全国のドクター9,343人の想いを取材
クリニック・病院 158,554件の情報を掲載(2024年6月15日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市灘区
  4. 摩耶駅
  5. 医療法人晃有会 MYササセ皮フ科(摩耶院)
  6. 古松 茜 院長

古松 茜 院長の独自取材記事

MYササセ皮フ科(摩耶院)

(神戸市灘区/摩耶駅)

最終更新日:2024/05/15

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院) main

摩耶駅前の「MYササセ皮フ科(摩耶院)」は、塚本に本院がある医療法人晃有会が展開する皮膚科クリニック。「きれいに治す」をモットーに、皮膚のことならなんでも相談できる専門性とアットホームさを兼ね備えたクリニックだ。院長を務める古松茜先生は、自身がじんましんやニキビに悩まされた経験があり、症状の不快さや痕が残るかもしれない不安が痛いほどわかるという。「自分も経験しているからこそ、皮膚に悩む人の不安に寄り添いたいという思いが強い。どんな小さなことでも気軽に相談していただければ」。これまで皮膚科医として培った経験と知識はもちろん、子育てを通して学んだ子どもたちの心身の変化にも明るい。患者一人ひとりの声に丁寧に耳を傾け続ける古松院長。今回はクリニックについてや診療の心がけなど、話を聞かせてもらった。

(取材日2024年5月7日)

じんましんやニキビに悩んだ経験から皮膚科医をめざす

まずは院長に就任されるまでの経緯を聞かせてください。

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院)1

神戸大学医学部を卒業後は、神戸大学医学部附属病院や神戸医療センター、淀川キリスト教病院などの病院の皮膚科で勤務医として研鑽を積んできました。病院の皮膚科には重症の患者さんも多く、入院が必要な患者さんもいらっしゃいますのでさまざまな経験が積めたと思います。しかし、自分の妊娠、出産、育児といったライフステージの変化があり、病院勤務は難しいと感じるようになりました。そこで、子育てをしながら医師を続けるために、ササセ皮フ科の本院で非常勤として働くようになったんです。同時に美容医療に関する勉強も重ねているうちに5年の時が過ぎ、子育てが落ち着いてきたところで「新しく摩耶に開院するのでぜひ院長を」とお声がけをいただき、お受けしたことで今日に至ります。

なぜ医師を志されたのですか?

私の父が医師だったので、自分にとって身近な職業だったことが大きいかなと思います。そういった環境に加えて、高校生の時に阪神大震災が起こり「いざという時に自分も誰かの役に立ちたい」「医療に関わる仕事がしたい」という気持ちがとても強くなりました。皮膚科を選んだのは、私自身が皮膚症状に悩まされることが多かったからです。大学受験の頃にはひどいじんましんに悩みましたし、国家試験の頃にはニキビも酷くなりました。受験が終わってからはあまりじんましんも出なくなりましたけれど、今でも疲れた時には少し出てしまうことがあります。ですから、症状が出ているつらさや不快感、きれいに治るか不安になる患者さんの気持ちはよくわかります。そんな皆さんのお肌を、きれいにするためのお手伝いができたらなと思っています。

どのような患者さんが多いのでしょうか?

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院)2

生後間もない赤ちゃんから高齢の方まで、年齢層はさまざまです。お悩みもお子さんの乳児発疹から思春期のニキビ、じんましんやアトピー性皮膚炎、うおのめやたこ、水虫など、多岐にわたります。高齢の方になると、爪の相談も多いですね。巻き爪や陥入爪はもちろん、自分では上手に切れないからと爪切りにいらっしゃる方も。また、粉瘤ややけど、目立つ傷痕やケロイドの相談も受けつけています。他に円形脱毛症などの脱毛症やわきが、多汗症などの症状にも対応できます。皮膚科は体の表面に起こる症状に対して診察する所ですので、痛いとかかゆいとかカサカサしているとか、少しでも気になることがあれば、難しく考えずに相談していただければと思います。

「きれいに治す」がモットー

診療のモットーはなんですか?

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院)3

「きれいに治す」ことがモットーです。「一生傷一つなく」というわけにはなかなかいかないものですが、皮膚は目にふれる場所も多いので、たとえ小さな傷であってもその人にとって大きなコンプレックスになることがあります。小さな傷であれば市販薬でも改善が見込めますし、時間の経過とともに回復に向かうこともあるでしょう。しかし、よりきれいに治療したいのなら一度皮膚科を受診していただきたいと思います。それから、乳幼児の肌症状も放置せずに受診してほしいです。例えば乳児湿疹は、一昔前は「子どもだからそのうち治るだろう」と放置されることもありました。しかし今では、皮膚をきれいに保つことがアレルギーの発症を抑えるために重要だといわれていますので、まだまだバリア機能が弱い赤ちゃんを守るためにも、適切なスキンケアをしてもらえたらと思います。

アトピー性皮膚炎もスキンキアが大切だそうですね。

アトピー性皮膚炎の原因は特定することが難しく、原因を完全に取り除くことは困難だと考えられます。症状も良くなったり悪くなったりを繰り返しますので、状態に合わせて相談しながら治療を進めることが大切です。そして、やはりスキンケアが肝心ですね。アトピー性皮膚炎の患者さんは乾燥しやすい肌質の方が多いので、症状が落ち着いたからといって治療を終えるのではなく、適切に薬を使用しながらしっかり保湿して、症状を悪化させないことが大事だと思います。とはいえ、長く治療を続けるためには、治療やケアが患者さんの負担になりすぎないことが何よりも大切。患者さんの考えやライフスタイルなどを大切に、無理なく継続できる治療を考える必要があると思います。

思春期のニキビに関してはいかがですか?

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院)4

思春期はホルモンの動きも活発で、皮脂が出やすい年頃です。小学校の高学年くらいから高校生くらいまでは、洗顔や化粧水など自分なりにスキンケアをしていても、なかなか治らず悩んでいる人が多いと思います。早く治したくて潰したりマスクで隠したりと、いろいろと試している人も多いかもしれませんね。でも、ニキビは皮膚科で保険診療で治療できる疾患です。酷くなってから来院する人が多いですが、できればあまり酷くないうちに一度診察を受けていただき、早期に治療をスタートさせてほしいです。あまり目立たないニキビでも、そのままにしたことで痕が残ってしまうこともあります。5年後、10年後に悩まなくても済むように、通いやすい皮膚科に行ってみましょう。

「来て良かった」と思われる場所をめざして

肌の症状はストレスや生活習慣によって起こることもあるそうですね。

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院)5

ニキビやじんましん、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などは、ストレスや生活習慣、体質などさまざまな要因が複雑に絡み合って発症します。はっきりした原因がわからないことも多いのですが、だからこそ軽いうちに症状のしっかりとした抑制を図り、症状を繰り返さない肌をめざしていくことが大切です。治療はもしかすると長期にわたるかもしれませんし、思うように進展しないこともあるかもしれません。しかし、だからといって治療を投げ出してしまうと、悪化してしまうケースも多いです。当院では保険診療を基本に、足りない部分は自由診療で補うなど患者さんの症状に合わせて柔軟に対応しています。きれいな肌を取り戻したいと思ったら、気軽に相談してください。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

とにかく丁寧に説明するように心がけています。例えばスキンケアの方法一つとっても、良かれと思ってしていることが、実は間違っているなんてことが結構あるんですよ。せっかく頑張っているのに、もったいないですよね。ですから、クリームを処方する場合にはクリームの正しい塗り方まで丁寧にお伝えしています。また、アトピー性皮膚炎や円形脱毛症、思春期のニキビなどがすぐに改善しない場合には、治療を続けるメリットをお話しするようにしています。せっかく治療しているのだから結果がわからなければ不安になるもの。それでも、なんのために治療をしているのかわかれば、少しは気持ちが楽になるはずです。今の治療が5年後10年後の自分のためになるとわかってもらえるように、患者さんとお話しする時間を大切にしたいです。

今後の展望と地域の皆さんにメッセージをお願いします。

古松茜院長 MYササセ皮フ科(摩耶院)6

もっとこれがやりたい!というよりも、今は一人でも多くの方に足を運んでいただけるクリニックになることが一番大切だと思っています。患者さんのお悩みに耳を傾け、丁寧な説明で不安を軽くし、強い信頼関係のもときれいな肌を取り戻していただけたらこれほどうれしいことはありません。医療機関は苦手、怖いと思われる方にも「来て良かった」と思っていただけるようなクリニックへと成長して行けるよう頑張りたいです。私はもちろん、スタッフ一丸となって皆さんのお悩みに耳を傾け、少しでもお力になれることを願っています。肌や爪、髪の毛のお悩みなど、些細なことでも構いませんので、気軽にお話しいただけたらうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわのケア/3万3000円~、男性型脱毛症/5500円~、ほくろのレーザー施術/1万1000円~

Access