月経が辛い、月経が乱れるなど
女性のトラブルに幅広く対応する
よこいレディースクリニック
(豊中市/少路駅)
最終更新日:2022/12/01
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「月経がつらい」と感じている女性は多い。勉強やスポーツ、仕事のパフォーマンス低下を実感している人も少なくないだろう。しかし、悩んでいる人が多いにもかかわらず、実際に医療機関を受診する人の割合はとても少ないと「よこいレディースクリニック」の横井恵理子院長は言う。「痛みやつらさがあるのは仕方がない」、あるいは「耐えるもの」と諦めて、我慢している人が多いそうだ。しかし、月経に関わるさまざまな悩みや症状は、医師の診断に基づいて適した治療を受けることが必要だと横井院長は強調する。幅広い年代の月経に関する悩みに、きめ細かに対応している横井院長に、受診のタイミングや実際の治療の進め方など、知りたいポイントを詳しく聞いた。
(取材日2022年11月17日)
目次
月経にまつわる不快な症状には、 婦人科医師の診断と適した治療が改善への第一歩
- Q月経に伴う症状にはどのようなものがありますか?
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A
多くの方が自覚されているのは、月経中に起こる腹痛や頭痛ですね。これらに加えて、吐き気、食欲不振など、月経に関して困っている病態を「月経困難症」といいます。他にも、月経サイクルが乱れる、月経期間が長い、出血量が多いなどがあります。一方、近年注目されるようになってきたのが「月経前症候群(PMS)」と呼ばれる症状です。ホルモンバランスが変化する月経前の1〜2週間ほどの期間にさまざまな不調が現れます。こうした症状も婦人科で対応することが可能で、女性ホルモンをコントロールするための内服治療を行うこともありますが、生活リズムや食事、運動など生活習慣に注意することでも、症状の緩和が期待できます。
- Q月経困難症について詳しく教えてください。
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A
月経困難症は、器質性と機能性の2タイプに大別できます。器質性の月経困難症は、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜症といった病気など、子宮など骨盤内に明らかな原因がある場合です。一方、機能性は器質性のように明らかな疾患が見つからず、原因が特定できないタイプです。このため、診療の際はまず問診と検査を行ってどちらのタイプかをしっかりと判断して、明らかな病気が見つかればその治療を行います。手術が必要と判断した場合は、適した医療機関へとつなげます。一方、明らかな原因が特定できない場合は、頭痛や腹痛を和らげたり出血量を抑えたりできるよう、治療方法を提案させていただきます。
- Qどのようなタイミングで受診すればいいでしょう?
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A
多くの方は、かなり我慢を続けて日常生活に支障が出るようになった段階で来院されるのが現状です。しかし、決して我慢する必要はありません。例えば、生理中は痛み止めの薬が欠かせないなど、普段に比べ生活の質が少しでも下がるなら、気後れすることなく婦人科を受診されることをお勧めします。鎮痛剤で痛みが改善でき、貧血もないのであれば最低ラインはクリアですが、病気が原因となっている場合、月経が起こるたびに症状は酷くなっていきます。将来的に妊娠しにくくなる場合もありますので、早く発見して治療を開始することが大切です。治療法についてもさまざまな選択肢があり、患者さま一人ひとりに適した治療法を見つけることが可能です。
- Q症状の改善を図るには運動や食事も大切なのですね。
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A
特に月経前症候群は運動や食事が大きく関わってきます。炭水化物やカルシウム、ビタミンEといった月経前に取るべき栄養素と、合成甘味料やカフェイン、アルコールなど控えるべき栄養素があり、食生活の改善が症状の緩和につながります。毎日の生活リズムも大切で、朝食を抜いたりすると症状が悪化するケースもあります。適度な運動も重要で、こうした生活習慣の改善も症状の緩和につながっていきます。また、無理なダイエットは月経不順の原因になるので要注意です。体形が気になる方も、食べない、あるいは特定の栄養を取らないダイエットではなく、医師や管理栄養士の指導のもとで美しく健康的にダイエットしてほしいですね。
- Qクリニックの治療の特徴を教えてください。
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A
月経に伴う症状に対しては、先ほどお話ししたように、問診と検査をしっかり行った後に、それぞれの患者さまにあった治療方法を相談し、時には内服薬で月経や症状をコントロールしていきます。当院ならではの特徴としては、同じビルのフロア内にある系列の整形外科クリニックと連携した治療を行っている点です。整形外科クリニックには女性の健康を専門とする理学療法士や管理栄養士が在籍し、運動と栄養の両面からサポートしています。また、月経がつらくてパフォーマンスが下がる、過酷な練習や過度の減量から月経がなくなるといった女性アスリートが抱えがちなトラブルにも、婦人科と整形外科の両面から治療やアドバイスを提供できます。
自由診療費用の目安
自由診療とは月経困難症に対するピルの処方/1650円~、緊急避妊用ピル/6600円 ※初診料・再診料別途要