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乳腺を専門とする医療機関で
快適で見落としの少ない乳がん検診を

ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪

(大阪市中央区/谷町四丁目駅)

最終更新日:2023/08/10

ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 乳腺を専門とする医療機関で 快適で見落としの少ない乳がん検診を ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 乳腺を専門とする医療機関で 快適で見落としの少ない乳がん検診を
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日本人女性がかかるがんのトップを占め、増加の一途をたどる乳がん。乳がん検診をしっかりと受けて早期のうちに発見できれば早期治療が可能だが、問題となるのはその受診率の低さ。「特に自覚症状はないので自分は大丈夫」「育児や仕事に追われて検診を受ける時間がない」などと考えている人にこそ、がんのリスクは忍び寄ってくるもの。誰もがもっと積極的に、精度の高い乳がん検診を受けられないか。そんな思いでクリニックを開業したという「ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪」の田中義人院長に、乳がん検診の注意点や医療機関の選び方、同院ならではの検査体制など、女性が気になる受診ポイントをじっくり解説してもらった。

(取材日2023年7月29日)

「40歳から2年ごと」では不十分。35歳になったら年に1回の乳がん検診を推奨

Qまずは乳がん検診の制度や流れについて教えてください。
A
ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 検査技師のサポートのもと検査を行う

▲検査技師のサポートのもと検査を行う

乳がん検診には市区町村が費用の一部を負担してもらえるもの、職場の健康診断として行われるものなどがあります。それとは別に、専門の医療機関が実施している自費による乳がん検診であれば、エコー(超音波)やマンモグラフィなどの検査を、単独でも組み合わせても、いつでも好きなタイミングで受けられます。また、乳房に症状がある場合や、一次検査で要精査となった場合の精密検査には保険が適応されます。自費の乳がん検診は問診や視触診、画像検査と検査結果がセットとなりますが、視触診は絶対に必要というわけではありません。検査の結果、万一異常が見られた場合はさらに精密検査を実施します。

Qどれくらいの頻度で受ければ良いのでしょうか?
A
ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 年齢問わず、早期発見のため受診することが大切

▲年齢問わず、早期発見のため受診することが大切

日本人女性の乳がんの好発年齢は40代後半から50代前半といわれ、市町村の乳がん検診と同様に「乳がん検診は40歳から2年ごと」と考えている人が多いようです。家族歴などの特殊なケースを除けば、20代のうちは気になる時に、30歳前半なら1〜2年に1回の頻度でエコー検査を受ければいいでしょう。しかし30代後半になると乳がんの罹患率は飛躍的に上がりますから、早期発見の為に35歳からはエコーとマンモグラフィによる検査を年に1回受診することをお勧めします。実は60代前半にももう一つのピークがあり、その後も罹患率はそれほど低下しないため、いくつになっても定期的に乳がん検診を受診していただきたいですね。

Q受診の際に注意すべきことがあれば教えてください。
A
ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 エコーかマンモグラフィの検査で、迷ったときは相談を

▲エコーかマンモグラフィの検査で、迷ったときは相談を

エコーは小さなしこり、マンモグラフィは乳がんに伴う石灰化の発見を得意としており、2つを組み合わせることで乳がんの発見率向上が期待できます。若い世代の乳腺は高濃度であることが多く、その場合はマンモグラフィで十分な情報が得られません。30歳前後まではエコー単独でも有用ですが、それ以上の年齢はマンモグラフィが欠かせないと考えています。迷うようであれば、診察室で医師にご相談ください。あと、乳がん検診で一番心配されるのはマンモグラフィ検査時の胸の痛みですが、生理中などで胸が張っている時期さえ避けていただければ、大きな苦痛を感じることがないよう努めています。当日は上半身を着替えやすい服装でお越しください。

Q乳腺を専門とする医療機関で受けるメリットは?
A
ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 新型の3Dマンモグラフィなど、専門的な医療機器を備える

▲新型の3Dマンモグラフィなど、専門的な医療機器を備える

乳がん検診を実施している医療機関には、一部の病院や検診施設、乳腺外科や産婦人科などのクリニックがあります。他の検査と一緒に受けられる点で検診施設は便利な反面、もし精密検査が必要となった場合、あらためて専門の乳腺外科を受診しなくてはなりません。また、産婦人科では一般的にエコーが中心となりますが、乳房エコーにはテクニックが必要で、検査を行う医師や検査技師の手技によって結果に差が生じがちです。乳がん検診は一度受ければ良いものではなく、定期的に受診して前回の検査結果と比較してこそ乳がんの早期発見につながります。ぜひ信頼できる乳腺を専門とする医療機関での受診を心がけてください。

Qこちらのクリニックならではの検診の特徴を教えてください。
A
ソワカ乳腺・形成外科クリニック大阪 定期的に受診したいと思えるリラックスした環境づくりを心がける

▲定期的に受診したいと思えるリラックスした環境づくりを心がける

私は日本乳癌学会乳腺専門医として、これまで数多くの乳がん検査や治療に携わってきました。見落としのない診断技術と皆さんが定期的に受診したいと思えるリラックスした環境づくりには特に配慮しています。当院ではトモシンセシスという専門病院でも珍しい3Dマンモグラフィを導入し、乳がんの発見精度を向上させるために設備を整えています。また乳がん検診は独立した女性のみの乳腺エリアで行い、広い待合いスペースや無線LAN、充電器、ドリンクサービスなども用意。乳房のエコーとマンモグラフィはそれぞれ女性技師が担当し、夕方6時半を最終受付とするなど、お仕事帰りにも受診しやすい体制で皆さんをお迎えしています。

ドクターからのメッセージ

田中 義人院長

子育てや仕事に追われる30~40代の女性は、自分の体のことを後回しにしがちです。しかし、ちょうどその時期に乳がん罹患のピークがやってきてしまうわけですね。ご多忙なのは理解できますが、1年に1回の乳がん検診をぜひスケジュールに加えていただきたいと思います。多くの乳がんは痛みがなく、知らないうちに進行していきます。70~80代で新たに乳がんを発症する方も多くいらっしゃいます。早期に発見できれば最小限の治療で治癒が期待できますので、いくつになっても乳がん検診を受ける意義はあると思います。乳がんに限らず授乳期のしこりや陥没乳頭など、気になることがあれば乳腺の専門家である当院に気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳房超音波検査5500円/マンモグラフィ6600円~

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