4人の歯科医師のチームワークを生かし
患者に適した矯正を提供
ココ歯科・矯正歯科 ー川本歯科診療所ー
(堺市北区/堺市駅)
最終更新日:2023/01/12
- 自由診療
歯並びをきれいにしたいと考える人は少なくない。それでもなかなか歯列矯正に踏みきれないのは、「見た目が気になる」「不便そう」「費用が高い」といった、矯正に対するマイナスイメージのせいではないだろうか。近年はマウスピース型装置を用いた矯正が一般化して、見た目の心配や装置をつける上での不便さが軽減され、矯正がより身近になった。とはいえ、クリニックで費用に差がある自由診療だけに、どこで矯正を受ければいいか悩んでいる人も多いだろう。そこで、矯正を受ける人が不安を感じることのないよう、さまざまな工夫を凝らしている「ココ歯科・矯正歯科 ー川本歯科診療所ー」の川本将輝院長と川本祐輝副院長に、マウスピース型装置を使用する矯正の特徴や同院の取り組みについて聞いた。
(取材日2022年12月3日)
目次
相談会を開催し、費用負担も軽減。マウスピース型装置を用いた矯正をもっと多くの人に
- Qマウスピース型装置を用いる矯正とワイヤー式矯正の違いとは?
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A
【副院長】ワイヤーは引く力で歯を動かすのに対して、マウスピース型装置は押す力で動かします。このため、それぞれに特有のメリット、デメリットがあり、適したケースも異なるので、両方の特性を理解した上で使い分けることが大切です。マウスピース型装置の大きなメリットは、見た目の自然さに加え、患者さんが装置を取り外しできることです。そのため食事がしやすく、繊維性のものが装置に挟まることもありません。歯磨きの際も外せるので清掃性が高まり、虫歯や歯周病のリスクの低減につながります。ワイヤー式は2~3週間に1度受診して装置を調整する必要がありますが、マウスピース型装置の場合は、受診は2~3ヵ月に1回程度です。
- Qどの年代でもマウスピース型装置を用いた矯正を受けられますか?
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A
【院長】マウスピース型装置はもちろん従来式の矯正も、年齢に関わらずメリットのある施術といえます。見た目をきれいにするためだけでなく、お口のトラブル予防のためにも有用だからです。歯並びに問題があると食べ物が詰まりやすく、歯を磨きづらいケースも少なくありません。また、特定の歯に大きな負担がかかり、虫歯や歯周病といったトラブルにつながります。トラブルの原因が歯並びなら、いくら虫歯や歯周病を治しても再治療が必要になるでしょう。一方、矯正を行えば、見た目だけでなく、食べ物が詰まりにくくなり清掃性の向上も見込めます。歯列全体にバランス良く力がかかるようになることが期待でき、虫歯・歯周病予防につながります。
- Qこちらでは口腔内スキャナーを使用されていますね。
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A
【副院長】 口腔内スキャナーを導入して歯の型採りの精度が格段に向上しました。従来は、シリコン剤で型を採って石こうで模型を作り、それをスキャンするという3つのステップがあり、ステップごとに使用材料の変形などから誤差が生じるリスクがありました。しかし、口腔内スキャナーを使うと1ステップで済み、使用材料の変形もないので誤差が大幅に少なくなります。型採り剤をお口に入れる際の不快な感じもありません。また、型採りしてすぐに矯正の3Dシミュレーションを行い、患者さんに矯正後の歯並びを確認いただけるのもメリットです。データを素早く装置の製造元に送信できるので、矯正開始までの時間も短縮できます。
- Q矯正期間中の痛みを気にする方も多いと思います。
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A
【院長】矯正は歯に力をかけて動かすものなので、まったく痛みを感じないとは言いきれません。一般的に痛みを感じることが少ないとされるマウスピース型装置でも、個人差はありますが何らかの違和感はあると思います。マウスピース型装置を用いた矯正では、数十個の装置を作製し、1~2週間ごとに新しい装置に交換することで、少しずつ歯を動かしていきます。このため、新しい装置に交換した直後に、圧迫されるような感じを覚える方が少なくありません。交換してから2~3日間は歯が動きやすいからです。しかし、この状態を過ぎると歯の動きも落ち着いてくるので、痛みや不快感に悩まされるケースはほとんどないと思います。
- Q矯正におけるこちらの特徴や取り組みを教えてください。
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A
【院長】 常勤の3人に加えて、矯正を専門的に行う歯科医師が1人おり、4人で相談しながら矯正を進めます。矯正は副院長と川本由紀先生が担当ですが、患者さんにより適した診療を提供するために、必ず他の2人を交えて意見交換をします。また、患者さんの希望に合った矯正を提供するために、マウスピース型装置を用いた矯正、ワイヤー式矯正とも同価格に設定しています。最近は部分矯正のニーズもあるようですが、一部分だけを直しても後戻りして、結局全体矯正が必要となるケースは少なくありません。当院ではお口の中全体をしっかり診て、長くきれいな状態をキープするために本当に必要な矯正を提供するよう心がけています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正・3Dシミュレーション/77万円、ワイヤー式矯正/77万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。