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オープン型MRIを使用した
整形外科疾患や認知症の診断

森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック

(大阪市住之江区/コスモスクエア駅)

最終更新日:2023/06/16

森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック オープン型MRIを使用した 整形外科疾患や認知症の診断 森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック オープン型MRIを使用した 整形外科疾患や認知症の診断
  • 自由診療

エックス線やCT、エコーなど体の中の状態を確認できる検査機器は、精密な診断や治療に役立つ。中でも放射線を使わず、強力な磁石と電磁波を用いて体内の軟組織の状態を確認できるMRIは、疾患の早期発見や病態の把握に大きな役割を果たしている。しかし、導入しているクリニックは少なく、大規模病院では数ヵ月待ちになることも少なくない。そんな中、「森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック 」はオープン型のMRIを導入。放射線技師による最短即日の検査対応で整形外科疾患や認知症の診断・治療・リハビリテーションに役立てている。そこで今回は、気軽なMRI検査を通して地域医療への貢献をめざす久保忠彦院長に、同院のMRI検査について詳しく聞かせてもらった。

(取材日2023年5月31日)

より適切な診断・治療・リハビリのために、最短即日対応で気軽なMRI検査を実施

QこちらのクリニックではMRI検査が受けられるそうですね。
A
森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック 認知症の診断・治療・リハビリに役立てているMRI検査

▲認知症の診断・治療・リハビリに役立てているMRI検査

当院は、地域の皆さんの健康に役立てていただけるよう、オープン型MRIを導入しています。MRIは放射線を使用せず、強力な磁石と電磁波を用いて体をさまざまな角度から輪切り状に画像化できる検査機器で、全身の病気の発見に役立ちます。近年では人間ドックなどで体験している人も増えていますが、クリニックで導入しているところは少なく、病院では数ヵ月待ちになることもあります。しかし当院ではさまざまな病気の病気の診断に役立てており、最短では即日検査にも対応しています。地域の皆さんの健康に貢献できればうれしく思います。

Q整形外科領域ではどんな時にMRI検査を行うのでしょうか。
A
森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック 一人ひとりに丁寧に説明を心がける

▲一人ひとりに丁寧に説明を心がける

MRIは、整形外科疾患に必須のエックス線ではわかりにくい、筋肉、腱、関節、靱帯などの軟部組織をしっかりと描写しますので、ケガの部位の特定や状態の確認に非常に役立ちます。例えば肩腱板断裂、椎間板ヘルニア、腰部脊柱菅狭窄症、股関節・膝関節の壊死、股関節・足関節の靱帯損傷など、触診やエックス線だけでは症状の全体像を把握することが難しい病気も、MRIを撮ることで適切な診断が可能です。時にはエックス線ではわからない骨折や、予想外の場所に腫瘍が見つかるケースもあるようです。現状を適切に把握すればより適切な治療、リハビリが可能になりますので、患者さんにとってもメリットが大きい検査だと思います。

Q閉所恐怖症の方でもMRI検査を受けられますか?
A
森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック 光が届きやすく、安心感のあるオープン型MRI

▲光が届きやすく、安心感のあるオープン型MRI

オープン型MRIは、従来のトンネル型と違い広く開放した環境で検査をするため、閉所恐怖症の方でも精神的な負担は少ないのではないかと思います。また頭の周辺にもゆとりがあり、光も届きやすいため明るく安心感があります。初めて検査を受ける人はもちろん、小さなお子さんや高齢の方、体の大きな方にもお勧めできます。さらに撮影中に聞こえる工事現場のような「カンカンカン」という騒音もトンネル型に比べると少なく、撮影時間もそれほど長くありません。足や腰を曲げるなど、自由な体制での検査も受けられますので、体の痛みが強く仰向けの体制保持が不安な場合でも安心だと思います。

Q物忘れの検査や脳ドックも対応されていると聞きました。
A
森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック 気になることがあれば、すぐに相談に来てほしいという

▲気になることがあれば、すぐに相談に来てほしいという

高齢化が進む日本において、認知症は大きな社会問題の一つです。誰もが「なりたくない」と思う病気でありながら治療薬はなく、できるのは予防と対症療法だけです。だからこそ、一人でも多くの方に関心を持ち「今の自分はどうかな?」と知っておいてほしいなと思います。ちょっとした物忘れは、誰でも年を重ねれば起きるもの。しかし認知症は病気です。専門的な検査を受ければ両者の区別はつきますので「変だな」と思ったらすぐ受診しましょう。また、脳梗塞など自覚のない脳疾患の発見には、脳ドックも役立ちます。自覚症状がなくても、自分と家族のためにぜひ受けてください。

QMRIは認知症の診断・治療に役立つのですか?
A
森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック 早期発見・早期治療が重要な認知症

▲早期発見・早期治療が重要な認知症

MRIを撮影すれば現在の脳の状態がわかり、アルツハイマー型認知症など認知症診断の一助となります。当院は解析ソフトを使用した脳の萎縮度を見る検査に対応しており、記憶を司る海馬の萎縮状態を画像で確認することができます。加えて、認知機能検査を組み合わせることで、より適切な診断が可能となり予防・治療に努めることができます。また、自覚症状のない脳梗塞や脳出血が原因で脳血管障害が起こり、認知機能が低下していることもあります。脳血管障害は認知機能だけでなく、手足のまひや言語障害、最悪の場合は命を落とす危険もあります。そうならないためにも早期発見・早期治療が重要です。

ドクターからのメッセージ

久保 忠彦院長

オープン型MRIはトンネル型に比べると圧迫感が軽減され、心理的な負担が少ないMRIです。閉所恐怖症の方や小さなお子さん、高齢の方など「MRIは怖い」と検査を避けてきた方にも受けていただきやすいと思います。また、検査中は患者さんの様子を放射線技師がしっかり確認しています。もし負担が大きければ検査中でも中断・中止が可能ですので、安心していただきたいですね。検査結果は診断だけでなく、治療やリハビリにも大いに役立ちます。健康に暮らすためにも、「長く治療を続けているけれど回復が見られない」と悩んでいる患者さんや、物忘れ・認知症が心配な方に、ぜひ当院のMRIを役立てていただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック:一般/1万8700円、脳ドック/1万9800円

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