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小石 健 理事長、小池 香織 院長の独自取材記事

大倉山こいし・こども矯正歯科

(横浜市港北区/大倉山駅)

最終更新日:2024/01/31

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科 main

入り口に立つとカフェのようなおしゃれな空間が広がり、緊張感がほぐれ、むしろ楽しい気分になる。「大倉山こいし・こども矯正歯科」は、親子ともに心地良く過ごせるように配慮された小児専門の歯科クリニックだ。2023年2月に理事長の小石健先生が開院し、院長の小池香織先生を中心に診療が行われている。虫歯だけでなく歯並びも重視し、口腔内全体を診ることを大切にしている同院。予防歯科にも力を入れ、歯科クリニック嫌いにならないよう配慮を徹底し治療を無理強いせず、将来的な歯のケアに対する意識づけに心を砕く。「歯の治療や検診へ当たり前に行く大人になってもらうために、力を尽くします。まずは楽しく通っていただけたら」とほほ笑む2人の先生に、同院のコンセプトや、子どもを診療する上で大切にしていることなどについて聞いた。

(取材日2023年12月22日)

歯のケアや検診習慣を重視し、小児の予防歯科に注力

クリニックの成り立ちを教えてください。

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科1

【小石理事長】私が院長を務める「大倉山アルカディア歯科・矯正歯科」の分院として、2023年2月に新規開院いたしました。0歳から9歳のお子さんを対象とした、小児専門の歯科クリニックです。成人してから歯科トラブルに悩む方は、子どもの頃から歯の正しいケアや意識づけが不十分だったことが原因の一つと考えられます。そのような現状を目の当たりにして、親御さんが正しい知識を身につけ、子どもの頃から歯磨きや歯科検診の習慣づけを行うことが大切だと思い、開院を決意いたしました。また、歯が成長している時期は虫歯予防だけでなく、将来的な歯並びをきちんと見ていくことも重要です。そのお手伝いもさせていただきたいと思っています。

院内に入った瞬間に、内装がすてきだと思いました。

【小池院長】お子さんはもちろんですが、付き添いの親御さんも居心地良く過ごせることを重視しました。意識したのは、おしゃれなカフェのような雰囲気。フロアやインテリアにはふんだんに木を取り入れてほっとできる空間をつくり、かわいいデザインのテーブルや椅子も多数配置しています。一角にはキッズスペースがあるので、お子さんも楽しみながら待つことができるでしょう。待合スペースの中央には、診療後に楽しんでいただきたいとおもちゃを20種類以上用意しています。きっと子どもたちにも喜んでいただけると思いますよ。

力を入れている診療について教えてください。

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科2

【小池院長】予防歯科です。乳歯のときに虫歯が0だと、永久歯が虫歯になるリスクが下がるともいわれています。「乳歯は生え替わるから、ケアはいらないのでは」と思われがちですが、乳歯の環境を整えることは健康な永久歯を保っていくために必要です。その観点から予防歯科での定期検診は欠かせないので、「歯医者さん大好き。また行きたい」と思ってもらえるように心を尽くしています。特徴的なのは、診療スタイル。歯科医師の膝の上、ベッド、診療用チェアという3段階で対応しています。0歳から3歳頃までは、まずキッズスペースで歯科医師の膝に乗せてお口の状態をチェックし、フッ素塗布まで行います。ベッドは診療用チェアが苦手なお子さんに適しており、横になりながら体を楽にして診療が受けられます。診療用チェアは、天井にモニターを設置。診療中は上を向いているのでモニターにアニメを流し、お子さんの意識が診療に集中しない工夫をしています。

めざすゴールは虫歯0、健康的な歯並び、自立

マウスピース型装置を用いた矯正が得意だと伺いました。

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科3

【小池院長】従来のワイヤー矯正は、「歯に対して強い力をかける」治療法です。お口の状態によっては抜歯が必要だったり、ワイヤー装着時に痛みを伴ったりすることもあります。24時間装着しなければならないので、虫歯のリスクを避けにくい点も課題です。一方マウスピース型装置を用いた矯正は、子どもの歯並びに悪影響を与える口呼吸、舌や飲み込みの悪い癖などの改善を図り、顎を正しく発育させて、きれいな歯並びに導く目的の方法です。
【小石理事長】具体的には、特殊なマウスピース型装置を日中1時間プラス、就寝時に装着します。並行して食生活の見直しなどを図りながら、簡単な口腔体操も行っていただきます。毎日実践するので親御さんの協力は不可欠ですが、歯科衛生士が指導いたしますのでご安心ください。矯正は、歯が生えそろう3歳頃からご相談を受けつけており、実際に始めるのは5~6歳が目安です。

医療機器の充実にもこだわられたそうですね。

【小池院長】お口の中は目視で確認するだけでなく、きちんと撮影して目に見えない部分に問題がないかを見極めることが大切です。そのために導入したのがデジタルレントゲンと3D口腔内スキャナーです。デジタルレントゲンは被ばく量の低減などにも配慮した先進のタイプで、骨の状態や歯の密度などがわかります。また、3D口腔内スキャナーは、お口の中に沿わせるだけで歯の状態を360度確認することができ、立体画像でモニターに映し出されます。目視では確認できない部分の虫歯の有無や噛み合わせもチェックできるため、とても重宝しています。

診療する上で、目標にしている「ゴール」があるそうですね。

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科4

【小石理事長】当院は12歳で卒業としており、それまでに掲げているゴールが3つあります。1つ目が永久歯の虫歯を0にすること、2つ目が健康的な歯並びにすること、3つ目がお子さんの自立を促すことです。3の「自立」について、ご説明します。まず、「歯医者さんが嫌い」にならず、歯のトラブルがあったとき自分から進んで歯科クリニックへ行けるようになる子、さらに歯のケアを怠らず、定期検診へ行くことが当たり前の習慣になるような子という意味での「自立」です。3つのゴールを目標にして、スタッフ全員が日々の診療にあたっています。

コンセプトは、0歳から楽しく通える歯科クリニック

先生が患者さんと接する際、配慮していることはありますか?

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科5

【小池院長】たとえ虫歯があっても、決して無理強いしないことです。5歳を過ぎても、膝の上で診療ができないお子さんがいるのは仕方のないことです。そんなときは例えば、親御さんには診療を無理に進めることの精神的負担をご説明し、「今日はお話だけで良いですか?」とお声がけする。味つきのフッ素塗布が目的なのであったら、お子さんには歯ブラシを見せて、「今度はこの歯ブラシでリンゴ味のご褒美を塗るから覚えていてね」と伝えるようする。このように段階を踏まないといけないケースも考えられますが、お子さんの年齢や気持ちに合わせて、焦らずに診療を進めてまいります。こういった場合、「迷惑をかけてしまっている」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。無事に診療が終わった後は、「お薬を塗れて偉かったね」など必ず褒めることを忘れないようにして、みんな笑顔で帰ってほしいと思っています。

ところで、小池院長の経歴をお聞かせください。

【小池院長】私は、子どもの頃から甘い物が大好きでした。両親が忙しく祖母の家で大半を過ごしていたので、好きなものを制限なく食べさせてもらい、保育園時代から虫歯だらけだったのです。 母に連れられて小児歯科へ通っていたとき、「歯医者さん、かっこいいな」と憧れを抱いて、卒園式には「歯医者さんになりたい」と宣言していました。やがて鶴見大学歯学部を卒業した後、千葉県にある亀田総合病院に。その後、鶴見大学歯学部附属病院や川崎市立井田病院で麻酔の勉強や臨床経験を積み、患者さんの全身管理や全身麻酔下での治療にも携わりました。それらの経験から全身を診ることの重要性を学び、お口の中だけにとらわれることのない診療をするように心がけています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

小石健理事長、小池香織院長 大倉山こいし・こども矯正歯科6

【小石理事長】親御さんから「歯医者さんに通うのは、何歳からが適切なのですか?」というご質問を多く受けます。私は、「0歳から連れて来てくださいね」とお答えしています。歯が生えていない時期でも、離乳食や歯のお手入れのアドバイスなど、私たちにできることはたくさんあります。小さな不安でも何でも聞いてください。誠意をもってお答えいたします。
【小池院長】当院のコンセプトは、「0歳から楽しく通える、学べるクリニック」です。キッズスペースがあるので、親御さんと座ってたくさんお話をして、歯の知識をお伝えしたり、不安や悩みもお伺いしたりしたいと思っています。私も一児の母として、お母さんたちの気持ちに共感できることが強みです。ぜひ一度、お気軽に足を運んでみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/60万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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