全国のドクター9,189人の想いを取材
クリニック・病院 158,628件の情報を掲載(2024年4月30日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 和光市
  4. 和光市駅
  5. さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院
  6. がんの早期発見のために有用な内視鏡検査を受けないデメリット

がんの早期発見のために有用な
内視鏡検査を受けないデメリット

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院

(和光市/和光市駅)

最終更新日:2023/05/08

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 がんの早期発見のために有用な 内視鏡検査を受けないデメリット さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 がんの早期発見のために有用な 内視鏡検査を受けないデメリット
  • 保険診療
  • 自由診療

がんを患ったらどのくらいの確率で治癒が望めるのか。その指標の一つとなる「末期がんの5年生存率」は年々伸びており、今やがんは不治の病ではなく、早期発見すれば治癒が望める病気になった。しかし、進行すると現在の医療を持ってしても治療が難しいことに変わりはない。そうならないために重要なのは、早期発見のための内視鏡検査だ。「さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院」の吉良文孝理事長は、「技術の進歩により、食道や胃、大腸で見つかった早期のがんは内視鏡で取り除くこともめざせます」と話す。内視鏡検査を受けることのメリットはわかっているが、日々の忙しさや面倒くささを理由に後回しにすることで、がんの早期発見の機会を逃していないだろうか。今回、内視鏡検査を受けないことのデメリットについて話を聞いた。

(取材日2023年4月17日)

発見が遅れると深刻化することもある胃がんや大腸がん。知っておきたい内視鏡検査を受けないデメリット

Q内視鏡検査とはどのような検査ですか?
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 先進の内視鏡システムを導入

▲先進の内視鏡システムを導入

胃カメラと呼ばれる上部内視鏡検査では、鼻や口から細い内視鏡を挿入して胃や十二指腸の内部を直接観察します。経鼻内視鏡の場合、喉も一緒に確認します。これら全部の箇所に胃炎、食道炎、十二指腸炎などの炎症はないか、十二指腸潰瘍はないか、胃であればピロリ菌の有無、食道であれば逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニア、アレルギーに関係した好酸球性食道炎がないかの確認に役立て、サバやアジなどに寄生するアニサキスが見つかれば、取り除きます。大腸内視鏡検査の基本は大腸ポリープを発見することです。大腸の場合、ポリープががん化することがほとんどなので早期発見は重要です。炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎などの発見にもつながります。

Q検査を受けないと、どのようなリスクがありますか?
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 内視鏡検査の経験が豊富な医師が検査を担当している同院

▲内視鏡検査の経験が豊富な医師が検査を担当している同院

一番大きなリスクは胃がんや大腸がんの発見が遅れることですね。何らかの症状がある場合はさすがに放置しておくことはないと思いますが、放っておくことで後々後悔することになるのは、どの臓器でもがんではないでしょうか。胃がんも大腸がんも見ることができれば十分な診断ができますから、内視鏡検査を受けることは非常に大切です。技術の進歩により食道にしても胃や大腸にしても、早期のがんであれば内視鏡で切除することがめざせますし、がんが見つかればすぐに治療に取りかかることができます。1度検査を受けておけば、その先、どれくらいのスパンで検査を受ければ良いか予測を立てることもできますから、早めに検査を受けておきましょう。

Qどのような症状があるときに受けたら良いのですか?
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 少しの異変や違和感でもクリニックに相談しよう

▲少しの異変や違和感でもクリニックに相談しよう

内視鏡検査を受ける方は、おなかが痛い、食欲がない、胸やけなど何らかの症状があって受けられる方と健康診断のバリウム検査、検便などで問題が見つかって受けられる方、どちらもいらっしゃいます。大腸内視鏡検査は、何もないことを確認するための検査という位置づけで、下痢や便秘などがある方にも検査を行うことがあります。下痢や便秘とは関係なかったけれど、大腸ポリープが見つかる場合も考えられますから、少しの異変や違和感でも相談することをお勧めします。内視鏡で見なくてもわかることはありますが、見なければわからないこともあるので、そこの判断がしっかりできるクリニックを受診してください。

Qどのような世代が受けるべき検査ですか?
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 トイレつきの前処置室は4室完備

▲トイレつきの前処置室は4室完備

保険適用の問題はありますが、がんに関して言うと一番多い年代である50代、60代の内視鏡検査が勧められます。30代でもポリープが見つかる方がいらっしゃいますから、特に大腸などは60代までに内視鏡検査を受けておくとわかることが多いと思います。昔に比べると内視鏡検査を受ける方が増えていますが、まだまだ受けていない人も多いですね。繰り返し受ける人もいれば、80代で「初めて内視鏡検査を受けます」という方もいらっしゃいます。喫煙習慣があり食道がんのリスクが高い人がまったく検査を受けていないということもあります。年齢を問わずリスクのある人やポリープを切除した人は、毎年検査を受けることをお勧めします。

Q定期的な検査も重要なのですね。
A
さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院 広々として明るい待合室

▲広々として明るい待合室

一度受ければどれくらいのペースで検査を受ければいいかの予測が立ちます。毎年受けている人もいますが、大腸カメラは一度検査を受けて異常がなかった場合、無症状の状態が続けば5年は大腸がんの可能性は少ないと言えます。胃がんの場合は胃カメラで何も異常がなければ2年に1回のペースで問題ないと思います。食道は食道で適切な期間があります。適切な間隔で受けることが大事ですね。一方で、内視鏡検査を受ければすべてがわかるというわけではありませんが、消化器専門の医師であればわかることは多くあります。適切な診断を受けるきっかけとしても一度は内視鏡検査を受けてもらいたいと思います。

ドクターからのメッセージ

吉良 文孝理事長

内視鏡検査が受けられるクリニックは増えていますが、中には検査だけを行う内視鏡専門施設もあります。そのため「検査を受けて異常はないと言われたけれど、症状が続くので診てください」という患者さんもいらっしゃいます。検査を受けるなら検査後の治療などのフォローを含めて診てもらえる医療施設をお勧めしたいですね。当院の場合、多くの検査をすぐに受けられる環境と体制を整えていますし、専門性を持つ医師が何人も在籍しているので内視鏡検査と外来診療を時間をかけて受診していただけます。大腸内視鏡検査の下剤服用も院内ででき、女性医師もいますから患者さんのニーズに合った検査を安心して受けていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃の内視鏡検査/1万3000円~、大腸の内視鏡検査/1万6000円~

Access