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鈴木 欧介 院長、鈴木 真夕 副院長の独自取材記事

勾当台公園歯科

(仙台市青葉区/勾当台公園駅)

最終更新日:2021/10/20

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科 main

勾当台公園駅からほど近い、仙台市役所北側のビル2階にある「勾当台公園歯科」は2016年開業。鈴木欧介院長と鈴木真夕副院長が診療にあたる。ともに北海道医療大学歯学部卒業後、東北大学大学院に進み、院長は加齢歯科学、副院長は小児発達歯科学を専攻してきた。それぞれ得意とする分野を生かして診療を行うことができ、カウンセリングと予防歯科を重視するという共通の診療ポリシーのもと、夫婦二人三脚で歩んできた。「口内の健康は、体全体の健康に影響します。その方の将来のことまで考えた診療を行っていきたい」と穏やかに語る鈴木院長と、朗らかな笑顔が印象的な真夕副院長に、診療方針や患者への思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2021年8月30日)

小児と高齢者、それぞれを専門とする2人体制

アットホームな雰囲気の院内ですが、レイアウトや設備機器で工夫されたことは?

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科1

【鈴木院長】診療室はプライバシーに配慮するため個室にしていますが、感染症対策として院内も安心して受診できるように環境を整えています。閉鎖的な空間にならないよう院内は白を基調とし、扉はガラスにして明るくリラックスできる雰囲気を大切にしました。診療台はドイツの老舗メーカーのもので、長時間横になっていても疲れにくい造りになっていて、診療が終わるごとに水回路のホースの中まで消毒しています。滅菌機は先進のものを選び、診療で使う器具も滅菌パックで1つずつセットしています。キッズコーナーにはあえておもちゃは置かず、季節ごとに絵本を入れ替えるようにしています。大人の方にも好評ですよ。

どのような世代の患者さん、主訴が多いですか?

【鈴木院長】地域柄、公務員やビジネスパーソンの患者さんが多いですね。来院理由は、歯の痛みや腫れ、顎の不調などさまざまです。以前は2人とも県内で勤務医をしており、そこで診ていた患者さんも来院されます。そうした方も通いやすいよう、開業するならアクセスの良い場所にと考えていました。

お二人で診療されるメリットはどんなところでしょうか?

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科2

【真夕副院長】ともに北海道医療大学歯学部を卒業し、東北大学大学院に進みましたが、院長は加齢歯科学分野、私は小児発達歯科学分野と、専門は異なります。それぞれを生かした診療が行えるところです。目標や方向性は同じなので、なんでも気軽に相談でき、本音で話せます。学生の頃から知っているので性格もわかっていますし(笑)。

診療方針について教えてください。

【鈴木院長】口内の健康は、体全体の健康に影響します。その方の将来のことまで考えた診療を行うことを重視しています。食べられないと栄養が取れない、口内に菌がいると飲み込んでしまうなど、丁寧に説明します。当院は予防に力を入れていますが、各年代で段階的に進めていくことが必要になります。副院長が0歳から成人まで、私が成人からご高齢の方までを担当することで、患者さんを長く、しっかり診ることができると考えています。

丁寧なカウンセリングと予防を重視

日々の治療で大切にされていることは?

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科3

【鈴木院長】何を言われているかわからない、何をされているかわからないということのないようカウンセリングを重視しています。まずお悩みやご希望などを伺い、患者さんの思いや希望をくみ取ることを大切にしています。時間をかけて丁寧にヒアリングをし、口内の状態や治す必要のあるところをご説明した上で、検査、治療に進みます。
【真夕副院長】無理なく通院していただけるよう診療時間にも気を配っています。仕事やお迎えなどの時間を気にされる方もいらっしゃいますし、混んでいて何時に診療が始まって終わるのかわからないと足が遠のいてしまうと思うのです。当院は完全予約制で、お1人30分〜1時間かけてじっくり診療していますが、終了の時間にも気を配り、例えば3時に診療が始まったら「4時5分には終わります」などと最初にお伝えするようにしています。一対一の診療だからできることでしょうね。患者さんにも計画が立てやすいと好評です。

予防歯科の具体的な取り組みについてお聞きします。

【鈴木院長】治療して良くなったら終わりではなく、歯磨きなど日頃のケアが大切です。来院による定期的なメンテナンスも理想ですが、熱心な方、あまり気にされない方、多忙で通えない方などそれぞれです。金銭的なことも関係してきますから、画一的な予防法では難しい。よくお話を伺った上で、できる範囲でケアしてもらえるよう努めています。
【真夕副院長】最初はあまり関心がなかった患者さんもメンテナンスが終われば、さっぱりとした気持ち良さを感じていただけると思います。一つの治療が完了するごとに重要性を少しずつお伝えして3ヵ月後のメンテナンスにつなげていくことで、口内の健康、体の健康を保っていきたいですね。当院は歯科衛生士はおらず、メンテナンスも私たち歯科医師が行っております。それも大きな特徴と思います。

小児歯科についても詳しく教えてください。

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科4

【真夕副院長】お子さんたちが、リラックスして治療を受けられるよう努めています。特に歯科医院に来るのが初めてという場合は、怖さや緊張度も増しますから、より慎重になりますね。健康な成長には健康な歯並び・噛み合わせが必要不可欠です。早期発見・予防を重視しながら、食事の取り方も伝えています。口を閉じる、舌の使い方などが、発音、歯並び、姿勢まで関係するので、幼少時に正しく習慣づけておくことが大切と考えています。5~6歳頃の生え替わり時期には歯並びの問題も出てきますから、早めにチェックできれば大がかりな治療をせずに済みます。

診療内容にある「スペシャルニーズ歯科」とは何ですか?

【鈴木院長】障害のある方や、ご高齢の方、妊娠中の方、恐怖心が強い方、基礎疾患のある方などに安心して診療を受けてもらうために設けました。敷居が高いイメージのある大学病院に比べ、当院は個室で診療を担当する歯科医師担当制を敷いているようなものですので、気軽に受けてもらえたらと思っています。必要に応じて主治医との連携や、大学病院への紹介もしています。

信頼関係を築きともに考え、最良の治療を届けたい

やりがいを感じたエピソードを教えてください。

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科5

【鈴木院長】転勤される患者さんもいらっしゃるのですが、その際、感謝の言葉をくださることがとても多く、うれしく思います。中国地方に転勤された方が、まだ治療してもらえる期間だからと、わざわざ来院してくださった方もいらっしゃって「この後、不具合がなければいいですが」と言うと、「何かあったらまた来ます」と。名残惜しそうにしてくださると胸が熱くなります。

先生方が歯科医師をめざしたのはなぜですか?

【鈴木院長】父が医師で、医療分野に進みたいとの思いは早くからありました。歯科医師は細かい作業が多いですが、そうしたことが好きなので向いていると思いました。
【真夕副院長】子どもの頃、小児矯正の歯科医院に通っていたのですが、当時はまだ少なく、インターネットもなかった時代に母が探してくれました。道内の、患者さんが多く来院されるクリニックの先生でしたが、子どもだからわからないと考えずに矯正装置のことなども熱心に説明してくれて。10年近く通いましたが、その影響が大きいかもしれません。手先も器用だったので、やはり向いているかもと(笑)。両親は医療従事者ではありませんが応援してくれました。

オフの時間の過ごし方やリフレッシュ法は?

鈴木欧介院長、鈴木真夕副院長 勾当台公園歯科6

【鈴木院長】家族で旅行することですね。東京で博物館巡りをするのが子どもたちのお気に入りでしたが、新型コロナウイルスが流行してからはなかなか行けず残念です。
【真夕副院長】料理が好きで、家族においしいと言ってもらえるよう平日も腕を振るっています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

【鈴木院長】患者さんがクチコミで職場やご家族、親戚などに広げてくださることが多く、開業当初から通ってくださる方も多くて、ありがたいことと思っています。よく噛めることは健康を守ることにもつながっていきますので、予防を重視しながら患者さんに応えていきたいです。またご高齢になれば通えなくなるケースも今後、出てくると思いますので、いつまでも診られるよう、将来的には訪問診療の体制も整えていけたらと考えています。
【真夕副院長】患者さんのお気持ちを大切に、たくさん話す中で信頼関係を築きながら一緒に考え、その方に合った治療を行っていけたら。明るい個室で気兼ねなくお話しできる環境を整えていますので、気軽にご来院ください。

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