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坂本 果歩 院長の独自取材記事

デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2024/01/26

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科 main

栄駅からすぐの商業ビルに2023年3月に開業した「デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科」は、清潔感と高級感を兼ね備えた心地良い空間が広がる歯科医院だ。坂本果歩院長をはじめスタッフは全員女性で、こまやかな気配りを生かした歯科診療を提供している。「歯科医院が苦手な人も通いやすいように」と、診療では患者の理解を後押しするような丁寧な説明と、患者の心情に寄り添うカウンセリングを実践する。患者のさまざまな相談に対応し、患者の健康を支えるパートナーとして親身に寄り添う坂本院長に、開業のきっかけや診療に対する思いなどを聞いた。

(取材日2023年6月22日)

きめ細かな治療と配慮で患者の健康と美しさを支える

開業の経緯をお聞かせください。

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科1

歯科医師の道に進んだ時にはすでに、将来的には開業したいと考えていたんです。愛知学院大学歯学部卒業後、付属病院での1年間の勤務を経て愛知県内の一般歯科医院に入職しました。最初に勤めた歯科医院は郊外で、患者さんの年齢層も主訴も幅広かったですね。対して、その後勤めた歯科医院は都心部に位置していたのもあり、自費診療を希望する人が多かったという印象が残っています。また、勤務医として研鑽を積むのと並行して藤田医科大学の口腔外科に研究生として入り、外科処置のスキルも磨きました。さまざまな地域で、本当に幅広い歯科診療の経験を積むことができました。これらの経験があったからこそ、私自身はどこで、どんな歯科診療をやっていきたいかをしっかり考えられたのだと感じています。

歯科医師をめざしたきっかけは何だったのですか?

はっきりとしたきっかけ、というわけではないのですが、私は子どもの頃から硬式テニスに打ち込んでいて、テニス以外の将来を考える中で「万が一、何かあったとしても生きていけるように手に職をつけなさい」という父の言葉もあり、医療分野に進みたいと考えるようになりました。最初は医師も視野に入れていましたが、美術や絵を描くこと、手を動かすことが好きだと気づいて、それなら歯科医師が合うんじゃないかと思って。亡くなった父からは一度も「歯科医師になってほしい」などと言われたことはありませんでしたが、結果として父と同じ道に進むことを決めました。

開業にあたってこだわった点は何ですか?

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科2

私が思い描く、理想的な診療空間や体制をつくることにこだわりました。歯科医院に苦手意識や、煩わしさを持つ人は多いと思います。「嫌だ」「面倒だ」と思う場面をできる限り少なくできるよう、当院では電話だけでなくインターネットでの予約にも対応し、予約時間内にきちんと治療を終えることを徹底しています。会計時の支払いは、保険診療もキャッシュレス決済が可能です。また、診療室は全室個室仕様です。診療時、周りに自分の歯の状態のことを聞かれたり、周りの会話が聞こえてきたりするのは誰しも嫌ですよね。それに治療中に生じるエアロゾル感染の対策を徹底するなら、完全個室でなければいけませんから。感染症対策としては滅菌消毒管理にもこだわりました。高品質の滅菌消毒装置を導入し、消毒室はカラーゾーニングしています。設備面以外で意識したのは、患者さんの心地良さを第一に考えた空間づくりです。壁や床などの内装も自分で選びました。

スタッフさんが全員女性というのも特徴的ですね。

これもこだわりの一つですね。女性ならではのこまやかな気遣いは歯科診療でも生きてくると思いますし、皆さん気配り上手で助けられていますね。歯科衛生士は完全担当制で、治療のアシスタントにも入ってもらいます。歯科衛生士は患者さんにとって私以上に長い付き合いになる存在だと思います。ちなみに院名の「デュランタ」は南国に咲く花の名前なんです。女性が働くクリニックですし、お花の名前を使いたいなと考えました。デュランタの花言葉は「目を引く容姿」「あなたを見守る」「歓迎」。治療後もメンテナンスなどを通して患者さんを見守っていきたい、いつも患者さんを歓迎するといった、歯科医院としてめざしたい姿とマッチしているのも決め手になりました。

納得して治療を選択できるようどんなことも丁寧に説明

どのような患者さんが通われているのですか?

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科3

都心部に位置するので、20代~60代の幅広い年齢層の方が通ってくださっていますし、小さなお子さんと一緒に通ってくださっている方もいます。検診希望の方、あるいは親知らずの抜歯や矯正に関する相談の患者さんが多い印象です。一般歯科治療にも対応しているので、虫歯の痛みを訴えているなど、悪くなったところを治してほしいという患者さんもいらっしゃいます。矯正は、マウスピース型装置を用いた矯正をはじめ矯正に関する専門ノウハウをお持ちの歯科医師の先生に監修いただいています。

診療方針を教えてください。

「再治療の少ない治療に意味がある」という信念のもとで治療にあたっています。ですので当院では、「痛いところだけを治してほしい」といったような、今起きているトラブル“だけ”に対処する治療は行っておりません。例えば、かぶせ物が外れてしまった患者さんに歯周病がある場合、歯周病の症状があるまま型を採っても、かぶせ物との接合が悪く再治療になる可能性が高いんです。また、いくつかある治療の選択肢に、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのかの説明も、患者さんに納得いく治療を受けていただく上で欠かせません。治療を始めるにあたっては診査診断結果を踏まえ、将来を見据えると今どんな治療が必要なのか、治療にはどんな選択肢があり、どのようなメリット・デメリットがあるのか、費用はどのくらいかかるのかなどを詳しく説明します。

患者さんの理解を深めるために取り組んでいることなどありますか?

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科4

お口の現状を知ってもらうことは、理解を深める一歩になると思います。例えば一般歯科の診療や定期検診の際も、当院では口腔内スキャナーを使っているんです。患者さん自身、お口の中を詳しく見る機会はないでしょうし、状況を目で見ていないとなかなか実感が湧かず、歯科医師の説明も十分に理解しきれないといったことになりやすいと思います。「自分の口の中って、こうなっているんだ」と知ってもらうきっかけとして、さらには治療のコンサルティングをスムーズに進めるのに、口腔内スキャナーはとても役立つものだと思っています。

創意工夫を凝らし、より良い治療を追求し続ける

治療に対する不安を軽くするために取り組まれていることなどありますか?

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科5

麻酔処置は痛みが出にくくなるように、麻酔薬を温めたり慎重に注入するなど丁寧に行っています。診察チェアにも特徴があって、内部に水消毒システムを搭載しているものを導入しています。水消毒システムによって、うがいや歯を削る際に使用する水を常に衛生的に保つことができます。また、歯科用CTやセファロもそろえているので、親知らずの抜歯やインプラント治療の事前検査も高い精度で行える体制が整っていると思います。ただ、どれだけ設備が充実していても、強い不安を感じる方もいらっしゃると思います。それはきっと「何をされるかわからない」といったことから起きているのだと思います。治療環境に慣れていけるよう、状況を見ながら段階的に治療を進めるなどして不安を解きほぐしていくことも、大事な配慮だと思いますね。

診療環境、診療方針の随所に院長のこだわりが感じられます。

診断結果と治療計画の説明に時間をかけていることに、驚かれる患者さんもいらっしゃいます。例えば保険診療であっても、初診には1時間15分かけています。お時間は取ってしまいますが、30分でできることは限られますし、その方にとって必要なものだと思っていますから、やっぱり手は抜けません。虫歯も歯周病も、しっかり治さなければ治療を繰り返しやすいですし、患者さんにとっても何度も通院するのは負担だと思います。1回の診療でやりきれることはしっかりとやりきり、治療後は悪くならないようにケアしていく。こういったサイクルを保っていけるよう、患者さんをサポートしていけたらと思っています。

今後の目標をお聞かせください。

坂本果歩院長 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科6

一度治療した歯は、どれだけ気をつけていたとしても再治療のリスクを抱えています。再治療にならないように未然に防いだり、再治療の機を逃さないようにしたりするには、継続的に経過を診ていくことが肝心です。患者さんに今後も継続して通っていただけるようなクリニックの在り方を今後も追求し、患者さんの健康を支えていけるよう、スタッフ一同力を尽くしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~(軽度の場合/44万円~)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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