全国のドクター9,343人の想いを取材
クリニック・病院 158,554件の情報を掲載(2024年6月15日現在)

  1. TOP
  2. 北海道
  3. 札幌市西区
  4. 宮の沢駅
  5. 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック
  6. 福田 朝子 院長

福田 朝子 院長の独自取材記事

白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック

(札幌市西区/宮の沢駅)

最終更新日:2024/03/25

福田朝子院長 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック main

宮の沢駅から徒歩1分。メディカルビル2階に2022年5月に開業した「白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック」。クリニック名の「白い」は清潔感や皮膚の美しさ、「あさがお」は福田朝子院長の名前の一字と朝顔の親しみやすさを表すとともに、花言葉の「絆とあふれる喜び」にちなんで、「患者の喜びとスタッフとの絆を大切にしたい」という思いが込められている。福田院長は、総合病院の皮膚科でキャリアを積んだ後、美容皮膚科クリニックでも勤務。同院では、一般皮膚科と美容皮膚科、両方のキャリアを生かしてトータル的な皮膚科診療の実践に努めている。自身の子育て経験からママ目線での小児皮膚科にも力を注ぐ。親しみやすい口調と朗らかな笑顔が印象的な福田院長に、開業までの道のりや診療にかける想いを語ってもらった。

(取材日2022年11月15日)

女性として母として。生活の質に深く関わる皮膚の治療

先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

福田朝子院長 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック1

父方の家系に医師が多かったので、自然と「病気を治療できるいい仕事だな」と思っていましたね。あと、子どもの頃に女性医師が主人公のテレビドラマがあったんです。ドラマの中で主人公がバイクに乗って手術に行くシーンがあって、それがすごくかっこ良くて憧れていました。でも実は私、医学部は一度諦めていて、一般の学部に進学したんです。そして大学生になり、将来何をやりたいかということを考えた時に「やっぱり医師になりたい」と思って、もう一度医師を志して医学部に入り直しました。その時にはすでに専門は皮膚科か形成外科、もしくは産婦人科を考えていました。理由は子どもと関わる仕事がしたかったこともありますし、やはり子ども時代の外科の医師への憧れと細かい作業が好きなこともあったので、手術ができる科を選択したいと思ったからです。

その中で皮膚科を専門に選んだ理由は何だったのでしょう。

外科への憧れから、最初は形成外科をめざしていたのですが、医師になって間もなく結婚をして子どもができたこともあり、夜に救急呼び出しもある形成外科では、子育てと両立するのは少し難しいと思い皮膚科に進みました。皮膚科であれば、手術もしながら内科的な治療にも携われますし、赤ちゃんから高齢の方まで診ることができます。大学病院では、一般皮膚科を専門とし、難治性の疾患や重症の方の処置など皮膚科の枠を超えた内科的な全身管理なども経験しました。皮膚科の範囲はすごく広く、アトピー性皮膚炎やじんましん、ニキビ、イボなどよく知られている疾患から、やけどや切り傷などの外傷、しみやほくろの除去といった美容診療まで、非常に多岐にわたります。命に関わらなくても、生活の質に深く関わってきますので、そこに寄り添うことができるのが皮膚科の医師のやりがいだと思っています。

開業されようと思ったきっかけは?

福田朝子院長 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック2

皮膚科を専門に総合病院に勤務した後、今後のキャリアも考えて美容クリニックにも3年間勤務しました。両方を経験した中で、美容だけでも一般皮膚科だけでも治療範囲は狭まってしまう歯がゆさを感じていました。美容クリニックでできることは美容の中だけで進めなければいけない、保険診療だけしかやっていない医療機関もまた同じです。保険診療と保険外診療、双方をある程度取り入れることができ、私が思う患者さんにとってより良い医療を提供できる環境をつくりたいと考えた結果、開業に至りました。

治癒の先の「きれい」をかなえるトータルケアをめざす

開業にあたり大切にされたことは?

福田朝子院長 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック3

やはり清潔感ですね。華美にならず居心地の良さを大切にしました。でも、どうしても待ち時間は出てしまいますので、お子さん連れでも少しでも楽に過ごしていただけるように、キッズルームは少し広めにつくりました。また、当院の敷地の半分は美容皮膚科のスペースになっていますので、そこはリラックスできる大人の空間をイメージした内装になっています。設備については、地域のクリニックで可能な限りの機器をそろえられたと思います。設備投資は大変ではありますが、さまざまな機器をそろえることで患者さんの選択肢を広げられたらと思っています。

小児皮膚科にも注力されていますね。

総合病院に勤務していた頃、「子どもの肌は保湿をしなくても大丈夫」と間違った認識を持っているお母さんたちをたくさん見てきました。でも、子どもは自分自身では肌のケアはできません。親の知識やどのようなケアをされたかで、その子の今後の肌状態は変わってくるので、常々親御さんに正しい知識をお伝えしたいと思っていたのですが、診察が忙しくなるとなかなか説明をする時間が取れないという経験がありました。だからこそ、自分が開業するときにはしっかりと説明ができるクリニックをつくりたいと考えていたんです。やはり子どもたちには健やかに成長してほしいですからね。

念願だった一般皮膚科と美容皮膚科、両方を診療できる点が強みですね。

福田朝子院長 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック4

そうですね。例えば、ニキビの治療一つとっても、保険診療内だけでできる診療には限りがありますが、保険外診療を含めるともっと治療の幅が広がってきます。ニキビを治療した後は、ニキビ痕が気になりますが、ニキビ痕のケアは保険外診療の美容皮膚科でしかできません。皮膚の病気を治すだけでなく、その先の「きれい」をめざせるのは、美容皮膚科を扱っているからこそ。当院では、美容皮膚科のケアを治療の延長線にあると捉え、治療から美容的なケアまでトータルに提供することを目標にしています。

治すだけではなく、患者の思いに寄り添いたい

これまでの診療経験の中で印象に残っている患者さんはいますか?

福田朝子院長 白いあさがお皮ふ科スキンケアクリニック5

勤務医時代に診療した、アトピー性皮膚炎のお子さんとお母さんのことが今もとても印象に残っています。そのお子さんはかなり重い症状でなかなか治らず、いくつもの医療機関を受診した後、私のいた病院にいらっしゃったんです。特別な治療ではなく、ガイドラインに沿ったシンプルな治療を丁寧に行ったのですが、その親子との出会いを通して、正しい薬の塗り方や情報をきちんと伝える大切さ、そして患者さんやそのご家族とコミュニケーションを取ることの重要性をあらためて実感しました。自分がめざす医療をするために開業したいと思うきっかけにもなった患者さんです。

どんな時にやりがいを感じますか?

そうですね、やはり患者さんに「ありがとう」という言葉をいただくとうれしいですね。皮膚の病気は治癒しても痕が残ってしまうことがありますし、体の病気が原因で皮膚に症状が出たり髪の毛が脱毛したりするケースもあります。髪が抜けてしまって「温泉に入れない」「恥ずかしくて帽子なしでは歩けない」というお悩みを女性の患者さんから寄せられることがあります。「病気が治ったからそれで良し」というものではないと、医師として、女性として感じていますので、そんなお悩みに応えてあげられるように、保険診療だけでなく保険外診療の美容的なケアも充実させていければと思っています。患者さんの中には「美容を今から始めるのは遅いですか?」と聞いてこられる方もいますが、思った時が始め時。何歳になっても始められますとお話をさせてもらっています。皆さんが「きれい」をかなえられるよう、しっかりサポートしていきたいです。

最後に、今後の目標と地域の方へのメッセージをお願いします。

トータル的な目標としては地域に溶け込み、気軽に「あさがおさんに行こう」と、皆さんに言っていただけるようなクリニックになっていきたいと思っています。私自身、今後もアップデートしながら、できる限り新しい治療を、医療的な知識に基づいて幅広く提供していきたいと考えています。その中でも、やはり一番大切なことは寄り添うことだと思っています。地域の皆さんと一緒に成長していきたいと思っておりますので、お気軽にご来院いただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみケア/5500円~、ほくろの除去/5500円~、ニキビ治療/5500円~、ニキビ痕ケア/2200円~

Access