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片山 雅文 院長の独自取材記事

なのはな歯科・口腔クリニック

(みどり市/岩宿駅)

最終更新日:2022/05/09

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック main

みどり市笠懸町を東西に走る国道50号線沿いに、2022年3月に新規開業した「なのはな歯科・口腔クリニック」はある。院長の片山雅文先生は、東京、茨城、群馬の基幹病院で口腔外科を専門に6年間の臨床経験を積んだ後、一般歯科でさらに6年間、通常の歯科治療からインプラント治療、審美歯科などの先端の診療まで実に多くの診療に携わってきた。その経験を生かし、幅広い症状について院内で対応している。診療では丁寧な対話を心がけ、患者が自ら納得して治療に進めるようにサポート。「患者さんと話をしながら治療する歯科医師の仕事が楽しくて仕方ない」と語る片山院長に、診療に対する思いをたっぷりと聞いた。

(取材日2022年3月24日)

先端機器の導入と丁寧な対話で質の高い治療をめざす

温かな雰囲気で、とても快適な院内ですね。

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック1

「歯科は怖いところ」と思っている方や、治療が怖くてずっと通えていないという方は、実は意外とたくさんいらっしゃいます。そこで当院では開院するにあたって、「歯科クリニックらしくない」ということにこだわってクリニックを建てていただきました。クリニックの名前も、「片山歯科医院」とすると固い印象になってしまいますので、娘の名前からヒントを得て「なのはな」とやわらかい雰囲気の名前にしたんですよ。当院は歯科と小児歯科、歯科口腔外科を標榜していますが、クリニックの名前はあえて「歯科・口腔クリニック」としています。これも、「口腔外科」という響きが怖いイメージになってしまうのではと思ったからです。今まで歯科に対してネガティブな印象を持っていた方も、通いやすそうだなと感じていただけたらうれしいですね。

設備面でこだわったところはありますか?

歯科用CTやデジタルマイクロスコープをはじめ、医療機器はできるだけ先端のものを取り入れました。例えば、短時間で高画質・高精度な3Dデータを作成できる光学スキャナーもその一つです。患者さんの中には、粘土による歯の型採りが苦手という方も多いのですが、この光学スキャナーは、取得したデータを技工所に送るだけで義歯や詰め物を作ることができ、患者さんの負担を軽減することができます。また、当院ではすべてのユニットに口腔内カメラを設置していて、撮影したものをモニターで患者さんにお見せしながら説明していきます。「百聞は一見に如かず」と言うように、言葉だけで説明をするのではなく、治療前後の状態を患者さん自身が自分の目で見て確認しながら、しっかり納得した上で治療を進めていくことが大切なのです。

こちらのクリニックの強みはどのような点だと思いますか?

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック2

丁寧な診療を心がけているということだと思います。一人ひとりの患者さんを丁寧に診るということは大変なことなのですが、勤務医時代に一方的に説明して治療を進めていくことをずっと嫌だと思っていたんです。患者さんが本当にわかってくれているのか、納得してくれているのかということを不安に感じていましたし、申し訳ないという思いもありました。ですから開業をした今は、時間がかかっても一人ひとりの患者さんを丁寧に診ることを重視しています。また、私は口腔外科出身ということで、インプラント治療はもちろん、難しい手術にも対応できるというのも当院の特徴の一つだと思います。一般的なクリニックでは「大きな病院に行ってください」と言われてしまうようなケースでも、ほとんどのものは私のところで対応可能です。

豊富な臨床経験を生かし、院内完結型の治療を提供

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック3

もともと医療系の仕事をしたいと思っていて、本当は医師になりたいという思いもあったのですが、医学部に進むには少し勉強が足りなかったというのが正直なところです(笑)。でも、歯科医師になることは二番手の夢でしたが、実際に歯学部に入ってから今日までずっと勉強をしてきて、それでも新しい発見があるというのは奥深いなと感じています。治療法や新しい医療機器についてアップデートし続けなければ、置いていかれてしまいますからね。これでもかというほどに勉強しなくてはいけないことが出てくるので、今は歯科医師の仕事にとてもやりがいを感じています。

先生が得意とする治療は何ですか?

難症例の抜歯やインプラント治療など、口腔外科の分野ですね。特にインプラントについては、これまで本当にたくさんの経験を積んできました。勤務医の頃から力を入れてきて、難しい症例も多数治療してきましたので、他院でインプラント治療ができないと言われてしまうようなケースであっても、ご相談に乗れることもあるかと思います。患者さんに、「ここに来ればなんとかなる」と安心していただけたらうれしいですね。

先生は医科分野の知識もおありだとか。

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック4

はい。全身麻酔について、東京都立墨東病院歯科口腔外科で初期臨床研修を受けた際に学びました。通常、歯科医師の初期研修は1年で良いのですが、私は試験を受けて2年間、口腔外科研修を受けました。歯科医師は私1人で、医科の研修医12人と一緒にさまざまな診療科を回り、指導医のもと手術時の全身麻酔などについて学ばせていただきました。とても大変な2年間でしたが、歯科だけでなく、医科でさまざまな経験が積めたことは、私にとって大きな糧となっています。

地域に愛され、頼りにされる歯科クリニックでありたい

診療の際に先生が大切にしていることは何ですか?

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック5

いつでも患者さんにとってベストな治療を提供するということでしょうか。「自分ができないから」という理由で、他の治療方法や自費診療をお勧めするということは、私はしたくないと思っています。例えば、私はマウスピース型装置を使った矯正はできるのですが、ワイヤーを使った矯正は得意ではありません。ですから、もし患者さんにとってワイヤーを使った矯正のほうが良いのであれば、「すみません、できません」と正直に伝えますし、あるいは他の信頼できる先生をご紹介します。もちろん、私にできることについては、保険診療から自費診療までメリットやデメリットを丁寧に説明して治療の選択肢を提示した上で、責任を持って治療をしていきます。

今までに印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

以前、90歳くらいの女性が前歯を診てほしいといらっしゃったことがありました。入れ歯の患者さんだったのですが、通常のように治療をしたところ、見た目が気に入らないと言うのです。その時に言われたのが、「90歳でも100歳でも、どんなにおばあちゃんでも、私は女性ですよ」と。その言葉はとても響きましたね。私には気づかなかった部分というか。もちろん、決して雑な治療をしたわけではないのですが、色や形など見た目の審美面について、もっと丁寧に提案や説明をしていくべきだったなと思わされました。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

片山雅文院長 なのはな歯科・口腔クリニック6

まだ開院したばかりですが、地域密着型のクリニックとして診療をしていけたらと思います。縁があってみどり市に来たわけですから、地域の皆さまに愛されて、頼りにされる歯科クリニックでありたいですね。私は患者さんと話をして治療をするということが好きなんですよね。自分の仕事を好きと思えることは、本当に幸せなことだなと思います。そういう思いも大切にしながら、少しでもお役に立てたらうれしいですね。「歯医者さんが怖い」という方も多いと思うのですが、まずは一度ぜひ様子を見にいらしていただきたいと思います。きっと、「イメージが変わった」と感じていただけるはずです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/39万円~、セラミックを用いた補綴治療/5万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/20万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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