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うつ病による心身の不調
悩まずに心療内科・精神科で相談を

テスラクリニック

(福岡市中央区/赤坂駅)

最終更新日:2023/06/20

テスラクリニック うつ病による心身の不調 悩まずに心療内科・精神科で相談を テスラクリニック うつ病による心身の不調 悩まずに心療内科・精神科で相談を
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気持ちが落ち込み、精神的に不安定な状態になる「うつ病」。脳の機能異常が原因の1つと考えられていて、仕事や人間関係などさまざまな強いストレスがきっかけで発症する病気だ。患者数は増えている一方、うつ病に当てはまる症状を自覚しても、「自分が弱いから」と思い込んでしまったり、心療内科や精神科への抵抗感から受診できなかったりすることもあるだろう。多くのうつ病患者を診療してきた「テスラクリニック」の三島康大院長は「心の弱さが原因ではありません。新たな治療法も出てきているので、クリニックで診断を受けて、1日でも早く健康な生活に戻ってもらいたいと思います」と語る。うつ病や具体的な治療方法について、詳しく教えてもらった。

(取材日2023年4月11日)

憂鬱な気分だけでなく、食欲不振や不眠症など体の症状もうつ病のサイン

Qうつ病とはどのような病気なのでしょうか?
A
テスラクリニック 「患者の心の問題をしっかり解決していきたい」という思いがある

▲「患者の心の問題をしっかり解決していきたい」という思いがある

うつ病は気分の落ち込みから来る病気で、それに伴い食欲不振や不眠症、やる気が出ないなど精神的・身体的な症状が現れます。脳の機能異常が原因で、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなど心のバランスを保つ物質がうまく伝達されないことによって、症状が引き起こされると言われています。年齢や性別に関係なく発症する可能性があり、患者さんの数は年々増えてきています。症状が進行すると常に気分が落ち込み、家事や食事、入浴、睡眠なども阻害され、生活にも大きな影響を及ぼすようになります。

Qうつ病かどうか自分でチェックできるポイントを教えてください。
A
テスラクリニック うつ病は深刻化する前に治療を行うことが大切

▲うつ病は深刻化する前に治療を行うことが大切

精神面では、気分が落ち込みがちかどうかですね。うつ病になると、訳もなく悲しさや孤独を感じる、家族や友達から励ましてもらっても気分が晴れない、自分の能力を過小評価してしまうといった傾向があります。身体面では、食欲不振や不眠、疲れやすさ、肩凝り、頭痛などの症状が現れます。患者さんによってそれぞれ症状は異なりますが、これらの症状に当てはまる場合、もしくは気分の落ち込みが長期にわたって続く場合にはうつ病を疑い、できるだけ早めに病院を受診していただきたいと思います。

Qどのような人がうつ病になりやすいのでしょうか?
A
テスラクリニック 患者一人ひとりと誠実に丁寧に向き合うことを重視

▲患者一人ひとりと誠実に丁寧に向き合うことを重視

うつ病と聞くと、心が弱い人の病気というイメージがあるかもしれませんが、心の弱さが原因で発症するものではありません。環境の変化などによるストレスから来る負荷が、脳に癖としてついてしまうと、ストレスから離れていても脳内の伝達物質がしっかり流れなくなってしまい、うつ病の原因となります。患者さんの中には、仕事がストレスの原因となっている方が多くいらっしゃいます。誰でもかかる可能性のあるうつ病ですが、真面目で物事を真正面から受け止めてしまう方や、高学歴の方は特になりやすいとされています。適度にストレスの原因から距離を取ることができるかできないか、というのが深く関わっているようです。

Qうつ病と診断されるとどのように治療を進めていくのでしょうか?
A
テスラクリニック うつ病の診療に力を入れている三島院長

▲うつ病の診療に力を入れている三島院長

うつ病の治療には3割ルールというものがあります。薬を使わずに改善が期待できる人が3割、薬を使うことで改善が期待できる人が3割、薬を使ってもなかなか改善が見込めない人が3割というふうに言われています。うつ病の治療の基本は心と体を休めることで、症状が軽い方であれば、まずはストレスの原因から離れてもらいます。例えば、仕事の変化が原因の場合は休職を勧めますし、学校が原因であれば一度休んでもらい、心の耐性を取り戻していただくといった形です。こうした対処で改善が見込める方もいらっしゃいます。それに加えて薬が必要な方には、ご本人の症状に応じて主に抗うつ剤を処方し、回復状況に適した生活のアドバイスを行います。

Q最近はうつ病の治療法も多様になってきているそうですね。
A
テスラクリニック うつ病は、近年では「脳の病気」という考え方に変容してきている

▲うつ病は、近年では「脳の病気」という考え方に変容してきている

薬物療法や心理療法のほかに、反復的経頭蓋磁気刺激治療(rTMS治療)に注目しています。rTMS治療とは、特殊なコイルが巻かれた装置を頭に装着して行う治療法です。装置に電流が流れると磁場が発生し、頭の外側から大脳を局所的に刺激することにより、神経伝達物質の流れを改善する効果が期待できます。繰り返し行うことで効果が期待できる方法になりますので、目安として20回から30回の治療が必要です。ただ、適応条件もあり、どなたでもできるものではないので、あくまで選択肢の1つであると私は考えています。詳しく知りたい方には説明に応じています。

ドクターからのメッセージ

三島 康大院長

誰にも相談できずに1人で悩んだり、自分を責め続けてしまうのは本当につらいですよね。「うつ病かも」と思っても、心療内科や精神科に対して抵抗のある方、または受診のハードルが高いと感じている方も多いと思います。当院では、丁寧な診察とカウンセリングを大切に、患者さんが気軽に通えるクリニックをめざしています。うつ病は、放置すると脳に癖が残ってしまい、薬が効きづらくなるため早めの受診が重要です。深刻化する前に発見できれば、診察と適切な治療で治すことも望めますので、まずは相談してください。ご自身に合った治療方法を一緒に考えて行きましょう。

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