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早坂 健司 院長の独自取材記事

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック

(千代田区/秋葉原駅)

最終更新日:2023/03/13

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック main

都内でも屈指の交通利便性を誇る秋葉原駅。その駅前ビル9階に「秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック」はある。エレベーターを降りるとホテルのレセプションを思わせるカウンターが目に入り、奥には多数のプライベートブースが並ぶ。他人の視線を気にすることなくリラックスして過ごせる待合空間だ。「従来とは一線を画する内装にしたのは、ひとえにさまざまな感染症の院内感染への対策のため。「新型コロナウイルス感染症流行下での開院で何より優先した結果、プライバシーも守れるこのかたちとなりました」。説明してくれたのは早坂健司院長。北千住駅前で内視鏡検査を軸としたクリニックを運営し、2023年1月に新たな拠点を立ち上げた。こだわりの院内設備や同院での診療について詳しく聞いた。

(取材日2023年2月11日)

がんの早期発見につながる内視鏡検査をもっと身近に

待合室から特徴的ですね。院内のこだわりを教えてください。

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック1

従来の医療機関ではオープンスペースにソファーを並べて、共有空間でお待ちいただくというのが一般的です。この方法では大人数を効率良く収容できるものの、院内感染やプライバシーの観点からは問題があります。そこで当院では、半個室のブースを並べ、個別の空間でお待ちいただける体制を取りました。窓からは秋葉原の街を行き交う人々や鉄道などを見ることができ、無線LANもご利用いただけます。各ブースにはタブレット端末が備えつけてあり、順番が来たら画面に番号を表示してお伝えするかたちです。近年、有名人の受診時の名前での呼び出しが問題提起されていましたが、受診の事実を知人に知られたくないというのは有名人に限らずあるご要望です。感染予防とプライバシーに配慮することで、心から安心してご来院いただける環境をめざしました。

内視鏡検査を軸とした診療を展開されているそうですね。

上部内視鏡いわゆる胃カメラと、下部内視鏡いわゆる大腸カメラの検査による、胃がんや大腸がんなどの病気の早期発見に取り組んでいます。検査に限らず、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医など専門性の高い医師が複数在籍して、レベルの高い消化器内科診療の提供に努めています。また、肛門の診療を行っているのも特徴です。腹痛や食欲不振、便秘や下痢、血便といった便の異常など、症状を持ちながら忙しくて受診できないという方は多いもの。当院では土日も診療しており、仕事や育児・介護などで平日の来院が難しい方にも受診いただけます。

駅近で便利な場所ですが、この場所を選んで開院された理由は?

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック2

周辺のオフィスにお勤めの方も多いですし、各エリアからのアクセスが良好な秋葉原駅徒歩1分の立地なので、少し遠方からも気軽に足をお運びいただけるのではないかと考えました。がんなどの消化器疾患では、早期発見が何より重要です。そのためには、まずは臓器内部の現状を見て確認する、内視鏡検査を受けていただくことが欠かせません。しかし、病院によっては検査の予約が数週間、あるいは数ヵ月も先になったり、検査前に検査の予約を取るためだけに受診が求められたりするケースもあり、ご不便に感じられる方も多かったと思います。実際、健診などでリスクを指摘され、検査を受けなければと思いながらも、進行がんとなってからようやく病気が見つかるというケースもよくあります。内視鏡検査をもっと気軽に受けられるものにしたいと考え、このクリニックを立ち上げさせていただきました。

ニーズに寄り添い「受けやすい内視鏡検査」を提供

「受けやすい内視鏡検査」を実践するための工夫はありますか。

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック3

検査・診療ともに24時間ウェブ予約が可能であることに加え、専用のコールセンターも設け、ご予約いただきやすいよう心がけております。土曜日の大腸検査は、少し予約が取りづらい状況もあるようですが、おおむね2週間以内にご予約をお取りいただけるようにしております。胃カメラは事前来院が不要で、予約日にご来院いただいての検査が可能です。大腸カメラも院内で下剤を服用されるのであれば事前の来院は不要です。検査結果も基本的に即日お伝えしています。来院のために何度も仕事を休むというのは負担が大きいもの。もちろん、特定のリスクがある方などはこの限りではないこともありますが、できる限り一度の来院で検査から結果説明まで完了すべきという考えです。また、内視鏡検査は期間をおいて繰り返し受けることが必要となってくることもある検査です。「二度と検査を受けたくない」とならないように、可能な限り苦痛の少ない検査も心がけています。

苦痛の少ない検査とはどのようなものなのでしょうか。

当院では、痛みや苦痛をあまり感じないように、胃も大腸も鎮静剤を用いた内視鏡検査を基本としています。鎮静下であっても手を抜くなどということはなく、数多くの症例を手がけてきた医師が丁寧に対応しますので、内視鏡検査で苦痛を感じて検査を中断したという方も、当院の検査を受けてみていただきたいですね。また、大腸検査の前には下剤を服用し数時間待機する必要がありますが、当院では専用トイレつきの待機用個室を別に用意しています。備えつけてあるタブレットで動画などのコンテンツなどをお楽しみいただきながら、個室でリラックスして準備していただけます。自宅で下剤を飲むのは不安という声も多く聞きますが、院内では異変があればすぐにスタッフが対応しますので安心いただけると思いますよ。

設備やスタッフ体制も充実していらっしゃいますね。

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック4

検査機器はNBIシステム・拡大機能を搭載した新鋭機器を導入しており、従来の機器では発見が困難だった早期の食道がんなども見つけることが期待できます。また、AIがポリープを認識してアラートで知らせる機能も導入しています。大腸の検査機器は挿入時の苦痛を緩和するためのジェット機能つきで、検査中も体内に吸収されやすい二酸化炭素を用いることで、検査後の不快感軽減にも努めています。高い専門性を持つ医師が複数在籍しており、診断や治療方針に迷うケースではカンファレンスを実施。知識や技術を共有しながら独りよがりにならないよう診療を提供できるのもメリットと感じています。病気が見つかり、手術が求められるケースでは、スピーディーに連携病院へと紹介。連携施設である北千住の井口病院はもちろん、他の医療施設ともネットワークを構築し、患者さんのご要望に沿う紹介先へとおつなぎしています。

ここに来ればすべてが完結する、消化器医療の拠点に

医師として患者さんに向き合う際に心がけていることはありますか。

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック5

患者さんが求めていらっしゃることを、きちんとお話を聞いた上で把握し、丁寧に対応することは常に心がけています。受診される方には必ずそれなりに求めていらっしゃることがあり、そのニーズを満たすことは、治療と並んで大切なことだと思うのです。患者さんが求めていらっしゃることに応えるよう動くことは、スタッフにも徹底しています。丁寧な接遇はもちろん、ふらつきなどがある方には目を配って率先してお声がけするなどです。鎮静剤を用いた検査では薬から覚めてもすぐに元の状態とはならないこともあり、多少の不調があってもわざわざ口にされない方もいらっしゃいます。患者さんが口に出さない不具合にもきめ細かく対応できるクリニックをめざしております。

今後の展望を教えてください。

ここに来ればすべてが完結すると思っていただける安心感のあるクリニックをめざし、さらなる体制強化やネットワークづくりに取り組んでいきたいと考えています。今後も検査に注力することはもちろんですが、それだけでは十分とはいえません。がんや難治性の病気が見つかった場合、できる限り早く専門施設に紹介させていただき、すぐに治療に入れるよう尽力しております。

読者に向けて一言メッセージをお願いします。

早坂健司院長 秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック6

「つらい」「恥ずかしい」「忙しい」など、内視鏡検査を避ける理由はいろいろあるでしょう。しかし、その間にも恐ろしい病気が進行しているかもしれません。当院では、極力患者さんベースで「受けやすい内視鏡検査」を提供しています。検査によりご自身の現状を把握することは、病気の発見だけでなく、リスクを測る上でも大切です。40代以上でまだ受けたことがないという方、30代でも気になる症状のある方は、ぜひ一度ご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/1万5000円~、大腸内視鏡検査/2万円~ ※症状がある場合はご自分の負担割合での保険診療となります。詳しくはお問い合わせください。

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