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辻 和彦 理事長の独自取材記事

新宿NSビルスカイクリニック

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2023/04/14

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック main

新宿駅地下より直結、アクセス便利な「新宿NSビルスカイクリニック」は2021年、理事長の辻和彦先生が開業したクリニック。腹部の外科を中心とした幅広い医療分野における豊富な臨床経験を生かし「身体の内から整える健康な体づくり」をコンセプトに、おなかのトータルケアに尽力。迅速で苦痛の少ない消化管内視鏡検査の提供にも力を入れている。また、院長の辻佳代先生の専門分野である泌尿器科や婦人科を強みに、女性のデリケートな悩みに対応し、女性の健康をトータル的にケアすることをめざしている。「内から元気に、強く、美しく」をモットーとする辻理事長。クリニックの特徴や開業への想い、注力している診療について熱く語ってもらった。

(取材日2023年4月1日)

おなかのトータルケアで内から整える健康な体づくりを

まずは、クリニックの特徴をお伺いします。

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック1

当院では「内から整える健康な体づくり」をコンセプトに、体調を良くするためのケアとして食べ物を消化吸収する胃腸をはじめとする内臓の働きやホルモンバランスをチェックし、おなかのトータルケアを行っています。私たちの体は私たちが普段食べている物からできあがっており、またそれを原材料として活動をしています。クリニックに来院される患者さんの体調の不具合の多くは、長期にわたる食事や生活の乱れからきているといっても過言ではないでしょう。具体的な診療内容は、消化管内視鏡診療を主とする消化器のチェック、その病態に応じて食事を中心とする生活指導や投薬治療などの内科的治療を実施しています。もしがんなどの病気が見つかった場合には、適宜専門施設を紹介できるよう連携体制も整えています。また私たちは豊富な臨床経験に基づいてこの日本社会を支えている大事な女性の健康を応援し、サポートする診療にも力を注いでいます。

開業の経緯は何だったのでしょうか。

新宿でクリニックを開業するのは私の夢でした。この東京のど真ん中の基幹ビルにおいて落ち着いたムードで、しっかりと患者さんと向き合いお話を聞いて診察をし、内科、消化器科、婦人科、泌尿器科といった患者さんのいろんなおなかのトラブルの原因を追究する診療をしたかったんです。今まで大学病院や専門施設において働き、専門性を高めてきましたが、ずっとどこかで患者さんの病気に対してトータルで取り組み、医療を用いてその癒やしに寄与したいという想いがあり、いつか独立してそれを実践できる場所を創りたいと考えていました。私の妻も医師なので、独立したいから一緒に協力してほしいと頼み、勤務医をやめて一緒に開業に至ったわけです。このような場所にクリニックを開業できたからには、私たちの特異性を生かした医療を提供していきながら、幅広く社会に対しても健康に関するいい情報発信をしていきたいと思っています。

院内づくりにおいてのこだわりを教えていただけますか?

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック2

新宿NSビルという都会的なオフィスの中で、患者さん一人ひとりに対し、時間をかけて落ち着いて向き合える雰囲気をつくりたかったんですね。部屋を広く取りながらもプライバシーを保って、いろいろなお話を聞いて、高級感がありながらくつろげる、そんなクリニックになっていると思います。スタッフたちは接遇に配慮し、不安を抱えている患者さんへの気配りを第一に考えています。特に、婦人科や泌尿器科は性のことが絡むことも多くありデリケートな医療分野です。男性の場合はスタッフに席を外してもらったり、女性の患者さんの場合は一緒に話を聞いてもらったり、また女性の医師がご希望でしたら、院長の佳代先生に診てもらうなど、患者さんに不快な思いをさせないような工夫をしています。

苦痛の少ない胃と大腸の内視鏡検査に力を入れる

どんな患者さんが多いのでしょう?

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック3

この近隣は泌尿器科を扱うクリニックが少ないので膀胱炎や血尿、排尿障害など、泌尿器のトラブルを抱えた患者さんが多い印象です。また胃腸の不調、おなかの痛みなどの消化器症状、新宿で働き暮らす女性の婦人科疾患、その他発熱や花粉症、アレルギー性皮膚炎などの一般的な病気の患者さんも来られます。私自身、過去に婦人科の患者さんも数多く診てきましたので、その経験を生かし、女性ホルモンの働きに関わる生理のトラブルや更年期障害、また女性特有の消化器・泌尿器疾患、高齢者における骨ケア、性にまつわるトラブルに対し、女性の健康をトータルでサポートする診療を行っています。またこれから、医療を用いてエイジングケアなど、より若々しく、より元気に、より美しくいられる診療にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

力を入れている診療は何ですか?

消化管の内視鏡検査ですね。内視鏡検査は胃や腸の状態を内部から観察できる非常に有用な検査ですが、その準備に手間がかかり、また痛みやストレスを伴う検査です。私たちは前処置に留意し、また検査時においてできるだけ患者さんに苦痛を与えない内視鏡検査の実施を心がけています。特に、食道、胃、十二指腸の内視鏡検査は、その日のうちにすぐに検査ができる体制を整えています。また大腸は健康な体づくりに必要なさまざまな働きをしています。その大腸にもいろんな病気があり、その一つでもある大腸がんは今日、大きな死亡原因の一つとなっている深刻な病気であり、早期の発見、治療が望まれます。取れるポリープがあればその場で切除し、問題となる腫瘍が見つかった場合にはすぐに専門病院をご紹介します。

栄養相談にも注力されているんだとか。

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック4

はい。先にお話ししたように私たちの体は食べたもので動き、またそれからできていますが、体の状態は日々変化しています。ですから食を変えることによって、体質改善も望めると思います。例えばダイエットでいうと、体重80kgの肥満の方が10kg瘦せることによって、体調も変わり、日々の活動やパフォーマンスも大きく変わると考えています。私自身はその人がボディメイクをするためのメディカルトレーナーでもあると考えています。

都会で頑張る女性の健康を総合的にサポートケアし応援

辻先生の総合医療相談をスタートするそうですね。

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック5

土日に限り、完全予約制で総合医療相談の外来を始めます。これはさまざまな心身の不調に対して、「自費診療になりますが、何でもいいから相談に乗ります」という趣旨の外来です。さまざまな専門性を要する疾患を含めて、さまざまな病気に対して私の蓄えてきた知識をベースにしてお話をお伺いします。必要に応じて診察を行い、種々の検査をしたり、患者さんに対して有用なアドバイスができればと願っています。

診療において、先生が大切にされていることは何ですか?

30年以上、自分の人生をかけてやってきた医師という仕事にプライドを持ち続けることを大切に、医療の技術を持って、人の健康維持に貢献していきたいと思っています。もし患者さんから「先生のところに来て良くなりました。助かりました」と言われたら喜びにつながります。ただ、奇跡ではなく「どのようなアプローチが患者さんの健康維持につながるか」という視点を重視しています。医師は魔法で治しているのではなくて、引っかかっているものを取ってあげたり、薬を使ったり、その人が自立して生きていくのを伴走者としてサポートしているだけ。もともとあるべき姿に戻してあげるのが、患者さんにとって一番の癒やしになるのではないかと思います。

最後に、将来の展望やメッセージをお願いします。

辻和彦理事長 新宿NSビルスカイクリニック6

私たちはおなかのコンディションを整え、人の健康に寄与することをめざして診療しています。またもう一つ大きな診療テーマとして都会で頑張っている女性の健康を守り、応援できるような医療の提供に取り組んでいます。女性の体のつくりや働きはダイナミックですが、とてもデリケートでストレスや生活の乱れから体調を崩してしまうことも少なくありません。女性はホルモンの乱れや生理のトラブルなど体調不良や悩みがありながら、それを普段出さないように努力されていることを強く感じています。当院がそんな女性の体をケアする心のよりどころとなるようなプラットホームとなって、つらい時に気軽に来院され、医療を通して問題解決を図り、安心して帰ってもらえるよう役割を果たせたらと願っています。これからも東京で働き暮らす方々の元気や健康に寄与していきたいですね。

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