女性医師による検査も可能
プライバシーにも配慮した内視鏡検査
秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック
(千代田区/秋葉原駅)
最終更新日:2024/05/13
- 保険診療
胃がん・大腸がんなど消化器の病気の早期発見に有用な内視鏡検査。一般的に「胃カメラ」「大腸カメラ」と呼ばれるもので、上部内視鏡検査では喉から十二指腸にかけて、下部内視鏡検査では大腸の状態を確認する。その重要性はわかっていても、痛みへの不安や恥ずかしさから、検査に踏み切れない人も多いだろう。「秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック」の柳井優香先生は、「初めての方や女性の方にも、積極的に内視鏡検査を受けてほしい」と話す。誰もがリラックスして内視鏡検査を受けられるよう、同院では設備や体制を整えているそうだ。明るく話しやすい人柄の柳井先生に、内視鏡検査の流れや同院の検査の特徴について聞いた。
(取材日2024年4月19日)
目次
ウトウトしている間に受けられる胃と大腸の内視鏡検査。大腸検査前の下剤は院内の完全個室での服用も可能
- Qどのようなきっかけで内視鏡検査を受ける方が多いのですか?
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A
消化器内科で使用される内視鏡には上部と下部の2種類があり、それぞれ一般的に「胃カメラ」「大腸カメラ」と呼ばれています。上部内視鏡は、喉から十二指腸にかけて診ることができ、喉から胸にかけての違和感や、みぞおちやおなかの痛みの原因を探るために検査を受けられる方が多いです。一方、大腸内視鏡検査を受けるきっかけとしては、便潜血検査の陽性反応や、女性の方に多い便秘、長引く下痢や腹痛といった症状が多いですね。内視鏡検査では胃がん・大腸がんの早期発見を主な目的としていますが、消化器の病気はそれだけではありません。正しい診断と適切な治療につなげるためにも、気になる症状があれば放置せずにいらしてください。
- Q胃内視鏡検査はどのような流れで行うのでしょうか?
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A
胃内視鏡検査を行う際には、胃の中を空っぽの状態にしておくことが必要です。検査前日の夕食は消化の良いものを選び、夜9時までに済ませてください。当日は朝食を取らずに予約時間の10分ほど前にご来院いただき、喉の麻酔や鎮静剤を使用するための静脈ルート確保など、前処置をしてから検査となります。検査の所要時間は約10分です。鎮静剤を用いた検査後は、ストレッチャーに寝たままでリカバリースペースへ移動。無理に起き上がったり歩いたりする必要はありません。そのまま30~60分ほどお休みいただき、その後は医師より検査結果の説明を行います。
- Q大腸内視鏡検査の流れについてはいかがでしょうか?
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A
大腸内視鏡検査の場合も同様に、検査前日の夕食は消化の良いものを選び、夜9時までに済ませてください。専用の検査食のご用意もあります。大腸の検査では事前に大腸内をきれいにするために下剤を服用する必要があり、当院では院内での下剤服用も可能です。検査は鎮静剤を使用して受けることができ、所要時間は10~20分程度。送気には、おなかが張りにくい二酸化炭素を使用しています。もし大腸ポリープが見つかった場合、10mm未満のポリープであれば内視鏡検査の際に当院内で切除を行い、その後の休憩や説明の流れは胃の検査と同様です。当院には女性の医師も在籍しており、大腸内視鏡検査と併せて肛門疾患の検査にも対応しています。
- Qこちらで行う内視鏡検査の特徴について教えてください。
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A
当院では上部・下部ともに、基本的に静脈麻酔を使用して内視鏡検査を行っています。ウトウトと眠ったような状態で検査を受けられるようめざすものなので、嘔吐反射や痛みを感じることはほぼありません。内視鏡検査・治療を担当するのは、当院に在籍する日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、または日本消化器病学会消化器病専門医。すべての医師が内視鏡検査・治療を専門としていますので、安心してお任せください。土日も休まず診療を行っており、胃と大腸の同日検査にも対応しています。また検査の結果、精密検査やCT・MRIなどの検査が必要と医師が判断した場合には、その場で連携病院での検査予約が可能です。
- Q女性医師の検査を希望することも可能でしょうか?
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A
はい。事前にお聞かせいただければ、私を含めた女性の医師が担当いたします。女性の患者さんの場合、「恥ずかしい」という思いから大腸の検査に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。大腸の検査に関係する生理周期や妊娠の可能性といったデリケートな内容も、女性の医師にならば話しやすいかと思います。当院の大腸内視鏡検査では、院内での下剤服用が可能です。トイレを備えた完全個室で、周りを気にすることなくリラックスしてお過ごしいただけます。プライバシーに配慮した検査環境を整えていますので、女性の方にも気軽に検査を受けていただきたいですね。