全国のドクター9,189人の想いを取材
クリニック・病院 158,628件の情報を掲載(2024年4月30日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 足立区
  4. 竹ノ塚駅
  5. 竹の塚ファミリークリニック
  6. 石井 成明 院長

石井 成明 院長の独自取材記事

竹の塚ファミリークリニック

(足立区/竹ノ塚駅)

最終更新日:2021/12/10

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック main

竹ノ塚駅から歩いて約10分。旧日光街道沿いにあるのが「竹の塚ファミリークリニック」だ。院長の石井成明先生が、竹ノ塚界隈のホームドクターとして小さな子どもから高齢者まで幅広くサポートしていきたいと2021年11月に開業した。エレベーターで2階に上がると、自然光の入る明るい待合室が広がり、どことなくほっとする。同クリニックでは、風邪や胃痛、腹痛などの一般的な内科疾患から生活習慣病までさまざまな疾患・症状を診療している。特に石井院長の専門である消化器内科、肝臓内科では、超音波検査や内視鏡検査などと合わせて精密な診断と治療を実践している。肝臓は沈黙の臓器といわれ、ほとんど自覚症状のないまま疾患が進行するため早期診断が重要だという。そんな石井院長にクリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2021年11月25日)

地域のホームドクターとして幅広く診療

竹の塚に開業した理由と内装などこだわった点について教えてください。

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック1

地域に密着した医療を行いたいと考えていたところ、ご縁をいただいて、ここ、竹の塚の地で開業することにいたしました。このエリアは小さなお子さんを持つ若いファミリー層やご高齢の方、2世代3世代で同居している方などさまざまな年齢層の方が暮らしています。こうした地域に暮らす方々の健康を長く見守っていきたいと思っています。患者さんがクリニックを受診する動機は、どこか体調がすぐれない、症状がなかなか良くならないなどで、皆さん不安や悩みを抱えておられます。そんな患者さんの気持ちが少しでも和らぐように、クリニック内はゆったりとした造りにしています。窓が大きく自然光も入るので、明るく開放的な雰囲気も感じられると思います。受付や診察室は2階にありますがエレベーターを備えていますので、ベビーカーや車いすの方も安心して来院ください。患者さん方には不安が解消されて安心して笑顔で帰っていただければと願っています。

これまでのご経歴について簡単にお聞かせください。

1999年に昭和大学医学部卒業後、同大学医学部第二内科(現・消化器内科)に入局し、研鑽を積みました。その後、同大学大学院で肝臓疾患と免疫について研究を行うとともに、大学の関連病院で臨床経験を重ねてきました。2006年からはハーバード大学医学部に留学し、C型肝炎についての研究を行いました。その後、大学医局を離れて、新百合ヶ丘総合病院消化器内科に勤務し、消化器疾患の治療や内視鏡検査、内視鏡治療、肝臓疾患を中心に、生活習慣病や肺炎などの一般内科の診療に携わってきました。当クリニックでは、こうした経験を生かして消化器疾患や肝臓疾患の診療だけでなく、幅広く胃診療を行えたらと考えています。

こちらのクリニックのコンセプトについてお聞かせください。

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック2

クリニック名のとおり、ホームドクターとして幅広い方々の健康をサポートすることです。風邪や胃腸炎などの一般的な内科疾患、糖尿病、高血圧などの生活習慣病、胃や大腸の病気、肝臓の病気などさまざまな疾患を診察するとともに、内視鏡検査や超音波検査などに必要な機器もそろえ、できるだけ当クリニックで完結できる医療体制を整えています。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持っていますので、地域のクリニックにありながら専門性の高い医療を提供している点も特徴の一つだと思います。また、ウイルス性肝炎などは、医療が進歩してこれまで病院でしか受けられなかった治療がクリニックでも受けられるようになったり、治療は難しいとされていた疾患でも治癒をめざせるようになったりしています。そうした新しい知見に基づいた治療を提供しています。

腹部超音波検査や胃と大腸の内視鏡検査も実施

診療の際、どんなことを心がけていますか。

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック3

クリニックにいらっしゃる患者さんは不安を抱えていらしたり体調不良に悩んでおられたりとネガティブな気持ちになっていることが多いと思いますので、少しでもその気持ちが軽くなるように丁寧に応対しています。ここに来て良かった、安心した、ほっとした、と思ってもらえればと思っています。そのためにはまず患者さんのお話をよく聞くことが大切です。患者さんがどんなことに困っているのか、その悩んでいる症状をよく聞き取り、その上で、どのように治療を進めていけばいいか、わかりやすくお話しできるように心がけています。病気や治療の説明などはこちら側からの一方通行になりがちですが、決して一方通行にならないよう患者さんの些細な疑問に答えられるように注意しています。

検査体制が整っているということですが、もう少し詳しく教えてください。

当クリニックでは超音波検査、胃と大腸の内視鏡検査、レントゲン検査、血液検査などを必要に応じて行っています。超音波検査は肝臓や胆嚢、膵臓などの疾患の診断にとても重要な検査です。精密検査の方法としてCTやMRIがありますが、CTは被ばくが心配だったり、MRIは狭い空間が苦手だったり、体に金属が入っていると検査できないなどといった心配がありますが、超音波検査なら、患者さんの体への負担がほとんどなく、気になる症状があればすぐに当クリニックの診察室で行えます。胃と大腸の内視鏡検査も、患者さんの生活圏内で、しかもかかりつけのクリニックであればより受けやすくなると思います。

これまでで何か心に残った出来事はありますか。

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック4

何か一つ特別に挙げることはなかなか難しいですが、患者さんが元気になって退院されることはうれしいですね。入院している患者さんはとても大きな不安を抱えておられます。そんな患者さんが治療を終えて、明るい笑顔で退院される時は、本当に良かったなと思います。外来診療でも、話を聞いて安心した、気持ちが楽になったなどとお話しいただけると、そういった喜びを感じることが多々ありました。このクリニックでも多くの患者さんにそのように思っていただけるよう努力したいと思います。

医療の入り口としてどんなことでも気軽に相談を

先生はなぜ医師をめざされたのですか。消化器内科を専門になさった理由もお聞かせください。

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック5

私は小さい頃、体が弱くてよくお医者さんにかかっていました。かかりつけの先生にお会いすると、とても安心できて、自身の大きな支えとなっていました。将来の進路を考える時に、やはり子どもの時のその記憶が大きかったですね。消化器内科を選んだのは、全身を診られる医師になりたいと考え、中でも消化器内科はカバーしている範囲が広いことに魅力を感じたからです。食道や胃、腸といった消化管に加えて、肝臓、胆嚢、膵臓などの臓器も含まれ疾患もさまざまです。検査も多岐にわたっていて、医師としてやりがいのある領域だと考えました。

では最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

石井成明院長 竹の塚ファミリークリニック6

まだ当クリニックのことをご存じない方も多いかもしれませんので、まずは、当クリニックについて知っていただければと思います。地域の方々の医療の入り口として、お体のことで気になることがあれば相談に来ていただいて、より良い医療につなげていきたいと考えています。当クリニックは超音波検査や内視鏡検査など検査体制も充実していますので、それらの検査も含めて、患者さんと一緒により良い方向に向かえるよう努めたいと思います。今、小さな子どもの患者さんが成長して、そのまたお子さんが受診に来てくれるというように、これから長く地域に根づいた診療をしていきたいです。

Access