント治療を多く行う歯科医院に勤務し、次に勤めた歯科医院で子どもの虫歯治療や矯正に関わり、お口の中が完成する前の小児歯科に興味を持つようになりました。そんなときに常滑市のアイデンタルクリニックの理事長のセミナーに行き、大きな衝撃を受けたのです。その内容は、「歯並びや噛み合わせは、単に歯を治せばいいというものではなく、子どもの頃からの呼吸の仕方や姿勢、食事などに関連しており、発育の段階で原因にアプローチし改善を図ることが大事」というものでした。当時、僕はそろそろ開業しようと考えていましたが、この先生のもとでより深く学びたいと奮起し、いったん開業は延期に。住んでいた守山区から常滑市まで約2年間、往復3時間近くかけて電車で通いました。

学ばれたことをどのように実践されるのでしょうか?

鈴木信之介院長 リンクスター歯科4

1つ目は、お子さんの予防歯科として、歯のクリーニングに加えて、3歳ぐらいから年齢に合わせたお口のトレーニングを行い、正しい口腔機能の発達をめざすということです。例えば最近は口呼吸をしていて、本来なら上顎についているはずの舌が下がっているお子さんが多いのですが、上顎のある箇所に貼ったシールをなめることで舌を上げることを図る訓練や、口を閉じたまま鼻呼吸でバランスボールに座って運動するなどを実践していきたいと思います。2つ目には大人の患者さんに対しても予防やメンテナンスをきちんと行っていくこと。3つ目には、予防の重要性を患者さんにお話ししていくことです。生涯、お口を守るためには歯科医師が頑張るだけでは駄目で、患者さん自身が意識を持って予防に取り組むことが大切。そのために患者さんには歯の知識やセルフケアの正しいやり方などをお伝えしていきます。当院では特にこの3つに力を入れていきたいですね。

コミュニケーションを大事に患者に寄り添う

他にもお考えのことがあればお聞かせください。

鈴木信之介院長 リンクスター歯科5

お子さんの予防の重要性を認識していただくためには、まず生まれる前、つまり妊婦さんへの啓発が大事になります。お母さんが虫歯を持っていたり歯周病だったりすると、生活する中で赤ちゃんの口腔内に悪影響を及ぼすので、ご自身のセルフケアをしっかりしていただくようにお話ししていきたいと思います。また、虫歯になりにくく噛む機能の発達に良い食事やおやつの内容、食べ方、生活習慣についてのアドバイスもしていきたいですね。まだ先になりますが、いずれは管理栄養士さんや助産師さんと協力して、栄養や、授乳や抱っこの仕方などについてお話できる体制をつくることが理想です。

患者さんと接する際に大切にされたいことはどんなことですか?

患者さんに寄り添うことです。例えば、歯科医師としてこの治療が最適だと思っても、患者さんがそこまでの治療を望んでおられないこともあります。歯科医師のエゴにならないようコミュニケーションを取って互いに納得した治療をしていきたいですね。お子さんとのコミュニケーションも大事で、最も良くないのは無理して治療し、歯科医院がトラウマになってしまうこと。予防を続けるためにも歯科医院は来やすくて楽しい場所だと思ってほしいので、その子のペースで少しずつステップアップしてできることを増やしていけたらと思います。それは男性の僕よりも女性のスタッフのほうが上手かもしれません。当院には保育士もおり、子育て中のスタッフもいますので育児のお話もできますよ。スタッフは仲が良く、開業前からあだ名で呼び合うくらい。僕もあだ名をつけてもらいました(笑)。本当に良い人たちが集まったので、その雰囲気も患者さんに伝わればと思います。

今後の展望をお聞かせください。

鈴木信之介院長 リンクスター歯科6

私の人生は紆余曲折いろいろありましたが、歯学部に入って一生懸命勉強し、大学病院で実際に患者さんと向き合うようになって、自分の技術を生かして人に喜ばれ感謝される歯科医師という仕事は素晴らしいと感じるようになりました。予防について学んでからはよりいっそう、地域の皆さんの健康を支えることに力を尽くしたいという思いが強くなりましたね。今後は、われわれが地域のリンク(つながる)スター(星)として、お口の健康と体の健康をつなぎ、また人と人、人と地域をつなぐ、そんな役割を果たしていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/45万円~、ホワイトニング/7700円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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